見出し画像

問題の取扱説明書(4)予防につなげる「予兆発見時の対処」

タイトルの図は、「問題の取扱説明書(1)」に関連する内容です
この(4)のメインテーマは「予防・防止につなげる」です
 *ザックリですが99.9999%くらいの「問題のタネ」と
  「不具合現象」は①気づいていない、または
          ②気づいても何もされていません
 *このように見逃され・「問題」になり・損失やケガが発生して
  ようやく注目されて、「対策会議の招集」になったりします
 *さらに、中くらいや小さい問題(ロス・損失など)は、
  月末が来るまで放置されたままで、月次集計され・翌月になって
  「先月の不良コストは〇〇〇万円でした」という段階まで
   何の注目も・認識もされないケースが多いのが実態のようです
・・・このような書き方をしますと、無責任に聞こえるかもしれませんが
   私は、品質管理担当や製造部長、品質保証本部長も経験し、
   工場から出てくる損失・ケガに、日夜取り組んできました・・・
   ・・・コンサルタントになって、第3者の立場で、多様な工場・
      様々な工程・大変多くの方々と接しながら、調査・協議・
      検証・確認をして、例えばこのタイトルの図にまとめたり
      しています

明日でも、工場・事務所の現場を歩いて「おや?と感じる所に遭遇」
したら、そこに「15分立ち止まって」、ひっかかったモノを見つけて
ください
・・・あなたが「おや?と感じた」のは、直感が働いたわけで、
   何らかの「問題のタネ」「不具合現象」がみつかる確率が
   高いです
*このように、「現場に出る」「じっくり見る」などの時間を取れないのが
 管理職の宿命になっているのが、ほとんどの企業・工場に共通です
 (私もでした)

1.仕事をしているのは、「現場・事務所の担当者の方々」です
 1)担当者の方々に気づいていただく
 2)それを声にしていただく(発言・つぶやき)
 ・・・ここが第1段階です

2.これらの実践的・現実的な解決策をみつけて・実行できるのも
  「現場・事務所の担当者の方々」です(90%くらいはこなせます)
 3)これらについて、自分達で出来る事をみつける
 4)それを「毎日15分間」をめどに、各職場で実施する
 5)結果、自分達でみつけ・自分達できめたことを・自分達で
   実施して→自分達の職場がその通りになって・スッキリ
   やりやすくなる →これは「自分達のための15分だね」
   という感想が聞かれるようになり→好循環に入って行けます
*これらは、机上の空論ではなく、実際に1万人を越える組織で
 やり始めていただき、(管理職も私も何も言わないのに)
 何年も自主的に動いていった実績があることです

ここまでで、いかに「問題のタネ」「不具合現象」に気づける
ようになるか?がポイント・・・とお分かりいただけたと思います
先ほど提案しました・・・・
工場の現場を歩いて
「おや?と感じる所に遭遇」したら、そこに「15分立ち止まって」
 ・・・を一度体験してみてください
2024.07.10


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?