授業時間が延びること
塾講師をやっていると授業時間が延びることがあります。
自分が想定していたよりも生徒が理解をするのに時間がかかってしまうときは、どうしても授業時間を延長せざるを得ないこともあり得ます。
通常、塾講師は説明に何分、演習に何分、解説に何分というのを事前に計算したり、経験則によって調整したりして、だいたい時間通りに授業を終わらせられるようにできるものなんです。
もちろん、突発的に今日あった話題を授業で取り上げるとか、進路の話をするタイミングが絶妙にその日だったとか、そういう突発的なタイミングがあります。問題を解説していたら、とても良い質問が来たのでどうしても受講生全員に共有させておきたくて、授業を延長することもあります。
ただ、いるんですよね。しょっちゅう自分語りに入っちゃったり、自分の興味の赴くままに授業時間を食い荒らす講師。
たまの脱線ならいいのですが、毎回規定時刻より10分とか20分とか遅くなって、他の教科の授業時間を食ってしまったりして、他の教科が割を食ったり、お迎えの時刻から30分とか経ってもなかなか塾から出てこなかったり。
質問をするから出てくる時刻が遅くなるとか、事前に「テストの返却とフィードバックをするから、今日は生徒によっては帰る時刻が遅くなる」とか、事前に変更が分かっているのならいいのですがね。
私はできる限り授業時間を守って、終了時刻には生徒を校舎から送り出せるように意識しています。問題演習や質問などに必要な時間は、自習スペースを開放しているので、そこでフォローできるようにしています。
もちろん、残って質問できる状態なら授業後の時間を質問対応します。
ただ、ぐだぐだに授業時間だけ長くなって、それを「生徒を一生懸命見ています」というイメージ戦略に使うのは、性格的にどうも苦手なのです。
授業時間は授業時間。各自の演習時間は自習スペースや家庭学習で。
質問があるときは、きっちり時間をとって質問応対を。
講師も生徒もOnとOffの切り分けのできる環境を目指しています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?