高山が作家として更に飛躍することを願い創作活動を支援したい!~エッセイ「ガーターベルトの女」の作品化を目指して【149】

妄想家・夢想家無名居士の夢物語の記録です
無名作家高山のエッセイ「ガーターベルトの女」の
映画化芝居化・・・その他いろいろ作品化できればなんでも
なんて途方もない夢を観ています

2019.9.20~高山とトンネル工事現場の近況:新人登場

午後8時半です 今 分からないまでも「新版『資本論』刊行記念講演会」の動画観ている 不破さんの講演 一応これまた分からないまでも文庫本で読んだ ただ読んだというだけで そこから何を学んだかというと何も覚えていないというのが実情 私はそもそも感覚人間 本などを読む習慣もなく 理論的なことなど理解できるはずはない これは自信を持って言える
こんなこと書くことではないけどね ありのまま あるがままが私の精神だから ありのままを書いている 勉強は嫌いだし論理的思考などは無縁
ではなぜ分からないことを聴いている それは理解したいというあこがれから 聴いただけでも理解できたと言えなくても それで自己満足できるから

さて 高山のことですがちょっと面白い話が・・・
昨日書いたことですね A子ちゃんの極真の後輩が早速現場見学に来たそうです 早い展開ですね というのも彼女の方にも事情があってのことなのですが それはスルーしておいて やはりトンネルの掘削現場での機械の大きさや トンネルという閉塞感に驚いたとくことです 見学を終えて外に出ると柔術の相手をしてほしいということになり 高山が色々教えながら相手したようです それから思い切り決め技をかけさせたらしいけど そこは女性の力ですからきまらないわけです わきからA子が色々アドバイスするのですが なかなか決まらない そりゃあそうですね Aことは何度も練習をしていると言いますが 男相手に しかも高山相手に通用するはずがない
その練習を終えて事務所に行っての話 今度は仕事の話になる
A子は彼女を現場の職員として誘っている 彼女もその気はある 体を使って動き回ることが好きだという そして今のっ仕事はある資格を持っているのだが なりたくてなったわけではないので止めるのに抵抗はない
高山は今後のこと 社往来のことを考えて女性社員を少なくとも二人は育てたいという 現在二人だがそれを4人にしたいと もう少し増やしてもいいという考え そのことを伝えて働くかどうか自分で判断してほしいと
A子の話では 仕事の引継ぎがあるから2週間後ぐらいに働けるだろうということ ほぼ確実なはなしになってきた これはまたまた面白い展開
Aこの友達があるまいtの事務員として働くようになって それに彼女は飽き足らずにA子の後を追っている タイプはA子とは違うが彼女の能力も高く
いずれはA子と肩を並べるか ひょっとしたら追い抜くかもしれないと高山も そして抗夫達の彼女に対する評価だ
そこに さらに若い子が加わるとすれば これもまた奇跡 短い期間に これまで女人禁制と言われたトンネル現場に3人も女性が加わったこと 高山は幸運を味方にしている 以後とも順調 その勢いが運を引き寄せている
そしてもう一つのA子の夢・・・格闘技の女子リーグの可能性も高まっている 面白い展開だね
それじゃまた お疲れお疲れ

