51歳で実現!英検1級への長い道 77 「はい、次回また頑張ってね」光線
もやもやっとした脳内のまま
見切り発車でスタートした
いんちき極まりない即興スピーチは
すぐ隘路を彷徨うこととなり
全く出口が見つからない展開に。
正面に座る日本とネイティブ
2人の面接官からびしびし伝わってくる
「なんじゃこのしょーもないスピーチは」
…っぽいあきれたような雰囲気の
「はい、また次回頑張ってね」光線。
もう4回目、これで合格したかったのに。
また恥かいちゃってるよ、オレ。
なぜこんなトピックしかないんだ!
こんなに時間を費やして、お金もかけて
どこまで振り回されるんだ……。
もはや英検1級2次試験の存在そのものに
悪態をつきたくなるほどの深すぎる絶望。
がっくりとうなだれて(たぶん)
迎えにきてくれた妻のクルマに乗っても
ため息すらも出てこない圧倒的な敗北感。
これ、もう一生合格しないんじゃないかな……。
(続く)