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愛憎


好きなアニメの完結編のBlu-rayが届きました。
特典目当てで公式ストアの通販で購入したのですが、角が潰れていました。
特典の冊子が大きく、輸送箱の中でBlu-ray本体が固定されていなかったことで角が潰れてしまったのでしょう。外箱だけでなく、しっかり中までダメージがありました。
クレームでも入れて交換してもらえばいいのかもしれませんが、泣き寝入りすることにしました。自分が悪くないことに関してカロリーを使う元気すら出ません。さらに言うなら、特典を目当てに買った僕の判断が悪かったとも言えるので、自分に非が無いとも断言できません。
期待と失望は表裏一体。結局、浮かれていた自分のせいなのです。

このアニメは長い時間をかけて完結したシリーズで、毎度映像ソフトは買い揃えています。その完結編の最後の最後でこんなに嫌なことがありました。僕が一番好きなアニメ、ではなく、僕が一番好きなもの、です。正直、家族や友達よりも出会えて良かったと思っています。家族や友達がこれを読んでいたらごめんなさい。でも家族や友達なら理解してくれていると思います。僕を火葬する際には旧劇場版の絵コンテ本と一緒に焼いてください。これは割とまじで。

一番好きなものだから、浮かれたりブチ切れたり落ち込んだりするのだと思います。興味の無いものに心を動かされたりしませんから。
なんとか遠目に見て何もなかったことのように考えたいですが無理そうです。もう少し時間が経つのを待つしかありません。泣き寝入りとはそういうものです。
いつか、このBlu-rayの角が潰れていることに何も感じない大人になりたいです。さらには、角が潰れていて良かったと思える意味を自分で付け加えて、より豊かな人生を歩みたいものです。
そんなわけねえだろバーーァァカッ!!!!

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