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#6そだてるには、自分が育つ努力がいる

前回の記事で、「天理教が伸びるためには、人を育てることが大切」ということについて、考えました。

人を育てるのは、大変難しいことだと思います。

では、人を育てるポイントは何でしょうか?

今回は、人を育てるには、自分が育つ努力が大切ということについて考えていきたいと思います。

1.自分が育つ

人を育てるためには、自分が育つ努力が必要ではないかと考えます。

日本にコーチングを広められた鈴木義幸さんは、『新コーチングが人を活かす』の中で、コーチングの達人に向けてのスキルとして、

「自分自身が日々小さな目標を達成する」

ことを上げておられ、

 誰かをコーチしようと思ったら、目標達成ということにおいてその人のモデルになる必要があります。
 日々小さい目標を自分に課し、それを達成しているという確かな自信を身にまとう必要があります。
 それが顔や声を通して相手に伝わり、相手の目標達成に一役買うのです。

と言われています。

つまり、日々小さな目標を達成しているという自信を身にまとうことで、コーチする相手にとって目標達成のモデルとなるということです。

また、YouTube講演家の鴨頭嘉人さんと、プロコーチの森田市郎さんのコラボ対談の中でも、

人を教える教育業をやる人間は、自分自身が学びをやめたら、教育者をやめなければならない。
それしかない。

と言われています。

つまり、教育者は、自分が学び続けないといけないと言われているわけです。

それは、学んでいるひと、日々目標を達成している人は、行動や、言葉に説得力が出るのだと思います。「こんなに学んでる人なら」となるのだと思います。

逆に、日々学んでないひと、目標達成をしていない人の行動、言葉は説得力がなく、相手には響かないと思います。

2.天理教における自分が育つ

天理教において、自分が育つことに関するものは、何があるでしょうか。

一番は、教祖が我々に陽気ぐらしのひながたを残してくださったことだと思います。

教祖は、我々人間に、陽気ぐらしへのひながたを残してくださいました。

教祖は、月日のやしろであるので、どのようなお通り方もできたはずだと思います。

しかし、我々に陽気ぐらしのひながたを残すために、わざわざ通らなくてもよい道を通られました。

そのひながたがあるから、我々は、どんなことがあっても前に進んでいけるのだと思います。

我々が人を育てていくには、自分が育つ努力が大切だと思います。

まず我々が、教祖が残してくださった、陽気ぐらしという目標に向かってのひながたを辿らせてもらう努力が必要だと感じます。

三代真柱様は、

自分自身の生活態度を教え通りに実行することが、最大、最強、最高のにをいがけおたすけ活動なのであります。
  中山善衛『若者に期待する』p182

と仰せられています。

前回の記事でも書きましたが、天理教は、人によってしか、この教えは伝わっていきません。

今の我々が、教祖のひながたを辿る努力をしていくことが大切です。

そして、そのことが、最大、最強、最高のにをいがけになり、人が育っていくのだと考えました。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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