51歳で実現!英検1級への長い道 56 それって「国」じゃないよね?
「発展途上国って具体的にどんな国がある?」
Well…ah… 意味不明の間投詞で
何とか間をつなぎ時間を稼ぎながら
いわゆる「第三世界」の国々を
思い浮かべて探してみるのだが……。
冷静に対処さえすれば
いくつか出てくるはずなのに!
アフリカ、東南アジア、中南米の
地図を必死に思い浮かべながら
カタカナで国名を探ってみる。
国の名前をカタカナっぽく言えても
英語圏の発音に自信がないので
発話にためらいが生じてしまう。
このままでは、ま、まずい……。
とにかく何か伝えなきゃ…。
「プエ…プエルト…リコ」
言ってからすぐに、あっ!と気づいた。
プエルトリコは正確には「国家」ではない。
「…though it´not nation……」
怪しげな言い訳をしてごまかす。
えーと、次は、次は……。
(続く)
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もちろん帰国子女ではなく、
海外在住はおろか短期留学の経験すらない、
いわゆる「生粋のド純ジャパ」。
そんな昭和のオジサンが悪戦苦闘しながら
51歳で英語検定1級に合格する道のり。
勉強法や試験本番の情報も参考になれば嬉しい限り。