高山の作品紹介
次回は「オウム真理教死刑執行についての雑感」
を紹介します

沖縄慰霊の日~相良倫子(さがらりんこ)さんに思う

2018/06/26
右翼の馬鹿野郎達に対してつくづく呆れる。

ネット右翼ですね。ネット右翼ってまあ、威勢が良いね。

本当、時々馬鹿じゃないのかと本気で心配になりますよ。

それに、お金で雇われてるのも居ますし、会社組織のも居ますから驚きますね。

沖縄慰霊の日に相良倫子さん、中学三年生が平和の詩「生きる」って朗読しました。

内容は、彼女の曾祖父から聞いた沖縄戦から考えたようです。

これを、珍しくテレビで観てました。

内容も勿論良いですが、彼女の堂々たる朗読に胸を打たれましたね。

中学三年の女の子だから正直に書いてるなあと思うし、想いは真っ直ぐですよ。

沖縄の美しさ、しかし、そこで起こった戦争の悲惨さ。

それでも平和を希求するって物です。

興味のある人は、文章よりもYouTubeで彼女の声と表情見て欲しい。

当たり前の事を上手く文章にしてますが、何より彼女の切実さを感じます。

弁論の上手さと、表情を特に見て欲しいですね。

それが、Twitter等では洗脳されたとか気持ち悪いとか書いてる人が、かなり沢山居ます。

多分、詩を読む力も無いし、心をオープンにする事も出来ないんでしょう。

反日勢力に洗脳された、とか出てますね。

それなら、僕はあちこちトンネル工事で行ってるけど、沖縄が一番長いかもですから言うんですが、沖縄って複雑ですよ。

観光で行くと、本土の人間を受け入れてくれますよ。

そりゃお金を落とすからね。

しかし、仕事で行くとそうではないですね。

二本のトンネルを苦労して掘ったけど、僕は本当に受け入れて貰いましたね。

何故かは、沖縄県民だからとかの差別意識がなかったからです。

出来る人には、それなりのお金を払うべきって考えてしたからね。

僕は、最初は孫請の所長で工事に行ってたけど、その上に居た人が今の会社の常務です。

常務は、沖縄県民は安く使うって固定観念が有りましたね。

僕には、それは全く無くて、出来る人間ならうちで雇うなら、それなりのお金を払うべきって考えで衝突しました。

相当言い合いになって、最終的には常務が折れました。

それを黙ってたんですが、何処からか漏れてこの人は、差別のない人と捉えられました。

何人かの違う会社から来てる人と話したんですが、本土から来ててある程度偉い立場に有るのに、まともに口を聞いてくれるのは珍しいと言われて、え!?と思いました。

土建業の世界でもそういう風に、本土とは差をつけられて来てたんですよ。

平成の世の中ですよ。

ある意味、基地の押し付け等も根元に有るのは、差別意識ではと思いますね。

沖縄なら良いだろうですよ。

それじゃ駄目ですよ。

それじゃ何も変わらないですよ。

沖縄県民も同じ国に住んでるんです。

極端に言えば、同じ地球に住んでるんです。

沖縄慰霊の日は、日本人全部が考える日ですよ。

その日だけでも沖縄戦の壮絶さを考えて、いかに戦争が無意味か考えるべきです。

相良さんの詩は、その根本を突いてると思うし、彼女の真摯さを馬鹿にしたり洗脳されたとか言うのは辞めて欲しいです。

安倍総理を応援してる人には、頭がどうかしてるのではと思うのが多いけど、それは、置きましょう。

間接的に現政権の批判となってると思われる詩ですが、当たり前の事を上手く文章にしてるだけですよ。

安倍さんを直接的に批判などしてないのに、過剰反応し過ぎる安倍一派って右翼ですね。

本来なら、もっと沖縄県民は怒ってますよ。

何にせよ、政権の言いなりにならないといけない現状にはね。

辺野古の工事などは、それぞれの意見で割れてるけど、一つだけ言えるのは、何時も何時も本土の意向に従わないといけないのかって点では、怒ってますよ。

沖縄で仕事をしてる時に、僕は名護市の近くに居たんですが、あちこち飲みに行きました。

もう今は、ほとんど店が無くなったらしいけど、名護より北にも一ヶ所けっこうスナックがある所があって、そこに一人で時々行ってました。

名護は良いけど、知り合いに会うからたまにはこっちで一人でって感じです。

特に綺麗な女の子が居るとかで無くて、異国的な所を楽しみたかったんですよ。

沖縄独特な所をね。

スナックのカウンターで飲んでたら、男の七十代は軽く越えた髪の毛の真っ白な人が話しかけて来ました。

僕は、酔っ払いだな面倒だなと思いましたよ。

それが、意外に酔って無くて、僕が本土から来たトンネル屋だと分かってました。

本土から来たって、喋らなくても大体分かるからね。

それも、本土の人間が滅多に来ないような飲み屋街でしたから、目立ったんでしょうね。

そこからトンネルは儲かるかとか、終わったら引き上げるんだろうとか話し掛けて来ました。

