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"The Hill We Climb" Amanda Gorman ***What is the power of "DeepL"?

 今年(2021)1月20日米国大統領就任式で、詩人アマンダ・ゴーマン氏が朗読した詩『 The Hill We Climb(私たちが上りゆく丘) 』DeepL(翻訳) 氏があらためて翻訳しました。 翻訳リンクに文字数制限があるため、全文を三分割になりました。

 今年の出来事のなかで、米国の大統領就任式は重大なイベントの一つでありました。同時放送のテレビ中継を約6時間視聴したのは、私には久しぶりのことでした。突発的事件の中継ではないものの、淡々と進行する式典でありながら緊張感のある時間の流れを感じました。とくにバイデン大統領の大統領受諾宣言演説のあとに控えたアマンダ・ゴーマン氏の詩の朗読は、この日の重要なハイライトの一つでもありました。英語を理解できるほどではない私にも、インパクトのある朗読は迫力満点でした。世界中が注目する中でのパフォーマンスは、聴衆を魅了した感動の瞬間でした。彼女が大統領になる夢を成し遂げるパワーを持ち続けることは想像できます。女性初の米国大統領になることには多少の無理があるにせよ、女性大統領になる可能性は十分に兼ね備えているように思います。
 さて、DeepL翻訳の実力はいかがでしょうか?瞬時の変換には驚きますが、感動を与える表現にはほど遠い内容です。言葉への理解?と表現する実力は、まだまだ経験値が足りないようです。AIは日々成長していくのでしょうが、データーの蓄積だけの努力で魅力的な詩をアピールできるのでしょうか。アマンダ・ゴーマン氏のパワーとインパクトを言い表す言葉の遊戯性をセレクトできる進化をDeepL氏に期待したいのですが、プログラム言語にそのような要素が含まれているかは未知の領域です。
 当時、エッセイスト?大原ケイ氏の即日の翻訳詩に、非常にお世話になりました。アマンダ・ゴーマン氏の作品の魅力を充分に伝えてくれました。ここで比較する対象にするのは失礼と知りつつ、対戦相手のレベルを測る上でのサンプリングをお許しください。当日以来久しぶりにページを拝見しましたが、そのときは「note」であったことに気付きませんでした。現在は有料マガジン扱いになっていますが、是非互いのレベルを見極めてください。

 全文の一部をピックアップしておきます。

We lay down our arms
So we can reach out our arms to one another.
We seek harm to none and harmony for all.
Let the globe, if nothing else, say this is true:
That even as we grieved, we grew,
That even as we hurt, we hoped,
That even as we tired, we tried,
That we’ll forever be tied together, victorious—
Not because we will never again know defeat
But because we will never again sow division.
Scripture tells us to envision

武器(arms)を置き 違いに腕(arms)を伸ばす 

誰も傷つけず(harm) わかり合う(harmony)ために
世の全てに これだけは真実なのだと訴えよう 
私たちは悲しみにくれながらも(grieved) 成長した(grew)
傷つきながらも(hurt) 希望(hope)を捨てなかった
疲れ果てながらも(tired) 最善を尽くした(tried)
ともに勝利を分かち合う
ふたたび敗北を味合わないためにではなく 
自ら分かつことを断つために



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