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自分の作ったバイクで、コミックマーケットC99に本を出します。

こんばんは、もう今年もあと僅か、noteもしばらく更新できておりませんでしたが、今日は同人誌を作りましたよという告知と、なぜ作ったかについて少し記して行こうと思います。


今回作った本について

先に告知しますと、12/31 (大晦日!)のコミックマーケットC99にて、ICOMAのバイク初のビジュアルブック「ICOMAEHON vol.01」を発行します。

内容としては、自分がこれまでにデザインワークで作ったCGや、協力いただいてるサポーターの方に作成いただいたキービジュアルや、カスタムをCGや、モデル作例として纏めた本になっています。

今回、多くの作例をアーティストさんに寄稿いただき、形にすることができました、この本のvol.2,3と続けいけるような盛り上がりを作っていければと思うので応援よろしくお願いいたします。

後日通販も予定してますので、是非ご興味あれば手にとって見てください!

僕がコミケで本を作り続けてきた訳

で、なぜコミケという場で本を作ったか、少し語っていきたいと思います。
まさに、というタグがあったのでYAMAHAさんのタグに参加します
#エンジンがかかった瞬間

僕はもともとバイク屋さんではなく、メカデザイナーを志し、SFロボットなどのイラストなどをオリジナルで書いては、コミケという場で同人誌にする活動を10年以上やっていました。

コミケというと、漫画やキャラクターイラスト、コスプレなどがメインの場だと思われがちですが、コミケというものは様々なジャンルがありまして、メカやSF作品で、既存の版権には関係ないオリジナル作品を本にしてるひともいます。

高校卒業くらいのときからコミケには参加していて、最初はガンダムの二次創作でコピー本を作るくらいから始まり、セブンイレブンのコピー機で作ったZ計画本(当時マイナーだったデルタガンダムなどを想像で描いたり、大好きなΞガンダムを書きたかった同人誌)を作ったら、コミケ会場で手書きのロボット最近は少ないんですよねーとしみじみ語る女性が買ってくれて、自分の絵にお金を払ってくれるひとがいるのか!と、凄く嬉しかったりと記憶に残る思い出が色々ありました。

遡って中学生くらいから、メカデザイナーという架空のロボットや機械をデザインする仕事に憧れて、当時のプロのデザイナーさんが集まるお絵かき掲示板に無謀ながら中学3年で投稿したり(同じ頃、中1で投稿する猛者もいたのだけど)ロボットのデザイン本を買い漁ってはひたすたノートを埋め尽くしたり、すごい熱意で描きまくってました。

なんでメカデザイナーに憧れたかというと、自然たっぷりの長野県で生活していて、母親が大分スピリチュアルというか、自然派思考だったので、その反動で機械物やテクノロジーに憧れたような気がしています。
特に小学生くらいで行った九州のスペースワールドという遊園地で、当時スペースシャトルの実物大模型があり、それを見たときの衝撃が今でも覚えてて、宇宙への憧れがだんだんSFの世界への憧れに変化していきました。

そんなメカデザイナーに憧れた人間の腕試しという感覚で、本を作り続け、コミケには出展者側でずっと参加していました。

決して多く売れる本でもないし、自分でもまだまだだな、と思うことは多かったのですが、自分なりに、どう新しいメカデザインができるか悩みながら作って来た本でした

社会人になってからは、同年代の友人と合同誌を出して、発起人として
「TRANS」「FORM」「LEGS」「EXTEND」という4冊の本を出しました。
また、漫画のロボットデザインとして協力させていただいた「アイアンバディ」のデザイン集なども、原作の左藤先生の許諾いただき作ること出来ました。
今回のコミケでも少部数持っていきます。

こういった本を作る過程で、周りの作家さんの凄さに勝手ながら触発されてやる気をもらったり、昔合同誌に参加させてもらったような人たちが今はすごい有名な絵描きさんだったり、焦りと刺激を多くもらうことでき、社会人で会社でいる時間とは別世界の体験をコミケで得ていました。


なんでコミケでプロダクトデザインを?と、自分でもたまに思うのですが、コミケの最高なポイントはこのあたりかなと思ってます。

・さまざまな人種の人から、忖度なき意見を受けれる
・作家も本を買う人もすべて「参加者」という客商売とは違う場所なこと
・明確な締め切りがあって、そこに限界まで挑戦できる
・本という形にすることで、自分の作品を俯瞰できる

軽く告知するつもりがどんどん長文になってしまったので、このあたりにしておきます。

今回のコミケはコロナ禍での初開催ということで、大変だと思いますが、行くからには精一杯楽しめればと思います。

今後この本は色んな場所で見れるようにして行きますので是非どこかで。

ではでは。


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