オンライン勉強会開催のすすめ [ JBUG広島&岡山 #共同開催「越境」開催レポート ]
こんにちは。最近は雀魂に夢中なナカミチです。当記事は6/21に開催したJBUG広島&岡山オンラインのレポートです。初のオンライン勉強会で苦戦したことや、よかったことについての開催側&司会者としての感想です。オンライン勉強会を主催しよっかなーって思っている方の助けになれば幸いです。
最初にJBUG広島&岡山オンラインの概要はこちら↓
当日のレポートはたかくさん(@half_moon0419)が書いてくださってます、セッションの内容についてはたかくさんのレポートを見ていただければ。当日の様子はツイートまとめを参照ください。
オンライン勉強会は開催側がすげーしんどい
JBUGのオンライン配信は見てくださる方々との一体感を高めるために画面の右側にTwitterのTLを表示するという画面構成をとっています。配信側が頑張ることでオフラインの勉強会さながら皆の反応を映し、双方向のコミュニケーションを生み出すことが目的です。
結論から言うとユーザに楽しんでもらおうと工夫するほど、配信側は結構しんどいことになります (-""-) 。気にしなきゃいけない点が沢山生じますからね。
中でも苦戦したのは、喋ってから配信されるまでに30秒程度のラグがあったことです。参加者の見ている画面は30秒前の世界であり、そこに向けてツイートされるわけなので非常に混乱します。
反応があるのも30秒後なので、自身の話のフィードバックが遅れてやってくる。オンライン配信は孤独との戦いでした。私はわりと雑談とかくだらないことを言って小さな笑いをとるのが苦じゃない人間なのですが、聴衆の反応ありきのテクニックが通じない!これがきつい。
最初にコミュニケーションのルールを明言すべし
失敗したなーと思ったことは、運営が参加者に対してどのようなコミュニケーションを望んでいるかを明言できなかったことです。
理想:Twitter上でセッションについての感想や質問を呟いてもらう(ハッシュタグ付きで)
現実:感想はぼちぼちあったが質問は少なかった
各セッションの後に質疑応答の時間をとっていたのですが、最初に「Twitterで質問してもらえれば取り上げますよ!」ってことを明言しなかったため質問があまり上がらず思い描いていた双方向のコミュニケーションの実現に至らなかった。
オフライン勉強会って手をあげて質問するの勇気いるじゃないですか。それを気軽に行えるのがオンラインの強みだったのに活かせなかったことを悔やんでます。あと、毎回質疑応答の時間を司会が埋めるのは結構大変です。ましてや、勉強会の登壇者なんて自分よりすごい人が多いので質疑応答の時間は腕を試されます(記者会見のくだらない質問が批判される感じ)。
運営の望むコミュニケーションの場所や内容、そしてメリットを最初に明言するのは大切かなと。
あと、Twitter監視担当はいた方がいいですよ。司会やってたらそれどころじゃないので。
慎重に入念に準備を行うこと
オンライン配信は運営側も登壇者も離れた場所にいることが多いので相当心細いです。ほんのちょっとしたイレギュラーでも「どうしたらいいんだっけ」ってパニックが発生します。
今回最も重要だと感じたのはポンチ絵です。運営者と登壇者が場面ごとの登場人物と流れの共通認識を持ち、本番時にもこれさえ見ていれば時間が前後しようがなんとかなる強力なアイテムです。下記は配信担当の井上さんが作ってくれました。これがなければきっと恐ろしいことになるでしょう。
もう一つ司会として心掛けていたのは、登壇者のアクションは必ず司会が具体的に指示することです。
「音声のミュートを解除してください」「資料を共有してください」
といったように、司会者からの指示を受けて登壇者はアクションを起こし、その結果を配信者及び司会者が必ず確認し進行を行うといった形です。
オンライン勉強会でありがちなのが、登壇者自身が「聞こえてますかー?」とか確認することなのですが、そんな不安を取り除きセッションに集中してもらうことが運営者としての責務かなと考えました。
「それではよろしくお願いします」って言われても、話し始めていいのか、実際わかりませんよね。
参加者と双方向のコミュニケーションを実現するために大切なこと
とにかく参加者を最優先にすることかなと。最初に配信側はしんどいってことを書きましたが、しんどかろうが参加してくれた人を楽しませなければ意味がないです。
盛り上がりや一体感はどうやってもオフラインの勉強会には敵わない。なら、オンラインの強みを活かすしかない。
質問のしやすさ。皆がステージに立てる。この点ではないでしょうか。
私の理想はラジオのDJです。「こんな質問や感想が上がってますけどどうですかー?」なんて感じで、普段面と向かって話すのは緊張するような大御所にも気軽に話しかけられるような場が素敵です。
そのためには先に述べたコミュニケーションルールの明言とちっちゃな質問でも必ず取り上げる。司会だけで無理なら運営スタッフが拾い上げる。それでも埋もれそうなら参加者が拾い上げる。
あなたのつぶやきはここまで届いてますよってのを示さなければならない。そこで初めて双方向のコミュニケーションが生まれると信じています。
配信当日のすすめ
以下のことを実践しました。私からのアドバイスです。
- 運営及び登壇者は別系統のホットラインを設ける。これ一番重要でした。私たちは配信用のZOOM以外にも別系統のZOOMで繋がってチャットで会話しながら進めてました。
- 配信担当と司会は同じ場所にいること。不慮のアクシデントの際の安心感がまるで違います。
- ポンチ絵は印刷(もしくは別端末に表示)して常に確認できるようにすること。
- 自身のスライドも印刷(もしくは別端末に表示)して常に確認できるようにすること。ZOOMの画面共有だと次のスライドが何かわからなくなることがある。結構不安になります。
オフライン勉強会を開催する醍醐味とは
勉強会の最大の障壁である会場費と土地条件をぶっ飛ばす‼ことができます。
地方都市において勉強会で一番しんどいのは会場費の捻出だったりします。(有料にしようかな、それだと人集まらないかな。。。)なんて悩みから解放されます。
あとは地域の垣根を超える!。。。と思っていたんですが、これは意外とその地域の方の参加が多かったですね。やっぱり主催者の人脈や地域性の影響があるのかもって感じました。しかし東京から参加いただけた方もいたので本当にありがたい限りです。
御託を並べましたが、醍醐味は感動、それに尽きます。
配信側はしんどいかもしれないけど、間違いなく感動し、熱く燃える。日本各地から様々な人が自分たちが良いと思って発信しているものを見てくれるなんて最高じゃないですか。
最後に私の大好きな漫画の「宮本から君へ」のセリフを書きます。
それでも人は感動するために生きている
動画のアーカイブあるのでぜひぜひ見てください。手前味噌ですがとても素敵なコンテンツになったと思います。
一緒に配信を頑張ってくれた、JBUG広島&岡山のメンバ。頼りない運営の中素敵なセッションを提供してくれた登壇者の方々。そして参加者の皆様。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました!
お付き合いいただきありがとうございました。
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