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氷川風土記

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写真と文章で綴る氷川神社の風土記
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#hikawa

~第228回~「菱と蓮と水の話」

現代には様々なお菓子がありますが、奈良時代や平安時代は果物などを意味することが多く、『延…

~第227回~「災害と稲の話」

古来、日本人は春に農耕の実りを祈り、秋に収穫を感謝する、祈りと感謝を忘れずに生活してきま…

~第226回~「蛍と武蔵一宮氷川神社②蛍の献上」

前回に続き蛍のお話です。 近代日本では庭園に無数の蛍を放す行為が趣ある趣味とされており、…

~第225回~「蛍と武蔵一宮氷川神社 ①鉄道とのご縁」

大宮は「鉄道の街」としても知られている地域。 この鉄道、実は大宮の蛍と深い関わりがありま…

~第224回~「秋と観月と実り」

9月(長月)になりました。 神道では1年を通し多くの神事・祭礼が行われますが、長月の時季に…

~第223回~「玉串の話し」

神社は様々な自然の恵みと共に在ります。 例えば、神社でお供えされている植物の葉。 参拝の折…

~第222回~「スサノオノミコトの子孫たち」

武蔵一宮氷川神社の主祭神・須佐之男命には多くの子孫神がいます。 最も有名な子孫神は「因幡の白兎」の神話で知られる大己貴命(大国主命)ですが、その他に「大年神(おおとしのかみ)」も知られています。 大年神の「大」は美称で、「年」は穀物や稲の意味とされています。 その子孫には農耕や穀物にまつわる神々が多く、「稲の豊饒をもたらす神格を表す」とする説もあります。 また、大年神は「年神」という方が知られているかもしれません。 全国的に正月、家ごとに年神を迎えて祭る風習が伝承されていま

~第221回~『オリンピックはどうなった』②~八田一郎~

前回、武蔵一宮氷川神社に名の由来を持つ、日本郵船の「氷川丸」と講道館柔道の創始者・嘉納治…

~第220回~『オリンピックはどうなった』①~嘉納治五郎~

武蔵一宮氷川神社に名の由来を持つ日本郵船の船「氷川丸」は、日本のオリンピック史に関わる船…

~第219回~「例祭と神幸祭」

8月1日は武蔵一宮氷川神社の例祭でした。 年中行事の中で最も重要な祭のため、例祭の前日より…

~第218回~「スサノオノミコトと鐵]

武蔵一宮氷川神社の主祭神・スサノオノミコトは荒々しい性格や英雄としての姿、そして疫病を祓…

~第217回~「自然への畏怖とスサノオノミコト」

武蔵一宮氷川神社の主祭神・スサノオノミコトは全国に広く民間信仰を集める神様としても知られ…

~第216回~「武蔵の国大宮の駅、氷川神社をもって、当国の鎮守となす」

明治元年、京都を発し江戸城に入城した明治天皇は、氷川神社を武蔵国の鎮守、勅祭の社と定めて…

~第215回~「雅楽とスサノオノミコト」

雅楽は日本が生んだ総合芸術です。 ①日本古来の儀式音楽や舞踊など ②飛鳥時代から平安時代初め頃までの間に中国大陸や朝鮮半島から伝えられた音楽や舞 ③平安時代に日本独自の様式に整えられた音楽など を指し、それぞれ以下のものが伝わっています。 ①日本に古くから伝わるもの 【国風歌舞】『古事記』『日本書紀』の伝承に由来するものや、日本各地の風習に由来するものなどがある。 ②外来のもの 【唐楽(とうがく)】中国、インド、南ベトナム等より伝来したもの。器楽合奏の管絃と、舞のある舞楽