「寝言」製作ノート1

短編を作ってネットで公開するというサイクルを、できるかぎり続けてみようと計画したが2014年後半。

手始めの作品がこの「寝言」です。2015年1月30日から2月1日の3日間で撮影しました。

今つくっている短編はどれもそうですが、まず出演者とロケ場所を決めてからシナリオを書いています。この「寝言」も、タイトルとざっくりした作品イメージだけで出演者探しをおこない、3人の方にお願いすることになりました。

あくまで私見ですが、森さんは顔がいいと思います。松本さんは、声がいいと思います。入江さんは、独特の雰囲気があると思います。

出演者が3人ですから、ロケ場所も3か所がいいだろうと考えました(私はよくこういう数字合わせに囚われます)。

1箇所目は平和公園。ご存じない方はgoogleで見ていただけるとわかるのですが、とにかく広大な墓地です。前からロケしてみたいと思っていました。

2箇所目は音楽スタジオ。なぜそうしたかは忘れました(笑)。

3箇所目は民家を改造したフリースペース。他の二箇所とのギャップと、だんだん世界が狭くなっていくイメージで選びました。

他にも幾つかの「思いつき」や、偶然のきっかけがあったと思いますが、とにかくそれらを「自由連想」的に組み合わせて、設定を作りました。3人の登場人物はバンドの仲間で、死んだ4人目のメンバーに囚われている、そんな感じです。

シナリオの校正は、あえて形式的に、1箇所1シーンにしました。ロケも、1箇所につき1日、計3日でやりました。

キャスト、スタッフの方々には、冷たい雨の中頑張っていただき、とても感謝しています。作品にも満足しています。

しかし、この「寝言」を作ったことで、「映画製作」における自分の問題点がよりハッキリ認識できるようになりました。これ以降の作品では、その改善が大きなテーマとなりました。

それについてはまた別の記事で。


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