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Office 展開ツール(ODT)のオプションを理解する(チャネル編)

おはこんばんちわ!
ICTLINKの堀井と申します。
IT経験が浅い人でも分かるような記事を書く!をモットーにブログを書いていきたいと思ってます。

今回は、Office 展開ツール(以下、ODTと称す)を利用した Microsoft 365 Apps導入のためのオプションを紹介しようと思います。


はじめに

ODTでできることは、M365 Appsを任意の設定で導入したいものだけをインストールすることができます。

ODTのインストール

ODTの導入方法については以前記述してますのでご覧ください。

製品IDを理解する

製品ID(Excel、Wordだけ入れたい等)をオプションで定義する方法はこちら

チャネル一覧

ODTにて構成内容を定義するためには、チャネルについての理解が必要です。
※Betaチャネル、最新チャネル(プレビュー)の説明は割愛する
microsoftでは毎月第2週火曜(UTC)に最新パッチをリリースしています。
更新チャネルは下記リンクで最新の情報を確認できます。

各更新プログラムのダウンロードサイズは下記リンクにて確認できます。

最新チャネル

一般的に利用されているのはこのチャネルです。
バージョンアップの頻度は、基本的に1か月に1回上がっています。
リリース情報は下記リンクをチェックしてください。

月次エンタープライズ チャネル

最新チャネルの1世代前のバージョンがリリースされるチャネルです。
バージョンアップの頻度は、基本的に1か月に1回上がっています。
バージョンは最新チャネルの1世代前と2世代前の2種類があり、最新チャネルで検証を行い問題等なければ一般ユーザーに適用する場合等に利用するといいでしょう。
リリース情報は下記リンクをチェックしてください。

半期エンタープライズ チャネル (プレビュー)

半期に1度バージョンアップされるチャネルです。
バージョンアップの頻度は、基本的に3月と9月に1回上がっています。
バージョンアップ頻度を抑えたい場合に利用するといいでしょう。
半期エンタープライズチャネルを一般ユーザーに利用させる場合の試行ユーザー用のチャネルに利用するといいでしょう。
リリース情報は下記リンクをチェックしてください。

半期エンタープライズ チャネル

半期に1度バージョンアップされるチャネルです。
バージョンアップの頻度は、基本的に1月と7月に1回上がっています。
バージョンは、半期エンタープライズ(プレビュー)の2世代前まで公開されており、任意のバージョンを指定することができます。
リリース情報は下記リンクをチェックしてください。

チャネル構成

ODTにチャネルを指定し構成するには、ODTに下記構成要素を追加する必要があります。

Betaチャネル

  • Channel="BetaChannel"

最新チャネル(プレビュー)

  • Channel="CurrentPreview"

最新チャネル

  • Channel="Current"

月次エンタープライズチャネル

  • Channel="MonthlyEnterprise"

半期エンタープライズチャネル(プレビュー)

  • Channel="SemiAnnualPreview"

半期エンタープライズチャネル

  • Channel="SemiAnnual"

構成の追加

add構成に前途で確認した内容を記載します。
※ここでは最新チャネルを指定

 <Add Channel="Current">

ODTの実行

「構成の追加」で追記したXMLファイルをODTにて実行します。
実行手順は下記リンク先の「ODTを実行」を確認してください。

さいごに

M365 Appsが主流となってきている中、意外とカスタマイズしたい要望が出てきていると思います。
今回は導入するチャネルを指定する方法を記事にしました。
最後までご覧いただきありがとうございました。
また次回の更新も楽しみにしていただけると嬉しいです。

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