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教えることは学ぶこと

わたしは現在、よみうりカルチャー自由が丘と錦糸町でミニチュア陶芸を教えています。

月に約4回、30名弱の方に教えていることになります。

今日は教えることは学びが大きいということをお伝えします。


教えることで自己成長を遂げる

何かを人に教えるということは、教える側にとって大きな学びとたくさんの成長するの機会があります。

わたしはミニチュア陶芸を指導することで、技術的な面だけでなく、人間性や創造性においても生徒さんと一緒に成長しているなぁと感じることが多々あります。

生徒さんの疑問には学びがたくさん

わたしの場合はミニチュア陶芸を教えるために、まず自分自身が確かな技術を持っていなければなりませんが、生徒さんに教える過程で、自分の技術の不足点や改善点に気づくことがあります。

「教えることは学ぶこと」という言葉通り、指導を通じて自身の技術をさらに磨くことができるのです。

また、生徒からの質問に答えるために、自分の知識をより深く掘り下げる必要があります。

なぜその技法を使うのか、どうすればより良い作品ができるのかなど、自分自身への問いかけを通じて、ミニチュア陶芸への理解が深まっていきます。

これこそが「教えることは学びが大きい」といわれる所以だと思います。

コミュニケーション能力の向上

何か人に教えるということは、単に技術を伝えるだけではありません。

生徒一人ひとりの個性や理解度に合わせて、適切な指導方法を選択する必要があります。これは、コミュニケーション能力を高める絶好の機会となります。

言葉で説明するだけでなく、実演を交えたり、生徒の作品を一緒に分析したりすることで、より効果的な伝え方を学ぶことができます。

また、生徒の挫折や困難に寄り添い、励ましの言葉をかけることで、より深い人間関係を築く力も養われていきます。

創造性の刺激

生徒たちの作品や発想に触れることは、教える側の創造性を刺激する素晴らしい機会となります。

時に、思いもよらないアイデアや表現に出会うことで、自分自身の創作活動に新たな視点をもたらすことができます。

また、生徒さんの個性を尊重しながら、その可能性を引き出すために創意工夫することで、自身の創造性も磨かれていきます。

「こうでなければならない」という固定観念から解放され、より自由な発想で自分と作品に向き合えるようになっています。

忍耐力と柔軟性の育成

何かを人に教えることは、時に大きな忍耐が必要です。

生徒の上達にはそれぞれペースがあり、すぐに結果が出ないこともあります。

しかし、長期的な視点で生徒の成長を見守ることで、自身も忍耐力を養うことができます。

同時に、生徒それぞれの個性や学習スタイルに合わせて指導方法を柔軟に変える必要があります。

この過程で、自分自身も柔軟性を身につけ、様々な状況に適応する力を養うことができるのです。

自己省察の機会

何かを教えることは、自分自身を見つめ直す良い機会となります。

生徒さんとの対話や指導を通じて、わたしの場合は、自分の陶芸に対する考え方や価値観を再確認することができます。

時に、生徒からの質問や意見によって、自分が当たり前だと思っていたことに新たな気づきを得ることもあります。

このような自己省察の機会は、作家としてだけでなく、一人の人間としての成長にもつながっていきます。

最後に

何かを教えることは、単に知識や技術を伝達するだけの行為ではありません。

それは、教える側にとっても大きな学びと成長の機会なのです。

技術の向上、コミュニケーション能力の発達、創造性の刺激、忍耐力と柔軟性の育成、そして自己省察の機会など、指導を通じて得られるものは計り知れません。

何かを人に教えることで、より深く自分がやっていることを理解し、より豊かな人間性を育むことができるのです。

そして、この成長の過程こそが、「人にものを教えること」の真の魅力の一つと言えます。

あなたも是非、人に何かを教えることで、自分自身を成長させてみてください。

極小の壺。

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