「女というもの」という話
「女というもの」という話
つい最近まで女性に人権はありませんでした。
つまり、女性は人間扱いされていませんでした。
女性は法的に物だった訳です。 #blackjokeではない
少し考えてみましょう。
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ようこそ。門松一里です。静かに書いています。
いつもは、
「あまり一生懸命になるな」という話
https://note.com/ichirikadomatsu/n/n081dd28c9a6c
とか、
「沈黙」という話/「東アジアの思想」という話
https://note.com/ichirikadomatsu/n/n416e39d84b94
を書いていますが、本当はノワール作家です。
という話(ik)を連載しています。
こちらは調査資料(エビデンス)を使った「思考の遊び」――エンタテインメント(娯楽)作品です。※虚構も少なからず入っています。
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《注意》
心的外傷後ストレス障害(PTSD)がある場合は、悪化する可能性がありますので絶対に読んではいけません。また、寛解していたとしても再発する可能性がありますので絶対に読んではいけません。
これから話す内容で、誰もがかなり気分が悪くなります。
それは、あなたに責任がある訳ではありません。
そうした歴史があった。まだ残っているという話です。
読んでいて気分がすぐれなくなった女性は閉じてください。
多くの男性は体験したことがなく不勉強ですから、最後まで読むことを推奨します。
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さて、問題です。勃起不全(ED)治療薬であるバイアグラは日本では何年で認可されたでしょうか。ピルは?
薬の認可は何年もかかるのが普通です。
答えは、バイアグラは半年、低容量ピルは9年です。それも、低容量ピルの9年はバイアグラの異常な承認スピードを批判されたためです。
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すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
——日本国憲法 第十四条
1947年(昭和22年)5月3日に施行された日本国憲法によって、女性に人権が認められました。#blackjoke
#blackjoke である理由は、まだ女性の人権が認められているとは言い難いためです。
それまで、女性に人権はありませんでした。
人権がないということは、つまり、女性は法的に物だった訳です。
それまで男性だけが人間で、女性は物でした。
選挙権もないなんて人間とは言えませんからね。
つまり、女性は愛玩動物(ペット)と同じレベルだった訳です。
どれだけかわいくても愛玩動物(ペット)はヒトではありませんから、人権はありません。物です。
損害保険で物に損害事故があったとしても、賠償するのは対物賠償です。
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旧刑法では、妻は夫の所有物(ペット)でしたから、姦通罪が成立しました。
夫の物である妻が勝手に(夫の了承を得ずに)他の男性と浮気したら、姦通罪です。
これは逆はありません。夫が他の女性と浮気しても罪にはなりませんでした。人間が物を楽しんでいるだけですから。
(書いていて気分がよくないですが、そういう時代でした。)
「夫の了承を得ずに」と括弧書きしたのは、夫の了承があれば姦通罪にならなかったからです。けれど、親告罪ですから、夫の気分が変わって訴えたら、即姦通罪です。
姦通罪は刑事事件で、禁固2年以下です。妻も姦夫(間男)も同じです。
そして、旧民法では、姦通で離婚した場合、元妻は情夫と結婚できませんでした。
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まあ酷い話です。今の常識から考えると異常ですが、当時はそれが普通でした。
女性は物でしたから。管理者は常に男性です。#三従
(女戸主もいましたが、少ないです。)
これは外国でも同じです。たとえば、映画『ゴッドファーザー』で、マイケル・コルレオーネはアポロニアの父であるヴィテッリに結婚を了承してもらいました。そこに娘のアポロニアの意思はありません。
逆に言えば、それだけの加護がないと、弱者は生きていけなかった訳です。#マフィア
けれど、加護には代償があります。身内を守る者は、身内に何をしても文句は言われませんでした。物ですから。
物が賢かったら、それはびっくりです。女性が賢いということは、ペットが賢いレベルでした。
(ほんと酷い話です。)
ですから、物が反抗すると容赦ありませんでした。#虐待
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女性は物ですから、父にとっては守るべき物です。それが傷つけられたらどうしたでしょうか。
たとえば、娘が村の乱暴者に傷つけられたら?
娘(被害者)としては、乱暴者(加害者)を罰して欲しいと考えます。普通ですね。
けれど、父にとって娘は物です。
今でも、物を傷つけられた場合、相手にどう請求するでしょうか。
証拠を提示して、同じだけの金をもらいます。
それを乱暴者にも要求します。金ですね。
そして、傷ついた物に価値はないので、その価値を賠償させるべく娘を乱暴者に嫁がせます。
瑕疵物(被害者)を愚かな人間(加害者)に与えるのです。
「そんなバカな話があるものか」と思うでしょうが、それが前時代の考え方です。
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損害保険の対物賠償には「直接損害」と「間接損害」があります。
直接損害は、事故がなければ発生しなかった損害です。
間接損害は、事故によって得られるはずの利益が失った損害です。
娘を乱暴者に嫁がせることで、瑕疵(かし、傷)があったもの(直接損害があった娘というもの)を相手に払い下げて、損害自体がなかったものとして父の名誉を守った訳です。間接損害として結納金も父はもらっています。
そこに娘の人間性はありません。だって物ですから。そして、嫁いだ被害者は、その加害者が死ぬまで面倒を見る必要がありました。
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問題は、そうした前時代のバカな思考でいまだに行動している人がいるということです。
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考察するに、昭和生まれは差別主義者とそれに抗した人たちの世代ですね。#blackjoke
結局、平成は昭和の罪の執行猶予期間になっています。
改正前の死刑の時効は25年です。今は死刑は時効になりません。
ご高覧、感謝です。 サポートによる調査資料(エビデンス)を使った「思考の遊び」――エンタテインメント(娯楽)作品です。 ※虚構も少なからず入っています。