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2022年買ってよかったもの

2022年に買って満足してるものを順番に挙げていく

Nintendo Switch Lite

受験がひと段落ついたので思い切って念願の現行のゲームハードを買った。思い切って、と言う割に廉価版のやつだがポケモンの新作を早く遊ぶためというのと実家にいる内はテレビに繋ぐことはなさそうだと思ったので貯金ですぐに買えるかつ、後にSwitchを買ったことによる貯金へのダメージが少ないLiteにした。

当たり前だけどジョイコンを外すこともテレビに繋ぐこともできないので一般人がSwitchを買った時にまずここで感動するんだろうな〜みたいなポイントを全く味わっていない。
初期設定を終えてしばらくは作業中にスマホと別にYouTubeを再生したりとかでゲームをやっていない時も使っていた。

ポケットモンスター スカーレット

2月くらいに発表されてから未来の自分がSwitchを買っているアテもないのにずっと楽しみにしていた。

発表当初はミライドンに惹かれてバイオレットにしようと思っていたが8月くらいの情報公開でめちゃくちゃ脚で走っているコライドンを見てスカーレットに気持ちが傾き始めた。インターネットのオタクはオモシロに勝てない。実際ストーリー中で「やっぱりお前ってヤツは最高の相棒だぜ」的なイベントがあった時にガチ機械のミライドンよりコライドンの方が感情移入できそうじゃない?と思っていたのもある。
あと周りの人達が総じてバイオレットにしてたので自分がスカーレットなら交換とかの面で便利そうというのもあった。

ネタバレを極力見ないようにしていたので全てが楽しくて仕方がない。あと剣盾から導入されていたポケセンを介さずボックスを使える機能やミントなど、あらゆる面での至れり尽くせりさに直面するたびに「いいのか、こんなことできて」などと言っている。

ちなみに12月29日現在、まだクリアできていない。これを1週間程度で終わらせる「無理さ」と「勿体なさ」があったその一方で発売一ヶ月後ともなるとあまりネタバレに気を遣わなくても良い風潮になってくるので早いとこクリアしないと〜という焦りがある。今日オルティガくんに負けたよ。

ハイパー・えっち・主人公(♂)

ニャオハのモンコレ

かわいいので。
ポケモンSVでは最初にニャオハを選んでいるがどちらかというと序盤はウパーとかに助けられていたのであんまりニャオハだった頃に思い出がない。

名称未設定ファイル


ダ・ヴィンチ・恐山こと品田遊氏の短編集。
インターネットやAIなどをテーマにしたブラックな作風の短編が17話収録されている。
オモコロ記事や匿名ラジオなどでも垣間見える恐山の嫌なインターネットへの解像度の高さが顕著に表れていると同時に、登場人物の言動のディテールの細かさがすごい。現実にありふれていながら文字に起こされることのなかった感情の起伏や言動や所作の機微などが文字に起こされることによってストーリーへの没入感が際立っている。
恐山ってどういうインターネットに住んでるんだ…。

キリンに雷が落ちてどうする

同じく恐山の本。こちらはエッセイ。
300ページほどあるので隙間時間にちょこちょこ読んでいた。
日記なので他愛のない話やふと浮かんだアイデアの話が主だが、読んでいると恐山がラジオや動画で言っていたことについてのより深い部分にある思考を感じることができてかなり満足度が高い。あの発言の裏にはこういう意図があったんだ…となる。
「感想」の話が好き。

THE IDOLM@STER MILLION THE@TER WAVE 06 花咲夜

ミリマスのCD。いわゆる和ロックの「百花は月下に散りぬるを」がめちゃくちゃに良い。和ロック調ではあるがどこかジャズやスカらしさを感じるのもこの曲の魅力だと思う。アイマスの曲はバックの楽器演奏に耳を凝らす楽しさがあるが、「今回はエレキギターのパートを意識して聴くか」や「ここのドラムのテクニックかなりすごいな」など、この曲は毎回聞くたびに「新鮮さ」があってすごい。

あと収録されていたもう一曲の「矛盾の月」がかなり良かったのはだいぶ予想外だった。百花月下が華やかな曲調で古語をメインとした歌詞だった一方で矛盾の月は歌詞に英語が用いられており、曲調はどこかノスタルジックな雰囲気を感じる。この曲、要は失恋ソングであり想い人への矛盾する心情を歌っているのだが歌詞がところどころエッチすぎる。

仕業(サイン)ってフレーズすごい。

THE IDOLM@STER MILLION THE@TER GENERATION 14  Charlotte・Charlotte

ミリマスのCD。「だってあなたはプリンセス」みたいなかわいさのみで構成された曲がメインな一方でもう一曲の方の「ミラージュ・ミラー」はおとぎ話と鏡の中の自分がテーマなのでけっこう温度感が違う。

