高山が作家として更に飛躍することを願い創作活動を支援したい!~エッセイ「ガーターベルトの女」の作品化を目指して【102】

妄想家・夢想家無名居士の夢物語の記録です
無名作家高山のエッセイ「ガーターベルトの女」の
映画化芝居化・・・その他いろいろ作品化できればなんでも
なんて途方もない夢を観ています

2019.8.02~高山とトンネル工事現場の近況:エッセイ

まず最初に 高山の新作エッセイをアップしました
「濡れる穴の中27 拍手」
https://mumeikon.blog.fc2.com/blog-entry-454.html
高山が現場を管理する下請け会社で アルバイト事務員から幹部社員に成長しているA子ちゃんと その同級生でやはりアルバイトから社員の道を歩いているC子ちゃん ともに高山のエッセイでそれぞれがシリーズ化されていますね その二人の女性の活躍が今回のエッセイで取り上げられています
とにかくトンネル工事現場で女性が働くというのはおよそ考えられないことでしたが なぜなら山の神は女性 女性に嫉妬するので事故が起きる 縁起が悪いと抗夫達は女性を認めない現場なのです
今どき建築現場でも女性労働者や鳶職人も目にする時代 いつまでも古い体質のトンネル業界なのですね それはそれだけ危険と隣り合わせの現場だということでしょう 確かにその難しさ危険性はあるでしょうね
いかし今は女性がどんどん進出している時代 遅まきながら政治も女性活躍社会を言わざるを得ない状況になってきましたが 実際の現場ではなかなか改革は進んでいません そのことが今回のエッセイにも書かれていますね
幸い高山らの工事の事績が認められてきて 高山のやり方に注目が集まっている中での女性起用 大手の元請けもその改革に学ぼうとしています
女性専用のトイレや更衣室を用意する これまでになかったことなのです
元請け自身も女性社員を積極的に採用しようという方針もあり 高山の改革要求を受け入れてのことなのです 問題はまだ役所が同のような態度をとるかということですが 政府の姿勢は雇用における男女の均等な機会と待遇の確保ですから 地方自治体もそれに倣うべき立場
さて高山の現場で何があったか
女性二人の現場での活躍はエッセイをお読みください

さて9時を回りました そろそろひと眠りしたいところですが
もう少し書いて終わることにします
金曜日を昔は「華金・花金」とか呼んでいました
週休二日が公共機関や大手の会社で一般的になったことで
金曜日は以前の土曜日的な週末となったわけです
私的にはこの「花金」がまだ生きてます というのは土日は誰も来ないからです 平日は訪問看護や入浴サービスに往診など 誰かが来るのです
このことは前にも書きましたが 他に書くことないからまた書いておきます
今日は金曜日 ということは「花金」なわけで 明日明後日とサボリデー
何もしないでいいわけです もちろん姉さんのことはしますよ
でも他のことは気にしないでいい だから私はサボリデー
少しは気分的に楽ってことですね やはり大したことはしていませんが
訪問者があればそれなりにすることはあります 大したことではないと言いつつも気になるのは事実 それから解放される気がするのですね
だから金曜はいまだに私にとっては「花金」ということなのです
土日はコーラ解禁してますのでね 酒は飲めないのでコーラで欲求不満解消
ってことになりますか 自慢じゃないけどね
これからひと眠りしましょうか そして夜更かしするのだ・・・

高山は政治的な問題についてのエッセイも多い
音楽や映画 そして当然本や作家の関するエッセイも多い
他にもこだわりは多いが 高山自身が柔術や剣道をやってや関係で
格闘技 プロレスにもこだわりがあるようだ
自身が小説を書くので小説家に対するこだわりもある
最近 映画雑感が多い
次回はクリント・イーストウッドの監督作品を続けます
映画『15時17分、パリ行き』雑感