最初は面倒だなと思ってたけど、その人が僕らの工事現場の側にも不発弾が有ると言い出しました。

それは、本当に現場の側でしたが、掘る所とは違ってました。

こんな北まで、不発弾が有るのに驚きました。

一般的に沖縄戦は、名護より南ですからね。

しかし、それは、本土の僕の勘違いと無知でしたね。

激戦区が南ですが、島全体の戦いだったようです。

その白髪の老人は、まだ若い僕を馬鹿にするでも無く、自分自身も南から子供ながら逃げた話しをしました。

戦争体験者だったんですね。

まだ二十年ほど前ですから、居ますよね。

その老人は多くは言わなかったけど、本土もアメリカも同じだと繰り返してましたね。

それと、トンネル工事をするならダイナマイトを使わないのかでした。

それを何故聞くかは、近くに不発弾が有るからです。

トンネルの進路とは違う場所でしたが、ダイナマイトは使わない工事だから大丈夫ですと答えました。

しかし、近くに不発弾が有るのは知ってる人多いんですか?と聞くと、地元の人間なら知ってると答えましたね。

次の日に、地元から来てる坑夫にこの辺りのどこそこに不発弾が有るのは知ってると聞くと、知ってると答えてそんなの言い出したらあっちにもこっちにもと、具体的な場所を言い出しました。

工事の側だけじゃないんらしいんですよ。

その沖縄の坑夫は僕と特に仲良くて、ここだけの話しだけどと教えてくれましたよ。

あちこちに沖縄の北でも有るけど、例えば普通の工事をしてて不発弾が出たら、前にそっと違う場所に移した事が有ると言いました。

驚きましたが、そうしないと小さな現場でいちいち構ってたら、仕事がストップになるから仕方ないんだよと答えました。

沖縄の北では、土木作業員も本土より日当が安いです。

だから、工事が中止になるのはとても困るんですよ。

生きるために仕方ないだろうです。

それは、仕方ないなと思いますよ。

僕が三十代の頃ですから、十五年から二十年前の事です。

わりと最近ですよ。

今でもそういうのが、多分有るんだろうなと思いますよ。

そうした事があって、沖縄は成り立ってる。

米軍との激しい陸上戦を経て、今の沖縄が有るんですよね。

アメリカへの複雑な感情、本土との複雑な感情に何時も揺れ動いて、犠牲になってる。

あの美しい島がです。

住んでみると分かるけど、海だけで無くて山も美しいです。

僕は、あそこで癒されたし、今でも沢山の友人が居ます。

沖縄で仕事が出来て無かったら、自分自身精神的に崩れてたでしょうし、出来たら最後は沖縄で過ごしたいです。

それも、北部のやんばると言われる所ですね。

相良倫子さんは、当たり前の事を当たり前に真摯に訴えた。

それが、たまたま政権批判になったかも知れない。

左翼側もTwitter等で、なるべく安倍総理と結びつけずにツイートしたら良いのかもね。

しかし、どうしても結びつけてしまうのは仕方ないのかなあ。

女の子の中学三年と言えば、最も多感な時期ですよ。

相良倫子さん個人を、偽善的等と言わないで欲しいです。

ネット右翼は、馬鹿かと思うような稚拙な攻撃も見られるし、反日勢力等とお決まりのパターンです。

日本を愛するなら政権を好いても良いですが、排他的になりすぎです。

特に中国、韓国、北朝鮮にはね。

日本人の癖で、白人には弱いんですよね。

僕に言わせたら、トランプも北朝鮮も似たような物です。

しかし、アメリカのある種凄いのが、ロバート・デ・ニーロがトニー賞の演説の前に、クソ!!トランプと一言言ってから演説してます。

それを見てた観衆が、大きく拍手してました。

ああいう自由さは、日本にも無いね。

安倍の馬鹿野郎と言うと、ブラックユーモアにならないからね。

それに、二大政党性が出来てるからトランプが不味かったら、違うパターンの人が出ますからね。

相良倫子さんの詩は、「私は今を生きていく。」で締められてます。

十四才、中学三年生。今を、これからを生きて欲しいです。

色々な中傷や心ない言葉も有るだろうが、僕は貴方が大きくなっても今の気持ちを持ってて、沖縄をひいては日本を変えて行く一人になって欲しいです。

それが、願いです。

会ったことも無い女の子ですが、YouTube見て欲しいです。

僕は、彼女を応援するし、彼女を中傷する人間を軽蔑しますよ。

沖縄の事を少しは考えて見ませんか、とも問いたいです。

今回、かなりTwitter等でこの女の子が中傷されてるの見て怒ってますから、何時も以上の混乱ですが、平和な社会を望んでます。


おわり

このnoteの目的
無名の作家高山の創作活動を支援すること
そして 彼のエッセイ「ガーターベルトの女」を原作にして作品化すること
あなたが魅力的なMという女性のとりこになりますように

