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2024/3/23 CPBL試合 振り返り 中信兄弟:平野流バント戦術と主軸の長打で台鋼ホークスを突き放す。


中信兄弟8 VS 5台鋼ホークス

中信兄弟5回表:バントを絡めた攻撃と長打力で得点を重ねる。


今季から中信兄弟を率いるのは、元阪神タイガースなどで活躍した平野恵一監督だ。彼の特徴は、何と言ってもリーグ最多の59犠打を記録した巧みな小技の技術にある。彼の指導で、中信兄弟の野球は今までの台湾野球になかったものになりつつある。

5回表、1アウトランナーなしで1番黃鈞麟(昨季1軍出場1打席のみ)が投手と捕手の間に転がるセーフティバントを試みる。投手哈瑪星はなぜか自分で処理せず捕手に送球を指示する。この間に、黃鈞麟が1塁に到達し、内野安打となった。
次の2番劉貴元の2球目に、ランナー黃鈞麟が盗塁を決めて、1アウトランナー2塁。
3球目に劉貴元はアウトコースのストレートを見事に3塁線ギリギリに転がし、またもやセーフティバントを成功させる。
ここまで、中信兄弟はバントと盗塁だけで、ランナー3,1塁のチャンスを作り出した。この後には、主軸の345番が並んでおり、長打での大量得点に期待がかかる。
ところが、3番の林書逸は1塁線にバントを試みる。打球を確認したランナー黃鈞麟が生還し、見事にセーフティスクイズを成立させた。
この回の中信兄弟は、一切長打を使わずに1点をもぎ取ったのだ。

続くバッターは、中信兄弟の主砲陳子豪だ。応援歌でご存知の方も多いかもしれない。彼の放ったあたりは、左中間フェンス直撃の2塁打となり、更に中信兄弟が1点を追加。
5番の蘇緯達が、今度は右中間に2ランホームランを放ち、2点を加えて点差を大きく突き放した。(score : 中7-2台)



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