「映画『運び屋』雑感」

2019/06/21
クリント・イーストウッド監督主演の『運び屋』を観ました。

現在、89歳のクリント・イーストウッドが、2018年に公開した映画ですからイーストウッド八十代の後半でしょうね。

しかし、この人のパワフルさには頭が下がります。

多分、監督するのにチーム・イーストウッドのようなのがあるのでしょうが、既に次作にも取りかかるとの情報が入ってますね。

この人には、一作でも多く残して欲しいです。

今回の『運び屋』の特典メイキング等を観ると、元気そうでまだまだやれるなと見えますけどね。

映画『運び屋』ですが、やはり素晴らしいですね。

前作の『15時17分、パリ行き』でも思ったんですが、イーストウッドは若い人に何かしらの遺言を残そうとしてるのではと思います。

年齢的にいくら元気でも、何時監督が出来なくなってもおかしくないですからね。

それと、かつては非常に重いテーマを扱ってたのが少しずつ変わってますね。

何かの境地に入ってるように思えます。

重くないけど、決して軽い訳ではないという感じです。

ストーリーは単純です。

花を作る職人だった男が、インターネットの進出で廃業に追い込まれます。

男は家庭も顧みず離婚をしていて、元妻との間にいる子供からは嫌われてます。

唯一、味方をするのが孫娘だけですね。

しかし、男はインターネットの進出で何もかも失います。

そうしてたら、孫娘の誕生日に来てそこに居た男から運転手の仕事を頼まれます。

男は、運転は安全で過去に違反をした事がないというので運転手として選ばれ、名刺を貰います。

そこから、メキシコ人達の運転手をするようになります。

最初は、何を運んでるのか見るなと言われてて見ませんが、たまたま見てしまいます。

麻薬を運んでるですね。

この時、男は八十代の後半で、最後は多分九十歳です。

これは、実話を基に描かれてます。

しかし、麻薬を運んでる事が分かっても高額な報償金等があったので、男は気にせずに運転手を続けます。

前半は、この老人の男をユーモラスに描きます。

特に罪の意識もなく、仕事を楽しんでるような所を見せますね。

しかし、メキシコの麻薬カルテルの中でも相当な量の麻薬を運んでいた為に、麻薬取り締まり局から目をつけられます。

麻薬取り締まり局の捜査官を、このところ非常に良い役をやりイーストウッド映画でも良く出るようになったブラッドリー・クーパーが演じます。

男の娘役を、イーストウッドの本当の娘のアリソン・イーストウッドが演じます。

他にも良い役者が脇を固めてます。

男は、入ったお金で自分自身の家を取り戻したり、ボロボロだった車を変えたりします。

孫娘の学校のお金を出してやったり、退役軍人が集まる場所が危ういと分かったらそこにも出してやります。

メキシコの麻薬カルテルのボスから呼ばれて、行ったりもします。

その辺り、飄々とイーストウッドが演じますね。

しかし、徐々に雲行きが怪しくなります。

メキシコの麻薬カルテルのボスが身内から殺されたり、麻薬捜査官が徐々に的を絞り始めます。

麻薬カルテルのボスが殺された事で、前のようにわりと自由に荷物を運ぶのも難しくなります。

イーストウッドは、それでも若造に屈しない男を演じます。

この辺り、イーストウッドがずっと演じて来た男ですね。

屈しない男イーストウッドと言うのはイメージとして付いてますが、実際もそうなのかもと思わせますよ。

色々な事が有りながらも、何とか順調に運び屋を続けます。

麻薬捜査官のブラッドリー・クーパーとも偶然コーヒーショップで会って、家族を大事にしろ等と言います。

このシーンは、非常に良いですね。

自分自身の生き方を肯定しつつも、家族に対しての生き方は否定してますね。

いくら、お金を出しても元妻も娘も許してはくれないんです。

麻薬カルテルのボスが新しくなってからの仕事で、男の所に元妻がもう相当病気で悪いと言う知らせが入ります。

元妻のそういう部分は、前半で少し匂わせますから唐突とは思えないです。

家族は、男に帰って来て欲しいと言いますが、最初は断ってた男も運び屋の仕事を投げ出して元妻の所に戻ります。

麻薬を大量に車に積んだままですから殺されてもおかしくないのに、男は最終的に家族を取ります。

元妻の所に行くと元妻は、自宅で既に何時どうなってもおかしくないような状態です。

男は、数週間元妻に付き添います。

そして、元妻が亡くなり葬式にも出ます。

この部分での元妻との交流の場面は、じわりと涙が出ます。

元妻は、お金より家族と言ったりしますね。

この交流のシーン、それほど長く無いんですが非常に良いです。

やっと、家族から男は許して貰えます。

しかし、数週間も何処かに失踪した男を麻薬カルテルは許しません。

殺そうとしますが、やるならやれと言います。

しかし、殺さずに取り敢えず荷物を運ばせようとなります。

しかし、麻薬捜査の方は男の車を特定したり、走る場所を特定してます。

男は、組織の若いのから殴られて顔に傷を負いながらも車を走らせます。

前半のユーモラスで、のんびりした空気は一気に変わってきますね。

最後は麻薬取り締まり局に捕まります。

前にコーヒーショップで会っていた捜査官から、あんたかとと言われます。

そして、裁判を受けますが、弁護士は男を庇おうとしますが、男の方から有罪だと言って有罪になります。

家族も見守る中で、決然と有罪だと言います。

家族との絆を取り戻した男には、自分自身がやった事は有罪で良いんでしょうね。

家族も面会に行くと伝えます。

これで終わりになりますが、節々に若者へのメッセージやイーストウッド自信と被るシーンが沢山出ます。

スマホを持たされても使えなくて、こんな物無くても良いとか。

家族を顧みずに、仕事ばかりに夢中になって気づいたら家族から見放されてるとかですね。

それでも、頑固で男らしい男を演じます。

前半の飄々としてユーモラスなイーストウッドと、後半でリアルである意味痛々しいイーストウッドが、本人と重なりますね。 

一種のロードムービーですが、脇役陣も素晴らしく傑作になってます。

それでも僕は、ある意味クリント・イーストウッドの為の映画では無いのかと思わせますね。

勿論、彼は麻薬の運び屋ではないんですが、彼が今までやって来た事を描いてるようか錯覚におちいりますよ。

小説で言えば、私小説なのではと思わせます。

タフで頑固で、しかし飄々としてって部分もです。

八十代の後半の大スターが、自分自身をさらけ出して演じてるように見えます。

だからこそ、心打たれるんですね。

彼の米国での出世作『ダーティーハリー』の末路のようにも見えますね。

既に髪は真っ白で、後ろから撮すとかなり薄くなってます。

腰も若干曲がって来てますし、昔は鍛えて居た肉体もすっかり細くなってますよ。

完全に老人ですが、額に浮かぶ血管はまだまだやれる、と伝えてるようにも感じますね。

次作の準備に入ったらしいので、次作を楽しみに待ちながらもこの映画をまた観たいと思います。

非常に良い傑作です。

機会が有れば是非観て欲しいです。

それと、ほとんど調べずに書いているので、間違いが有ればすいません。

この映画の紹介はしなくちゃいけないと言う、一種の義務のような物さえ感じました。

おわり

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「ガーターベルトの女 外伝」(フィクション編) 1
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