エッセイ「ガーターベルトの女 番外編3

2018/01/22 
久しぶりの「ガーターベルトの女」の話しです。

タイトルをどうするかは、後で決めます。

「ガーターベルト」シリーズは、色々錯綜してるから難しいけど、まあそこは気楽に考えて下さい。

何故、今これを書くのかは、様々な要因が有ります。

一つは、父の入院です。

見舞いに行くと、どんどん弱ってるのが分かります。

僕は、父の血が最も濃く入った息子だと思うから簡単には色々言えませんが、非常に落ち込み、悲しいです。

父の事は、僕にしか分からない部分が沢山有りますし、人にどうこう言われたくないですが、親戚の一部は色々言いますよ。

そうして、父の事から我が家は引っ越す事になって、今は物件を見ながら部屋を片付けてます。

片付けの苦手な僕は、苦労してますね。

そういう時に、昔の電話帳が出てきました。

今も電話帳を持ってますが、今は完全に仕事用になってます。

そこに書かれてるのは坑夫と業者の電話番号や住所です。
 
基本的にスマホが駄目になっても人を集めるのに、これを使うから大丈夫です。

今回出てきた電話帳は、若い頃の電話帳で大量に落書きやメモ書きが残ってました。

僕は、メモ魔なんですよね。

今でも後から読むと意味不明な事や分かる事をあちこち書いてますね。

しばらく古い電話帳を見てたら、色々思い出しましたね。

昔は、こうして皆電話帳を持ってたんですよ。

色々思い出した中に「ガーターベルト」シリーズのMの事も、沢山書かれてました。

多分、女性では一番メモ書きが残ってますね。

それほど彼女を好きだったのでしょうね。

意味の分からない事も沢山書かれてました。

男性では、死んだヤクザのAの事が一番書かれてましたが、簡潔ですが本人が書いた文字や落書きも有りました。

ボロボロでしたし、捨てる事にしましたが、「ガーターベルト」シリーズは自分自身が二十代の頃に最も愛した女性と、死ぬまで友達だった男の話しです。

特に、二十代の頃の三人には、誰にも入れないような聖域があったような気がします。

そういう訳で、一つの電話帳からエピソードを思い出したから久しぶりに「ガーターベルト」シリーズ書きます。

その日は雨でしたね。

何時ものように友達のAとMの店で飲んでたら、Mの事が好きで貢ぎ物までしてた中年の医者が入って来ました。

僕が一人なら、頃合いを見て大抵店を出るんですが、Aが居たし客も少なかったから何となく居座りました。

Mもここで、その医者と二人にしないでと言う感じの視線を、こっちに送って来ましたね。

僕とAは、飲みながらくだらない話しをしてたと思います。

今度は、何処に遊びに行こうかとか、同い年のあいつに街で会ったけど変わってたとか、そういう話しですね。

勿論、AもMも好きな映画の話しもしてましたね。

Mは、僕らの相手もしてたけど、主に医者と話してました。

僕らは放って置いても良い状況でしたからね。

少し経つと、いきなり扉が大きな音を立てて開きました。

そこには、五十代から六十代前後の男が雨に濡れて立ってました。

男が着てるTシャツやズボンは汚れてて、髪も長く白髪混じりで無精髭も生えてました。

微かに、少し離れてても異臭がしました。

Mは、それを見ると冷蔵庫から瓶のコーラを出して栓を抜くと、その男に渡しながら言いました。

「お酒は駄目だし本当は追い返すけど、それを飲んだらそこにある傘で黄色いのを持って出ていってね。」と言いました。

ホームレスでした。

ズボンのポケットから古い長財布を出すと、飲むお金は有ると吃りながら言いましたが、Mがピシャリと言い返しました。

「アル中でしょ。うちではそういう人にお酒は出さないし、コーラで我慢して出ていって。」

ピシャリと言いながらも、何処かしら優しさが有りました。

男は、コーラをゴクゴクと一気に飲むと、口の中で小さい声でもう一本、と言いながら瓶をそっとカウンターに置きました。

Aや僕は、その男を飲み屋街で何度か見てました。

大抵、店に入れて貰えないか入れて貰えたら先払いで、静かに強い酒を飲んでました。

Aが、コーラをもう一本俺が奢るからおじさん、ここは帰りなよと丁寧に言いました。

僕は、ただ見てるだけでした。

医者の客は、不快そうな顔をして水割りを飲んでましたね。

Mは、もう一本コーラを出すとその男に渡しました。

男は、コーラをまたもやゴクゴク飲むと瓶をカウンターに置くと、黄色い傘を持って出ようとしながら小さい声で、ありがとうと呟きました。

男が出ると医者の客が、乞食が何でうろうろしてるんだ。

Mちゃん、良く来るのかと聞きました。

Mは医者の客に向かって、色々あるのよとだけ言いました。

突き放すような言い方でしたね。

そして、こっちに来て突然、最近観たテレビの映画の吹き替えが酷かったと笑いながら言いました。

医者の客は、気に入らないようで、乞食なんかに優しくしくしても何の得もないのに、と大声を出しました。

少し酔って来てるように見えましたね。

Aが、乞食とか今は言わないんだよ。医者ともあろう人が良く言うよ、と言い返しました。

医者の客は一瞬ビビったようでしたが、ビビった自分自身に腹を立てるように、乞食に土方にチンピラヤクザか、と大声を出しました。

皆、医者を全く無視してました。

Mが勝手に曲を選ぶと、これを歌えるでしょうと僕らにマイクを渡すと、一緒に歌ってと言うと曲がかかりました。

さだまさしの「防人の詩」でした。

当時、若かった僕らにとって八十年代初めのこの歌は凄く古いように感じたのと、さだまさし=暗いとかフォークとかダサいとかあったから、まさかMがこれを歌うと思いませんでしたね。

