Vancouver House***BIG(Bjarke Ingels Group)

バンクーバーハウス（Vancouver House）: BIG(Bjarke Ingels Group) がAFBC建築賞を受賞　2021.11.3

　ブリティッシュコロンビア州の最高レベルの建築賞であるAFBC建築賞の受賞者が2021年11月3日にポリゴンギャラリーで発表され、バンクーバー・ハウスはデザイン・エクセレンス賞を受賞したほか、ブリティッシュコロンビア州副知事賞（Lieutenant Governor of British Columbia Award in Architecture）を受賞した4つのプロジェクトのうちの1つとなりました。

BIG | Bjarke Ingels Group

International Icon: Vancouver House, Vancouver, British Columbia

　その革新性と美しさが評価され、2015年のワールド・アーキテクチャー・アワードで「フューチャー・プロジェクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、CNNの「2020年に最も期待される建物」にも選ばれたバンクーバー・ハウスは、世界中から注目を集めています。2020年春に完成のこのプロジェクトは、ビャルケ・インゲルス・グループ（BIG）の設計によるもので、高層と低層の両方の構造を持ち、ビーチとハウの角に49階建てでそびえるタワーは、グランビル・ストリートの橋のオフランプの間にある3つの追加の建物の上にあります。バンクーバーハウスには、375戸の住宅、106戸の賃貸住宅のほか、店舗、ワークスペース、アメニティスペースなどが設けられ、ウォーターフロントの新しいコミュニティ「ビーチ・ディストリクト」の核となります。

　建物の設計は、それぞれの敷地の制約や特徴を考慮して行われるべきですが、バンクーバーハウスの場合、BIG社がたどり着いたソリューションは、その敷地に直接対応するものでした。複雑な敷地の制約に対応するために、細いベースが9階建てのポディウムを形成し、最終的には空に向かって上昇する住宅タワーへと広がっていきます。

　その結果、バンクーバーにユニークな建物のタイポロジーが誕生しました。バンクーバー・ハウスからバンクーバーの家へと、このプロジェクトは瞬く間に街のアイデンティティの一部となったのです。ビーチ・ディストリクトが完成し、ロドニー・グラハムの「スピニング・シャンデリア」がグランビル・ストリート・ブリッジの下の活気に満ちた公共空間を照らすようになったとき、世界中の人々がこのプロジェクトを最高の都市づくりだと認識してくれることを願っています。

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