通販サイトについていろいろ考えた話
こんばんは。
少しずつ元の日々に戻りつつあるこの頃、いかがお過ごしでしょうか。
私は、自粛期間前はどんな生活を送っていたっけ…と探り探りです笑
今回は、前々から書こうと思っていたハンドメイド系の通販サイトについての話を少ししようかと思います。
はじめに
もともとminneとCreemaに登録していて、ここ1年くらいでオリジナルステーショナリーを作り始めてからBOOTHも使い始めました。
販売場所を増やしてしまうと売上の分散があったり在庫管理が大変だったり変更があった時に大変だったりするのですが、それぞれのサイトを使っている方の客層が微妙に違うなと感じたので、できるだけ多くの方に手に取ってもらいたいと思い今は3つのサイトを使って販売しています。
それぞれ一長一短、特徴があるので、簡単な特徴と個人的に感じたことを書き出して見ました。
通販サイトが合ってないと感じる人や登録したいけどどこがいいか悩んでいる人の足しに少しでもなればと思います。
人によって感じ方は違うでしょうしあくまで個人の感想なので、一意見として受け取ってくださいね。
1.minne
販売手数料
作品価格+購入オプション価格+送料の9.6%(税抜)
特徴
・作家、購入者共に利用ユーザー数が圧倒的に多い
・UXが直感的でわかりやすい
私が初めて登録したハンドメイドサイトです。
何と言っても利用ユーザー数が多いイメージがあります。作家、購入者共に。
テレビCMをやってたこともあるし、ハンドメイドブームの火付け役的な存在かなと感じてます。ハンドメイドにそれほど詳しくない友人のスマホにもアプリが入っていて驚いたこともあります。
使い勝手の点で言えば、初めてハンドメイドを販売する人にはすごくおすすめなのではないでしょうか。
機能が過不足なくて、アプリもWebページも使いやすいです。全部余すところなく使いこなせる感じ。初心者向けのノウハウなどもすごく充実しています。
アクセス解析でどんな商品が多く見られているかとか、どんなタイミングで閲覧数が増えてるとか、どんなキーワードでサーチされたのかとかもわかって、改善点がわかりやすいです。
サイトデザインもわかりやすく、販売者としても購入者としても使いやすいです。
それから、特集に掲載された時の反応が凄まじかった印象があります。特集に掲載されたのはだいぶ昔なので、最近はどうなのか知らないけど。
minneでの取引が一番多くて一番長いからかもしれないけれど、すごくベーシックで文句の付け所が少ないサイトかなと思います。
強いて言えば商品数が多すぎて、新作を載せたとしても埋もれ気味だなと思います。
お気に入り登録が増えれば検索したときに上位に来て見てもらえることも増えるけど、お気に入り登録が伸びないとずっと検索の下位にいて誰にも見つけてもらえず一度も売れず…ということもままある。
ユーザーが非常に多いので、客層は幅広く、本当に老若男女という感じがします。
学生さんや社会人、主婦さんとかが多いのかな。購入者の趣味も本当に様々な気がします。
2.Creema
販売手数料
成約時に商品金額の一律10%(税別)
特徴
・クーポン機能、作品プロモーション機能などが充実している
・クオリティの高い商品が多い
Creemaはとにかく、販売されている作品のクオリティが高い印象があります。趣味で作ったものを販売するというよりも職人的な人が多い。
作品の価格帯もレベルもとても高いイメージです。勝手な想像だけれど、客層もminneと比べると高くて学生さんとかは少ないんじゃないかな。
綺麗めなアクセサリーとか、陶器、革製品などが多かったので、客層が少し違うかなと思いステーショナリー販売前はあまり使用していなかったです。
ステーショナリーの販売を始めてからも、最低設定金額との闘いでフルには使いきれていません…。(最低設定金額¥500)
単価が安いものを販売する人にはあまり向かないかもしれません。
あとは、作家がオリジナルで発行できるクーポン機能があったり、作品プロモーション機能があったりと、販売に関するマネジメントの自由度が高いのが他にはないポイントだと思います。使いこなせたらいろんな展開ができそう。
高価で商品を販売したい方とか、ナチュラルテイスト・綺麗めな作品を得意とする方におすすめです。
ホームページのデザインがシンプルで作品を邪魔しないので、作品や写真で世界観を出したい方にはすごく向いていると思います。
クオリティの高い作品が多く、作品購入ごとにポイントがもらえるので「ハンドメイドのいい感じのもの欲しいな〜」という購入者さんにはとてもおすすめです。
3.BOOTH
販売手数料
販売価格+送料の5.6%+22円(2020年8月26日改定)
特徴
・BOOST機能がある
・pixivFACTORYと連携して在庫を持たずに販売することも可能
・発送代行サービスがある
ステーショナリーの販売を始めてから使い始めたサイトです。
一番の特徴としては、販売手数料がめちゃめちゃ安い!!!
つまり、作品が売れたときに作家に入ってくる額が非常に多いです。嬉しい。
作品の値段設定をするときに通販サイトの手数料がしっかり考慮できてないことが多い私にとってはとてもありがたい手数料設定…。10%近く手数料で引かれるのは結構大きいです。
2020年8月26日の改定により、手数料が変更されました。+22円が地味なダメージとなっているので低価格帯の作品を取り扱う人にとってはそこそこのダメージです…。そして手数料の計算が難しい…。500円以下の場合だと手数料が実質10%以上になるので、他2サービスの方がお得です。悲しいことですが、他サービスの手数料を鑑みるに、サービスの存続のためには仕方ないのかもしれませんね。
さらにBOOTHにはBOOST機能があります。
購入者が作家に対して任意で額を決めて支払うことができるチップみたいなものです。
これがいただけた時の喜びはひとしお…。私が考えている以上に私の作品に価値を見出していただいたということなので、嬉しさがはんぱないです。ありがとうございます。励みになります。いい機能だ。
BOOTHはイラスト投稿サイトでおなじみのpixivが運営しているサイトでpixivとの連携が可能なので、イラスト系の作品が多くあり、ユーザーもイラストが好きだったり絵描きさんだったりが多いイメージです。
私の作品の客層とあっているのではと体感的に感じたので初めてみました。多少の上下はあるものの少しずつ伸びているので、実際合っているんだと思います。
BOOTHはGoogleアナリティクスと連携ができ、そこでウェブ解析ができるのですが、結構グラフの見方が難しい。慣れるのに時間がかかりそうです。
BOOTHは最低設定金額が¥100なので、本当にちょっとしたものから販売できるのがいいところだと思います。
あとは倉庫から発送代行もしてもらえるので、忙しい人や販売数の多い人とかにもいいんじゃないでしょうか。私は使ったことないですが…。
不満な点としては、アプリが使いづらい(アプリから販売品の管理ができない)ところ、注文して入金した後のキャンセルが一切できないところ(販売者としてはありがたいですが間違って購入したときには困る)でしょうか。
発送方法が購入者側で選べるといいな〜と感じます。
まとめ
というわけで、色々と思ったこと感じたことを書いてきました。
他にもいろんなサイトがあると思いますが、私は今のところ、自家通販ではこの3サイトがメインかなと思います。
どこがいいとかどこが使いやすいとかは本当に人それぞれだし、作品のテイストによっても変わってくると思うので、色々試して合うところを探していくのがいいと思います。
どのサイトもすごく考えられていて、それぞれが持った特色があって面白いです。
思ったこと、感じたことをただ書き連ねただけですが、誰かのお役に立てれば幸いです。
それでは。
2020.6.7 (2020.9.12更新) 壱ノ瀬
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