しかし、歌い出すと非常に上手く歌詞がしみじみと滲みるようでした。

Aが上手く被せるように、一緒に歌い始めました。

Aは、歌うのが好きで無かったから驚きましたね。

二人で歌う「防人の詩」はとても良いものでした。

曲が終わるとAとMが、良い曲だなと言いました。

僕は、良いとは思ったけど、AとMの知らない部分を何故か見たようで驚いてました。

Aは、僕に今度はお前も歌おうと言うと、今日は悪いけど帰ると言って席を立ちました。

Mがお金の計算をすると、Aは医者の客を指すとこの人の分もと、一万円札を出しました。

つりが、あっても良いよと言いながら店を出ながら、医者の客の頭を思い切り平手で叩きました。

人間なんて何時乞食になるかは分からんよ、と医者に言うと店を出ました。

医者の客は、驚いたのと怒りで顔が真っ赤でしたが、Aを追いかける度胸も無かったです。

Mは、医者の客を相手にせずに僕の前に来ると、またもやこないだ観た映画の吹き替えが酷かった事を、笑いながら話しました。

そして、僕にもあの歌を覚えてと言うと、ああいうのもたまには良いし私は好きだな、と笑いました。

Mは、流行を追うのが上手かったので意外でしたね。

医者の客はもう今日は帰ると言うと、お金はあのチンピラが払ったんだなと言いながら出て行きました。

しばらくMと二人で飲んでると、若い客が三人程ワイワイ言いながら入って来ました。

この店古いなあとか昭和かよと言いながらも、こういう所に美人が居るんだなと、Mに言いましたね。

初めての客のようでしたね。

かなり酔ってるようで、Mが何にしますか?と聞くと、貴方の電話番号とか言ってました。

Mは、面倒そうな態度を相手に分かるように出しましたね。

すると、一番身体の大きいな若い客が、お姉ちゃん舐めんなよと立ちました。

Mは、舐めてもママの味がまだまだするんじゃないの、と返しました。

身体の大きな若い客がMの胸ぐらを掴みかけましたが、Mはすっと避けるとあっちのお客様に迷惑だから帰りなさい、と強く言いました。 

身体の大きな若い客と他の二人が、僕を見ました。

良く見ると、まだ未成年ではないのかと言うのも混じってるようでしたね。

僕は、自分自身の頭の中の何かが弾けるのが良く分かりました。

相手に向かってにこやかに手を振りましたね。

すると、舐めてるのは姉ちゃんだけじゃなくておっさんもか、と言ってきました。

当時、二十代の半ばの僕におっさんはないだろうと思いながらも、イラつきが何故か有りました。

ホームレス、医者、Aの態度、何かしらその日は、歯車が狂ってるように思ってたからかも知れないです。

僕は相手の方に行くと、外に出ろと大きな声を出しました。

Mは、貴方達この人知らないのと笑いました。

一人が僕の高校の後輩らしくて、あ!っと言う顔をしました。

高校の名前を出したのと、剣道部のキャプテンだったかと聞いて来たので分かりましたね。

高校では、有る事件からそこそこ悪い事で有名になってしまってました。

高校の後輩は、身体の大きいリーダー格にあの人はヤバイよと言って止めましたね。

しかし、相手は表に出ようと扉を開けたから、僕は店の椅子を持ち上げると相手の頭に目がけて振り上げて打ちつけました。

相手は、相当驚いたようでしたね。

ダメージは、何処かを軽く切ったようで血が出る程度でしたが、椅子で殴られると思って無かったようです。

僕は、そのまま相手を外に出すとボディに二発、三発、四発殴りました。

相手は、うずくまるとごめんなさいと謝って来ましたが、顔を蹴りつけて早く帰れガキがと言いました。

僕の中に、何かしらの苛立ちが強く有りましたね。

若い連中は、逃げるように走って行きました。

