見出し画像

【気苦労が減り・得をする】心理学:自分が思っているように・相手がなってしまう「教師期待効果」

   

私達は気づかないうちに、損か得をしながら、家庭生活や
職場で仕事をしています

たとえば・・・
自分が話をして、聞いてくれた人には「この人は良い人だ」
「また話したい」など、『無意識の内に好感』を持ちます
反対に、
自分が話をしているのに、相手が話をサエギッテ、別の話を
始めると「イヤな人だな」「もう話すもんか」という
『無意識な嫌気』が沸きます
このような、反応や変化は心理学で調査・実験で確認されている
人の持っている「心理的な効果(法則)」で「返報性」という
ものです(へんぽうせい)

「返報性」は上記のように「プラス・得」にも「マイナス・損」
にも働いていて、私たちははっきりとは気づいていないわけです
このような「心理的な効果(法則)」は、大変に多くて
これまでのコンサルティングの最中に、よく気づいたり・
感じたりしてきました

このような事をコンサルティング中に、説明する事は皆さんの
自主的な・気づきや発想に水をさす(逆効果)もあるので
あまり、触れることはありませんでした

しかし、これからのリーダー・管理職・経営陣の皆さんは、
知らないで「大きな損をする事(している人も?)」に
なりますし、「これからの自身の業務や人財育成」に
大変役に立つ(得になる)ことも少なくありませんので、
【気苦労が減り・得をする】心理学として、
記載します

大変有名な「心理的な効果(法則)」の一つですが、
『教師期待効果』というのがあり、これは
「リーダー・管理職・経営陣の皆さん」が、台風でいえば
「台風の目」のような中心となる存在なのでよくご承知おき
くださいませ

心理学的な実験に基づく確認がされているので、検索すると容易に
分かるので、概略の説明にとどめます:
『このクラスの50名は平均以上の人達です』と聞かされた教師が
その後1年間教えた結果は、皆さんの学力が平均より上になりました
対して、別のクラス・別の教師で
『このクラスの50名は平均以下の人達です』と聞かされた教師が
その後1年間教えた結果は、皆さんの学力が平均より下になりました
・・・教師が生徒にどのような期待を持つか/否かで
   生徒には、教師がどう見ているか(思っているのか)が
   目線・表情・態度・言葉の端々などで伝わっているので
   『教師が期待した通りになる』・・・ということです

「リーダー・管理職・経営陣の皆さん」が、これまで
部下の方々にどのように感じ・思って・接してきたかは、
現在のその方々の状況で、ある程度分かるかも知れません

大事なのは「今後の接し方」なのです・・・
私は立場上、大変多くの職場リーダーや担当者の方々(数千名)
と接してきましたので、どうしてきたのかをお伝えしようと
思います
 ①決して、「この人は△△△だ」と思わないことです
  ・・・人にレッテルを貼らない/在ってもそれを見ないように
 ②そのような評判を知っていても「ニュートラル」な気持ち
  を保つようにしてください
  (そうすると、その相手本来のやる気・言葉・行動が出来てきました)
 ③ニュートラルな気持ちとは「良い人でも、ダメな人でもない」
  「これからいくらでも変わって行く可能性は全員同じ」
  「自動車のギアーを前進でも・バックでもない・ニュートラル
   の位置に置いておく感覚」が私の対処法でした

あなたが『この人/職場は平均以上の人/人達』と思って接するか、
『この人/職場は平均以下の人/人達』・・・と思って接していれば、
それは実現してしまうのです
・・・一番やってはいけないのが『人に良くないラベルを貼る事』です
   あなたに、「思うように動いてくれない部下がいる」とすれば、
   それは、「あなた(他の人達を含めて)がそういう人だ」と
   決めつけているせいかも知れません
・・・法則のようなものですので、上手に使って行きましょう

今回の締めくくりワードは、
「ニュートラルな気持ちで、お互いに接しましょう」でございます
2024.6.1

#気づかない
#思い通りになる
#予測の自己実現

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?