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香川県のネット・ゲーム依存症対策条例について思うこと

今回も香川県の話です。(自分自身が香川出身なので色々と気になる)

子供のネットやゲーム依存症対策の為に、家庭内で制限時間を設けるこの条例。いっときはマスコミで取り上げられて話題になり、条例のパブコメがかなりキナ臭い内容ながらも結局条例案が通ってしまうという、ありえない状況になりました。ただ、実質の被害者は小さな県の小さな子供達だけ(しかも罰則が無い為、本当にきちんと条例を守っている家庭があるのかは不明)なので、かなり下火になっていると思います。

これについて、おそらく誰もが意味不明だと感じていると思うのですが、改めて僕自身の意見を言うと、「ネットやゲーム=悪」と言う、極めて根拠の無い理由で、一方的な押しつけに思えること。これらが悪いんだったら、大人も同じ規制しますか?って話です。今や多くの人がネット無しに仕事は出来ないし、世の中のシステム自体も成り立たないと思います。

ゲームもゲームで、大人が「あつ森」や「ドラクエ」で夜更かしするのは良くて、なぜ子供(だけ)規制されるんでしょうか?もちろん、「ゲームばっかやってないで外で運動して欲しい。」と言う思いもあるかと思いますが、それは学校教育の中でネットやゲームのみに依存しない様、倫理感や道徳教育をすれば良くて、ネットやゲームを一方的に悪に仕立て上げた上に、解決を家庭に丸投げしている様に見えるので、すごく違和感があります。

また、最近やユーチューバーやe-スポーツ等の新しい職業」も生まれているし、一概にこれらを悪者扱いするのは間違いじゃ無いでしょうか。

学校終わったらまっすぐ家帰って宿題して読書する子が全員優秀に育つんでしょうか?

ネットや(TV)ゲームが無い時代から、良くも悪くも子供はエネルギーが有り余ってて、興味のあることに全力です。それらが遮断された時に子供の鬱憤は何処に行くでしょうか?スポーツでその鬱憤が解消される子たちは良いですが、そうならない子はどうなるでしょうか?

家でネットやゲームを制限された子供は、学校帰りに何処に行くでしょうか?大多数がまっすぐ家に帰って宿題をするのでしょうか?

条例を制定した香川県議会の人達には、今一度じっくりと議論を尽くして頂きたいと思います。

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