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日本が2024年までに破綻して三流国家になる3つの理由とその処方箋

はじめに

バブルの時代、東京山手線内側だけの地価でアメリカ全土が買えると言われ、「Japan as No.1」ともてはやされた日本も今や昔、国民一人当たりのGDPでは世界25位となりました。
国の借金は1212兆円を超えて、国民一人当たりでは983万円(4人家族では3932万円)。この借金は毎年約40兆円増え続けています。
しかも日本は、これから世界でも未経験の少子高齢化社会を迎えようとしています。

思い返せば、官房長官の時に平成の年号を発表し「平成おじさん」と呼ばれた小渕首相が「私は世界一の借金王」と軽口を言ったのが1999年。
その後2008年のリーマンショックを契機に国の借金はより膨らみ続けました。
民主党に政権交代しても経済は上向かず、その対策として第二時安倍政権では、日銀に国債や株を買い取らせる一時的な禁じ手を使い、円高を食い止め株価もバブル後の最高値を記録しました。
しかし、禁じ手を使って株は上がっても、デフレや低賃金など実体経済が上向かないため、日銀に積みあがった借金(国債)はいつ爆発するかわかりません。

私は30年ほど前に、当時貧しかったアイルランドを旅行しました。首都ダブリンの目抜き通りの夜は薄暗くアスファルトがひび割れていて驚いたのを記憶しています。
また、その頃上映されていた映画「ロボコップ」は、かつて栄えた自動車産業が衰退した近未来のデトロイトが舞台となっており、警察予算の削減により無法地帯となった都市で起こる犯罪のあまりにむごい描写に見ていて気持ち悪くなりました。

私は、膨大な借金を抱え、産業が衰退しつつある日本もこのようになってしまうのではないかと不安を覚え、
5年ほど前に、金融が専門の政治家の方や証券取引所の知人らに「このまま借金を膨らませて行ったら日本はまずいのではないですか?」と聞いてまわっていたのですが、「近い将来なのか何年か後か時期はわからないけど、このままでは危ないね」と言われました。

その後この5年間状況は好転せず、コロナ禍で国債発行額が拡大しています。
また政治に対して批判的なメディアの報道もあってか、日本の政府はコロナ対策でも東京オリンピックの判断でも指導力が発揮できていません。
そのような今の日本の政治の状況を世界が見ていることを考えると、日本の破綻の危機はすぐそこまで迫ってきているのではないかと危機感を覚えました。

そこで、このnoteでは、
1) 日本の財政が破綻する理由
2) 財政破綻が起こるとすれば、何を引き金にいつ起こるのか
3) 破綻を回避する対策
4) その実現方法
について、できるだけ客観的に、また反対の考えも勉強しながら考えていきたいと思います。
データなどの情報元を明示していきますので、皆さんの考える契機となれば幸いです。

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