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ダーク系で楽しむ!?

イトウコーヒー本店スタッフ、お気に入りコーヒー豆。

コスタリカの注目すべきコーヒー産地ウエストバレーにある、超名門農園のレオンシオ。
そのレオンシオ農園が徹底したクオリティ管理から生み出すコーヒーは逸品。
今回は「ブラックハニー」というコーヒーについて簡単にご紹介します。

ご紹介するコーヒー豆について

コスタリカ エルバス エル・レオンシオ ブラックハニー
・地域:ウェストバレー、ロウルデス・デ・シリ
・農園:レオンシオ農園/エルバス・マイクロミル
・生産者:アントニオ・バランテス氏
・標高:1,650m
・品種:カトゥアイ
・生産処理:ハニープロセス (ブラックハニー)

良質なコーヒーの産地と生産者

今回ご紹介するコーヒー豆が生産されているのは、日本からおよそ15時間~(ルートにもよります)かけてコスタリカの首都、サン・ホセへ。そして車でおよそ1時間かけて行った先のウエストバレーにある、レオンシオ農園。
標高は1,650m。

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50年以上コーヒー農園を運営する生産者のアントニオ・バランテスさんは、2015年COE(Cup of Excellence)1位を獲得する超名門農園の生産者です。

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マイクロミル革命

2001年には自前のエルバス・マイクロミル(精選処理工場)を立て、栽培から生産処理、乾燥までを一貫して行なうことにより、上質な優れたコーヒーの作り手となりました。

コスタリカの農園は一般的に農協などに収穫したコーヒーチェリーを売り、集まったコーヒーチェリーが大規模に精製処理されます。
収穫量でのみ価格が決まるため、生産量で不利な小規模農家は独自の精製所を構えるようになったのがマイクロミル革命であり、アントニオ・バランテス氏はマイクロミルの先駆者でもあります。

マイクロミルのメリット

独自のマイクロミルだからこそできる、拘りの精製処理方法。
それがハニープロセスです。

通常、収穫後のコーヒーチェリーから果肉を除去し水で洗い流してから乾燥させるウォッシュドプロセス「水洗式」に対して、ハニープロセスは種の周りのネバネバした部分(ミューシレージ)を残したまま乾燥させます。
この違いがコーヒーの味わいに大きな影響を与えるのです。

精製処理ひとつの工程にも生産者の拘りが表現することができ、他のコーヒー豆との差別化ができる、そして他には無い唯一無二のコーヒーを生みだすことができるのです。

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ハニープロセス

今回、ご紹介するコーヒー豆は、「ブラックハニー」に該当します。

ハニープロセスを簡単に説明すると、全部で4種。
①ホワイトハニー
ネバネバ(ミューシレージ)を除去する
②イエローハニー
ネバネバ(ミューシレージ)を50%残す
③レッドハニー
ネバネバ(ミューシレージ)を100%残す
④ブラックハニー
ネバネバ(ミューシレージ)を100%残した状態、かつ糖度の高いコーヒー豆

ブラックハニーは糖度の高いコーヒーチェリーをスロードライすることで、コーヒー豆の表面に残ったネバネバ(パーチメント)の色が黒くなる為に、ブラックハニーと呼ばれるようになったそうです。

ハニープロセスのコーヒー飲み比べなんかもしてみたくなりますね。

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実際に飲んでみた感想

まずハニーと付くだけあって、甘味のあるコーヒー?とイメージするのは当然かもしれません。
その期待を裏切らないのがこのコーヒーです。

イトウコーヒー本店では、過去にこのコスタリカ エルバス エル・レオンシオ ブラックハニーは浅煎りで焙煎していました。
とても軽やかで、透明感があり、フレッシュな酸味とほのかに感じる甘味がとても美味しいコーヒーでした。

今回はダーク系に仕上げてみました。

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焙煎度合いは、中深煎り。

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お湯を注ぐと、ほのかに甘い香りが感じられます。

程良いダークチョコレートのようなビター感に雑味のない透明感。
爽やかな酸味。
もちろん、ブラックハニーの特徴でもある甘味も感じられ、全体のバランスがとても心地良いコーヒーに仕上がっています。

焙煎度合いで変化するコーヒーの味わいを楽しむことができました。

ぜひお試しください。



イトウコーヒー本店にて、数量限定で販売しています。




店舗情報
イトウコーヒー本店営業時間
平日:10時~19時
第3土曜、祝日:10時~17時
定休日:土曜、日曜日(第3土曜以外)

*お車でお越しの方
 駐車場はございません、近隣パーキングをご利用下さい。




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