欲の皮パンパンのキャラが好き | 森田一郎の毎日戯文 #209

ドーモ、森田一郎です。

『原神』というゲームをやっております。
このゲームには苦言を呈すると枚挙に暇がない(おもにゲームプレイ部分)のですが、ハクスラとしての中毒性とコンプ欲の煽り方が上手い。体験が楽しいというより、報酬に伴って出る脳汁につられてついついやってしまうタイプの作品だと個人的に思っています。

さて、そんな森田からすればちょっと不健康な魅力も感じる原神ですが、ひとつ健全なPure joyがあります。それが欲の皮突っ張りかわいいタイプの相棒キャラクターである「パイモン」です。

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右下にID載ってるけどべつにいいか。このパイモンは大変よいキャラクターをしておりまして、例えるなら「無力なパタリロ」です。漫画「パタリロ!」の主役であるパタリロも、食い意地が張ってケチで傲慢な欲望の塊ながら、きちんとしたモラルセンターと愛くるしい容貌を持っており憎めないキャラクターです。

パタリロは天才かつ権力と行動力を持ち合わせているため、人をちょっとした暇つぶしでひどい目に遭わせたりもするのですけど、パイモンは基本的に無力な傍観者なので舌戦でその魅力を遺憾なく発揮します。

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やたらと饒舌にまくし立て、きちんとツッコミもこなしつつ、お話のいいところで感情表現をするパイモンは『原神』のもうひとりの主人公といえます。あと私から見ると、彼女がなぜかちっちゃい頃の娘とオーバーラップしてしまい、例えるなら2人分のおにぎり4つがあったなら、5つ食おうとする欲の皮の突っ張りっぷりが可愛いくて仕方ありません。

また、パイモンは本作のなかでもとりわけキャラクタービルディングに成功しているキャラという印象もあり、今後の物語のなかでどう動くのか楽しみな点でもあります。

個人的には、こうした一番愛着の湧くキャラクターはものすごく嫌なタイミングで最悪の敵と化したりすると嬉しいです。あくまで個人的に。

なんかもう少し「欲の皮突っ張りキャラ」の分析めいたことを書くつもりだったのですが、パイモン可愛いに着地しました。

またあした。

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