身体は大きいけど、まだ子供でした。

店に戻ると、Mに俺にもコーラを頂戴と言うと、少し違う所で今日は飲むから後で合流しようと言いました。

Mは、分かったけど余りイライラしても仕方ないよ、とだけ言いました。

コーラを飲みながら知ってる店に行きましたが、いまいち盛り上がらずに酒も酔いが回りませんでした。

僕は、そのまま歩いて駐車場に行くと、Mと良く待ち合わせてた人気のほとんど無い場所に車で移動しました。

車の中でCDを聞きながら待っていると、Mの車が横に付けて来ました。

Mは、助手席に乗り込むとコーラをバックから二本出して、今日はコーラの日だねと言いながら僕に跨がりました。

Mの柔らかい脚と尻を感じると、少しだけ勃起しました。

Mは色々有るよね。多分この先は、もっと色々有るのかもねと言いながら、コーラを開けると飲みました。

今までも色々あったのを考えたらこの先も色々あるよ、とまた僕を慰めるように言いました。

そう言いながらもMは、腰を使って上に乗ったまま僕を刺激しました。

その日のMは、ミニスカートでしたが、ガーターベルトはしてなくて直接パンティがジーンズに当たりました。

ジーンズごしでもMが濡れて居るのが分かりましたが、僕のモノはMに対してなら百二十パーセント勃起するのに、その日は七十パーセント位しか勃起しなかったです。

Mは、それに気付くと僕に、色々有るけど私のコーラを唾と一緒に飲んだら元気か出るよと言うと、口移しでコーラを唾を入れて来ました。

Mの舌はそのあとも僕を慰めるように、いやらしく優しく口の中で動きました。

僕のモノは復活し始めました。

今日は、何があったと言うわけでは無いが、何かしら歯車が上手く回って無かったのが、Mの舌と唾とコーラで気持ちを切り替える事が出来ました。

Mは、素早く僕のジーンズを脱がせると、自分自身のパンティの間から挿入しました。

今日は中で良いからと言うと、妊娠したら結婚しようと笑いました。

そうしてしばらく動くと、僕はいくつもりは無かったのにMの中でいってました。

Mのあそこが、精液を飲み込むように収縮するのが分かりました。

Mがキスを何度も繰り返すと、機嫌直った?と言いながらゆっくり僕の上から降りました。

そして何度か二人で抱き合うとMがしっかり、しっかりと繰り返して言いました。

僕は、自分自身の頬を暖かいものが流れるのが分かりました。

Mの胸で泣いてましたね。

Mは、「防人の詩」を子守唄のように歌いました。

美しくて優しいけど滲みる感じでした。

その後、僕もAもMも色々な予測出来ない事に出合います。

Aは、この世にもう居ません。

僕は、歳と共に「防人の詩」をカラオケで歌うようになりました。

昔は、ダサいと思ってたものがしみじみ分かるようになりましたね。

今では炭酸系のジュースは滅多に飲みませんが、今度久しぶりにコーラを飲んでMを思い出そうと思ってます。

Mが、色々有るけどしっかり、と言ってくれるような気がします。

今年で五十歳になる僕は、Mも何処かで四十八歳になるのかと思うと時間の経過を思います。

しかし、MやAが僕に残してくれた物は大きく、未だに残ってます。

電話帳は捨てたけど、捨ててもそれは消えないです。

電話帳に書かれて居たメモ書きには、Mが僕にしっかりと言ったと書かれてて、横にコーラと書かれてます。


おわり

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「ガーターベルトの女 外伝」(フィクション編) 1
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