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コロナウイルスは『風邪』の原因ウイルス

このブログは薬剤師であり武蔵野大学講師で薬学生に調剤実習の授業を受け持つ私が、楽しく・ハッピーに笑って人生を過ごして欲しい!と思って毎日投稿しています。
 人生をあなたらしく素晴らしいものにするためには、「健康」でなければなりません!目指すは「オプティマルヘルス(最善の健康)」です。健康であるのは当たり前、健康度マックスの状態を目指し若く美しく歳を重ねるヒントを発信していきます。

 本文の最後にお題を出しています。ぜひ実践してあなたの健康度を高めるための発想力を磨きましょう。実践なくしてオプティマルヘルスは無し!!あなたはもっと健康になって人生を楽しめるはずですよ!

 個人ウェブサイトも運営していますので、尋ねてみてください。
https://vegetablewholefoods.blog

くすりのはなし2109「

保健指導リソースガイド記事より

<a href="http://tokuteikenshin-hokensidou.jp/news/2020/009032.php">【新型コロナウイルス感染症】 新たな検査法の開発が急ピッチで進む 検出時間を大幅短縮 今月中にも実用化か</a>
◆コロナウイルスとインフルエンザウイルスの違い

 新型コロナウイルス感染の拡大に終わりが見えていません。それもそのはず、東京オリパラの開催延期・中止も現実的にありうるかもしれません。その理由はウイルスが引き起こす病気にあります。

 コロナウイルスが引き起こす病気は「風邪症状」です。風邪症状の特徴は発熱(微熱程度)、せき、たん、喉の腫れ、喉の痛み、鼻水、鼻詰まり、悪寒などです。新型コロナウイルスに感染した目安は、風邪症状である微熱があるかどうかを政府は用いています。微熱程度ですから37.5度と発熱としては比較的低い温度です。

 インフルエンザウイルスは「季節性インフルエンザ」を引き起こす原因ウイルスです。インフルエンザの主症状は「高熱」、悪寒、関節痛、そのほかは風邪症状も出ます。高熱ですから、発熱の目安は風邪症状よりも高い「38度以上」を目安としています。

まとめ:コロナウイルスは「風邪症状」、インフルエンザウイルスは「季節性インフルエンザ」を引き起こします。

◆風邪症状とインフルエンザとの決定的な違いは

 風邪症状とインフルエンザの決定的な違いを一言で表すと、「流行る時期に違いがある」ことです。症状の違いは、ほぼ無いに等しいですよね。熱の高い風邪症状であればインフルエンザと見分けがつきません、検査をしてインフルエンザでなければ風邪症状というくらいです。

 インフルエンザはゴールデンウイークを過ぎてしまえは、ほぼ出てこなくなります。夏にインフルエンザが大流行したというニュースは聞かないですよね。一方で風邪は一年中引き起こすものです。そのためコロナウイルスは一年中あなたのそばにもいるのです。新型コロナウイルスも同様、一年中存在するウイルスなので夏になれば終息するという確率は、インフルエンザよりも低いというわけです。政府が矢継ぎ早に要請や対策を行なっているのも、東京オリパラまで時間がないからです。1秒を争う事態だということです。

まとめ:一年中流行する可能性があるコロナウイルス、対策が急務

◆頼るべきは自分

 目に見えないウイルスに対抗するには、目に見えない部分を強化する必要があります。それは「免疫力」です。ウイルスはゼロにできないので、あなたの防御力を高めることが必要で重要です。栄養バランスとストレスコントロール、睡眠です。炭水化物(糖質+食物繊維)、脂質(油をしっかり)、たんぱく質(植物性のもの)、ビタミン、ミネラルという栄養バランスを整え、適度なストレス(楽しい結果につながる目標)、7時間の睡眠です。マスクや手洗いうがいだけでは不十分、免疫力が落ちていたらウイルス1個でも感染してしまいます。免疫力が高ければ、少量のウイルスを取り込んでも感染する前に免疫系が除去してくれます。免疫力の向上に焦点を絞って行動することが本質です。

まとめ:本質は免疫力アップのための知識と行動力

◆検査は難しい

 新型コロナウイルスのキャリアかどうかの検査をする場合、とても大変な状況、パニックが予想されます。理由は風邪の原因ウイルスを調べるからです。対象者は多過ぎます。インフルエンザであれば普段の風邪とは違うので検査対象者は絞られます。風邪であり、その原因ウイルスの中に新型コロナウイルスが混ざっているか、この検査は現実的では無いように思います。今も風邪気味な人はたくさんいます。短時間で検査ができても対象者が何十万人もいては検査だけで医療費がパンクします。新型コロナウイルス陽性なら・・・、ヒトモノカネの必要量は青天井でしょう。

まとめ:新型コロナウイルスの全件検査は実現的では無い

◆最後に

 風邪の症状は、みなさん自身がよく知っています。対処方法もよくご存知です。風邪のひき始めなら医療機関に頼らず、自らの知識と行動で治しましょう。これこそセルフメディケーションそのものですね。

今日の実践
「普段のあなたの風邪症状をノートに列挙する。どのような症状・状態であれば医療機関を受診する必要があるか、その基準となるものを考えてノートに書く。」

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