クワバラクワバラ / 歌詞

二進も三進も行かなくなったもんで
錆びれた補助輪ぶら下げほっついて
五十歩百歩も差がついてんだもんね
見えない背中に羽でも生やしてる?

あぁ なんだかなぁ
あぁ 冗談じゃない

何度も何度も回って目眩のする様な
とんでもない事騙ってんだよ

君は到着時刻未定の
その黄色い電車に揺っていて
国ごと消えたみたいな
客の少ないシートに溶けて消える

吸っては吐き出す程度の
お天道の先に灯りを付け
魂ごと抜けたみたいな
白い煙が肌を歩って征く

キネティックな
現代あぁと擬き仕立て上げて
是非も無く過ぎ行く時世の屑でも

然れどペシミスティックな
日々を充てがう額から嵌み出して
草臥れた風に吹かれて夜空を滑る

日々はこんなに引き摺っても
何も変わらず明日に進んでいて
街ごと消えたみたいな
昏い路地の瀬で独り夜を嘆く

弾いては掻き消す程度の
不毛な波に名前を付け
愚にも付かなくて哭いた
白い顔して生んだ詭弁のブルー

君は到着時刻未定の
その黄色い電車に揺っていて
国ごと消えたみたいな
客の少ないシートに溶けて消える

吸っては吐き出す程度の
お天道の先に灯りを付け
魂ごと抜けたみたいな
白い煙が肌を歩って征く



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