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北九州記念(G3)-見解-

 奥野です。
夏競馬の時期は、G1が行われず、G2も札幌記念だけかな。
どうしても退屈になりますが、実はこういった面白いハンデ戦がいっぱい施行されます。

ハンデ戦の魅力は何といっても配当です。
JRAさんが余分にくれるわけでなないです(笑) 
1番人気でも約5倍ぐらいつくので、1番人気が絡んでもそこそこ付きます。
朝9時時点の馬連1番人気が、③-⑭で14.9倍。つぎが⑫-⑭で16.1倍。

もっと注目すべきが、馬単のオッズ。
③-⑭が25.9倍、⑭-③が27.4倍。⑫-⑭が34.8倍。⑭-⑫31.4倍。
どれも高配当です。

夏のハンデ戦は難しいという印象が人気を割れさせる原因にもなっているんですが、事実として当てに行こうとすると難しい。でもそれってどのレースをやっても同じことじゃないですか? ハンデ戦が特別難しいわけではないって考えると、このオッズは究極に美味しそうに思えてくるんですよね~(笑)。

今年は、馬場はどうやら稍重以下になりそう。これも少し難しくさせます。考え方は同じです。ちゃんと過去走をチェックしてしっかりと走っている馬を評価するだけ。
馬場が悪いならハンデの影響も下がるので、これは置いておきます。

次の表は、過去5走の成績IDMの偏差値を並べたものです。

成績IDMの偏差値は、私が個人的に算出して使ってました、これがないと、純粋な実績に対しての横の比較ができません。
そういう話は、今後こちらのnote(JRDB競馬アラカルト -note-)でお話していきますので、是非フォローをお願いいたします。

さて、さっと見渡して、しっかり走れている馬を探していると、探すまでもないですが、④グランテスト、⑫ピューロマジック、⑩エイシンスポッターあたりが数値が高く、注目すべき馬ということになります。

これに対してハンデはどうかを考えていくんですが、④と⑫は53K、⑩は58Kと重め。重馬場になったらおむここは無視。稍重なら少し④と⑫を持ち上げます。

馬券の中心はこの3頭です。
最近の重賞で、人気が非常に落ちる馬以外、デキが悪いなぁという馬はいません。好仕上げを前提にすすめてOKです。

③サーマルウインドは、ノーザンファーム天栄帰り。前走もオープンで2着。やや出遅れてテンから押して追い上げて好位に取りつき、馬群を縫って伸びてきてほぼ1着の内容だから、評価されて当然です。
しかし成績IDM偏差値的には53.4程度なんです。芝オープンハンデ全体を通してみたらレースレベルはそれほど高くなかったという事になります。1番人気にして4.9倍でも、期待値的には「美味しくない」ということになります。

④グランテストは、前走3勝クラスで良い内容でした。ゲート性能が高くて、追走スピードも速く、楽に好位を取りにいけます。もうオープンでも通用するレベルでしたね。
2走前の敗戦は、位置が悪かったせいで捌ききれなかっただけ。稍重が合っていなかったという話でもなく。鞍上も代打でした。今回は主戦の坂井騎手。

⑭ナナオは前走で少し落ちてしまいましたが。仕上げが少し甘かった印象。今回プラス馬体重なら嫌いたいです。3歳の夏とはいえ、-10kgぐらいは欲しいところ。

⑱バースクライは人気落ちすぎ。2走前のシルクロードSでは少し落としてしまいましたが、それ以外は質の高い競馬で勝ち上がってきました。

⑧トゥラヴェスーラはハンデ戦でずっと僅差負け。昨年は同じ条件で6着。たしかに単勝は買いにくい…、けど3着なら乗り方次第では十分狙える力はあります。

以上です。

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