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ミニチュア陶芸の最初のハードル

こんにちは。市川です。

自作した小さな電動ろくろを「ゆびろくろ®」と名付け、そのろくろで小さな器を作っています。

今日はゆびろくろ®を使った成型のコツについて書いて行きます。


成型時のコツ

①粘土の準備:耳たぶくらいの硬さの粘土を用意し、十分に練ります。こうすることで、成形がしやすくなります。

②芯出し(センタリング):粘土をターンテーブルの中心に置き、粘土の中心を出します。これは作品を美しく作るための重要な工程です。

③水分管理:適度に水を使うことで、粘土が扱いやすくなり、成型がしやすくなります。ただし、水を使いすぎると粘土がヘタるので注意が必要です。

④圧力のコントロール:粘土を押す力加減が大切です。強すぎず、弱すぎない適切な力が理想ですが、練習をこなすことで指先が覚えていきます。

⑤速度調整:ろくろの回転速度を作業に合わせて調整します。初心者は遅めの速度から始め、徐々に速度を上げていくと良いです。

⑥基本形の習得:まずは単純な形状(筒、鉢など)から始めると、基本的な技術が身に付きます。

⑦道具の使い方:各種道具の正しい使用方法を学び、効果的に活用することで作品の質が向上します。

⑧忍耐と練習:上達には時間と努力が必要ですので、日々少しずつ練習を重ねることが大切です。

⑨観察と分析:自分の作品や他の人の作品を観察し、技術や形状を分析することで理解が深まり、上達速度も上がります。

これらのポイントを意識しながら練習を重ねることで、電動ろくろの技術は着実に向上していくでしょう。

芯出し(センタリング)について

粘土が完全に中心に来るまで心出しを続けます。

粘土が偏心していると、後の成形過程で問題が生じる可能性があります。

練習方法:

  • 目を閉じてセンタリングを行う練習をすると、触感を磨くのに役立ちます。

  • ミニチュア陶芸の場合、大きな粘土の塊から始め、徐々に小さな塊での作品作りに挑戦します。

トラブルシューティング:

  • 粘土が偏心する場合は、ろくろの速度を下げて再度試みてください。

  • 粘土が柔らかすぎる場合は、少し乾燥させてから再度挑戦します。

心出しは、練習を重ねることで上達する技術です。最初は難しく感じるかもしれませんが、根気強く続けることで必ず上達しますので、頑張ってみてください。




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