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夜明けのヒグラシ(鎌倉)

Ichiro Kruso
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今の住まいは、20年以上住んでいる.
裏の山は、孟宗竹いっぱいである。
毎夏7月10日前後に、必ず、日の出前4時ころ、一番ヒグラシの低音からの
呼び声から始まり、高い合唱へと始まる、それを20~30分ほどで終わるのです。今年は、梅雨時の関東は暑熱が続いたからだと思うが、ヒグラシの声をいつもより1週間ほど早く、鳴きだした。これだけでも暑さを感じる。

ヒグラシは東北の山村在住時代は秋を知らせる午後4時以降に鳴く蝉と思っていた。秋を知らせる蝉として、8月中過ぎのセミの声と思っていた。鎌倉のヒグラシは早い。あの頼朝、北条の時代もそうであったろうと思う。ちなみに鎌倉八幡宮への宮庭には源氏池と平家池が仲良く並んでいる。旧時代は敗者の安寧を祈っていたということかな・・・。

ヒグラシは八十路になった今、祇園精舎の鐘の音とむしろわが人生の好悪に悔いはないが、無常観の心象で聞くことも多いようだ・・・。

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