新築を整える#3 低消費電力で湿度50%を維持する気化式の加湿器
新居の湿度が34%まで低下したので、気化式の加湿器を導入しました。結果、快適とされる相対湿度50%程度を維持できるようになりました。構造がシンプルなため、メンテナンスが容易で、消費電力は低く満足しています。
部屋の体積から必要な性能を算出して選ぶ
まず、我が家の体積は300m^3です。絶対湿度では、外気3g/m^3に対し室内は10g/m^3程度としたいため、7g/m^3加湿したい。第3種換気で1時間に150m^3入れ替わるため
7g/m^3×150m^3 =1L/h
1時間当たり、1L加湿する必要があり、朝晩加湿器に水を入れるとして、8時間(8L)分のタンクが必要です。
定格加湿能力が1Lの機種を選ぶ必要がありますが、5万円と高価なため、次点の強モードで700mL /h可能なFE-KXU07を購入し様子を見ました。
導入してみたら、気化式の限界が先にきた?
結果、24時間常時運転で50%を維持できていますが、水の補充を怠ると43%程度まで落ちてしまいます。水を補充しても直ぐに50%には戻らないため、計算の通りギリギリで50%を維持している状況です。
しかしながら、8時間で4.2Lタンクが空になるペースのため実加湿能力は500ml/h程度で、これ以上湿度を上げるためにはスチーム式が必要となりそうです。なぜなら仕様の700mL/hの性能は、下記の算出条件のためです。
このように、気化式は湿度が上昇するにつれて、フィルタで蒸発する水分量が少なくなるため、我が家の場合50%(10g/m^3)が気化式の限界だと思っています。
冬季に10g/m^3以上上げる必要性は低く、タンクの水補充頻度も8時間に1回程度のため、FE-KXU07をこのまま利用しようと思います。
参考:メンテナンスは意外と簡単
画像の状態まで数秒で分解でき、クエン酸につけておくだけ。超音波式と違い、ゴシゴシとトレーを洗えるため、メンテナンスは簡単。この手間とスチーム式の電気代を天秤にかけたら、こちらを取る。
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