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菊花賞 と オッズのお話

奥野でございます。いつもご覧いただき、ありがとうございます<(_ _)>

さて、今年の菊花賞も、蓋を開けてみれば大混戦で、どこから手を付けてよいのか全く分かりません。

10月22日 23時52分時点のオッズ

 ここで皆さんの質問です。

 「複勝1点勝負するならどの馬に行きますか?」

 います?(笑)
 このオッズに対して、複勝1点選んで勝負しなければならないとなると、かなり難しいです。
 我々庶民が、たとえば、1万円握りしめて複勝1点をメイチで買うって考えると、やっぱりしんどい。こんなレースで、複勝1点なんて考えたくない!

 複勝勝負は実際一番難しいので置いておいて、大事なのは、複勝(複勝オッズ)の使い方です。
 複勝はプロというか、本当の馬の世界にいるお金持ちのための馬券なので、混戦のときほど、複勝の売れ方をチェックする必要があります。

 複勝というのは、人気薄に賭けると損です。人気馬でこそメリットがある。
 その理由は、いうまでもなく、人気馬のほうが好走率が高いうえ、運良くたの人気馬が飛んでくれたときはオッズが上がるからです。
 まれに上がらない馬がいます。たとえば、下1.1倍で上も1.1倍のような場合。
  あと、プラス10という制度もありますね。これを知らない人は馬券で勝てません。

 こういうのは、ほぼ全部馬券に絡んできます。
 「そんな馬券、賭ける意味ある?」と思われるかも知れません。お金持ちさんからすると、当然あります。

 競馬なので”万が一”ということがあります。たとえば、2番人気がトラブって着外になり、逃げていた最低人気が馬券に絡んだ場合、オッズが一気に跳ね、2倍にも3倍にもなる可能性があるからです。
 府中牝馬Sのソダシ(2着)は、単勝1.9倍ながら、複勝の確定オッズは1.4倍でした。1.9倍が売れすぎていたという風にも取れますが、そういうラッキーな出来事も起こりえます。
 もし順当に決まったとしても賭けた分が返ってくる。極めてリスクの小さい投資というわけです。

 ただ、大金をぶっこむだけに、やはり慎重です。本当のお金持ちさんほどお金にシビアです。(本当のお金持ちは馬券買わんでしょ…というツッコミは無視してます笑)

 そういうわけで、人気馬ほど、複勝オッズの付き方を気にする必要があります。


 

 これは、今年のスプリンターズSのオッズです。

 いくら頭数が多いG1とはいえ、本来上位の2頭がどちらも3倍未満のようなときは、複勝オッズ[下]は、1.1倍でなければおかしいです。要するに「売れてなさ過ぎた」わけです。
 他の馬に複勝の票がばらけてしまっている事になります。

 そんな状況において、勝ち馬のジャンダルムは、基準複勝オッズ4.6倍に対して、実オッズが2.9倍と、強く買い込まれていた…。
 基礎的な要素で、買えるところがあったということが、ここに示されていましたね。

10月22日 23時52分時点のオッズ

 こういう感じで菊花賞の複勝オッズ[下]を見てみると、単勝オッズベースでは、1番人気のガイアフォースは1.3倍、2番人気のアスクビクターモアは1.4倍ぐらいまで売れていないといけません。
 甘く見積もっても、1.4倍と1.5倍。

 ただ、アスクビクターモアは、1.6倍まで買われていて、基準複勝オッズの1.9倍と比較してもしっかりと買われていると言える、これは評価すべき点かなとは思います。 

 3番人気⑪ドゥラドーレスは、血統、鞍上、馬主を考えると、買われる要素が多くあります。ただ、厩舎がまだ4年目で、芝重賞勝ちがなく、大事な一戦で取りこぼしていることから、個人的には高く評価していません。

 10倍から11倍台の4頭に関しては、3.0倍から3.5倍前後がオッズの妥当値。
 
 ④ボルドグフーシュは、複勝がしっかりと売れています。
 ドゥラドーレスとは対照的で、大事な一戦できっちりと上位入線させているあたり、凄く好印象です。
 宮本厩舎なので、坂路でガンガンやって、それに耐えられた馬だけを残すイメージ。ガンガンやるけど無駄に速い時計は出さない。
 今年で言うと、新潟記念3着のフェーングロッテンとか、小倉2歳S勝ちのロンドンプラン。初老組ではクリンチャーとか。体がギュッとして、でも、柔軟で、それでいてしっかりと肩も動いています。中距離だと実際のところスピード負けしてしまうので、今回の距離の方がいいのは確か。ゆきやなぎ賞を勝利しているところも🙆ですね。

 というわけで、「複勝を狙うならコレ!」は、
 ④ボルドグフーシュ
 に決定しました!


 では、次は、ワイド好配当をとるべく、この相手馬を探していきましょう。

 まず、上でも評価した⑭アスクビクターモアです。
④と同じ社台ファーム生産で、今年は数少ない関東馬の一頭。

 前走のデキは、ダービーを100とすると80程度。勝つ必要が無い余裕のある立場で、レース感覚を養う目的で使われましたね。
 いつも通り先行し、直線で早々に抜け出そうとしたところ、外からガイアフォースに被されて最後は交わされる。仕上げ状態と臨戦過程を考えると実際分が悪かったこともあるでしょう。
 ダービーではタフな流れを先行し、差し追い込みが台頭する中、唯一粘りこみました。スタミナは豊富で美脚。跳びが大きいので、府中や阪神外周りの方がいいのだろうけど、すでに小回りに対応できているのも強み。
 
 ワイド④-⑭のオッズは7倍後半。

 オッズ予想ではなく、純粋に実績ベースの予想をしたら、⑭-⑰のワイド7倍に目がいってしまったんですが、2021年のステラヴェローチェみたいなタイプなのかなぁと思ったり、6、7番手で競馬したい馬にとってこの外枠もなぁということを鑑みると、やっぱり美味しくない気がしてきた(汗)。

 というわけで、菊花賞の前日検討馬券はこうなりました。予算少なめ(汗)

あと、スケベして…

こんなことするヤツ、絶対金持ちにならんでしょ?(笑)

 本日は以上です!
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