このCDで一番印象的だったのはやっぱりドラマ「鏡の中のシャーロット」である。このドラマはミリマスのアイドル達が劇場で舞台を演じているという設定なので、アイドルのパーソナルストーリーではないのがかなり新鮮だった。(実際ミリオンはそういうのの方が多いらしい)
シャルロット(演:徳川まつり)が鏡の中のもう一人の自分であるシャーロット(演:エミリー・スチュアート)との不思議な出会いと体験を通して少女から少し大人になるまでの幻想的で儚い物語、かなり最高だった。メルヘンってこうなんだ…。

精神的に年上な方のシャーロットを年下のエミリーが演じてるの良いんだよな…、BGMとしてだってあなたはプリンセスのインストが流れるのも今までの陰鬱としたシャルロットの暮らしから一変として「楽しい毎日」の演出としてかなり良い。なかなか会えないお父様が結構重要な存在っぽかったからお父様役のアイドル誰なんだ…と思ってたらお父様帰ってきたとたん何のセリフもなくフェードアウトしてしまった。お父様役、真壁瑞希だったらよかったな。
物語が進むにつれて継母(演:四条貴音)とのすれ違いが進んでいくのが結構つらい、後ドラマCDでガチのビンタの音聞くと思わなくて笑っちゃった。ひっぱたくなんてひどい…。

終盤のセリフで一番好きなの、やっぱりシャーロットが「すずらんの毒よ♪」って言って継母に毒を盛ることを提案するシーンなんだよな…メルヘンってやっぱり「子供の純粋さは残酷さの裏返し」が本質にあるんだな…。無邪気な声色でシャルロット(演:徳川まつり)を唆すシャーロット(演:エミリー・スチュアート)、大変なことですよ、これは。

ドラマ内で「つまりこういうことなんだろ?」という点をセリフで明言しないのも巧みだった。この物語に現実的な解釈を加えてしまうのは無粋な気がする。鏡の中のシャーロットはどこまでも不思議なおとぎ話なのだ、ドラマCD、すごいぜ。

「役」という観点で見ることでアイドルの普段のイメージと対極な部分を覗けるのはかなり大きいし、また「対極」を知ることで普段彼女達が見せているパーソナルな部分の輪郭がより一層際立ってくる。彼女達への向き合い方も変化していく。ドラマCDヤバ!!!!!とでっかい声で叫びたくなる。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS
STARLIGHT MASTER 22 双翼の独奏歌

デレマスのCD。神崎蘭子と二宮飛鳥のユニット曲の双翼の独奏歌がメインとなるCDだが(もちろんこっちも滅茶苦茶良かった)なによりこのCDには輿水幸子のソロ曲2曲目となる「ハピガ!」が収録されているため、これを目当てに買った。
1曲目のソロ曲である「To my Darling...」が架空の女子の心情を描いた歌詞を幸子が歌い上げていたのと裏腹にこちらはアップテンポな曲調で輿水幸子のキャラクターとしての側面を全面的に表現している、陳腐な言い方をすれば「これぞ輿水幸子!」といった一曲である。
2番の「左利きのボクだけ専用」や歌詞のいたるところに散りばめられた「カワイイ」というフレーズが幸子の自信や前向きさに溢れているので、僕が「自分と真逆の存在の人生を素直に羨望してみたい」という理由で幸子を好きになったことを何度も再確認させられる。幸子が現実に存在しなくて良かった。
また、この曲には「アナタ」といった二人称が頻繫に用いられている。これは最近のデレマスで幸子が「自分に自信を持ちつつもそれは周囲の人たちの支えがあってこそ」というマインドになったことだということを感じる。初期幸子が自分のカワイさを自分のみに帰属していたきらいがあったのに比べるといろんな意味で幸子は丸くなっている。
ちなみに「ハピガ」は言わずもがな「Happy Girl」の略であり「幸子」という意味、冒頭の歌詞でも「Call My Name!!」と言っている。

小さいロディ

百均に売っていた。
昔家にでかいロディがあって、うっすらと埃をくっつけていたそれの表面からは微かなバニラの香りがした。
今バニラエッセンスなどを直に嗅ぐとあのロディの匂いは全くバニラではなかったなと思うが、確かに幼い自分はあの匂いをバニラだと思い込んでいた。今の鼻腔の奥にはもう二度とくすぐられることのない「ロディの表面のバニラの匂い」という引き出しがある。

この小さいロディからその匂いはしない。

今年を振り返って

このnoteを書くために今年買ったものを色々見返していると、本や音楽など自分のインプットの残滓が可視化されていたのが面白かった。

ちなみにここに載せていないだけでiTunesで20曲くらい買っている。来年もiTunesカードをすぐに買えるくらいの余裕を持ちたい。





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