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価値観が変わったら突然イラストが描けるようになった話

今回のnoteは「イラストが上手に描けるようになった話」ではなく、「(上手じゃないと描けない思い込みなどの)価値観が変わった話」です。

イラストが上達する方法は出て来ませんが、描けるようになった変化は確かなものなので、よろしかったら私のケースを読んでみてください。
なにかのヒントになるかもしれません。

私は\イラスト描けない方のデザイナーです/

イラスト描ける人うらやましい。
どうやって練習したら描けるようになるんだろう。
私には想像もできないくらいたくさん描いているのだろう。
好きじゃないと続けられないしたとえ私が挑戦してもあんな描けるようになる気がしない。
イラスト無理・・・

って感じで生きて来てました。
今振り返ると、この価値観自体「『イラスト』の認識の仕方がめちゃくちゃ狭かったなぁ」と思います。

たとえば、たま~に描いていたこういうの。

これは私の中でイラストではなく「情報整理のラフ」という認識でした。
(今思えば別に「イラストにしたよ~」でいいんですけどね)
デザイナーという職業柄、情報整理のラフ(どうやったら見やすくなるかこねくり回すやつ)はよく描くけど、イラストと呼んでいいのはそれなりのクオリティーがあるもの!と無意識に決めつけていたのだと思います。
リスペクトが根底にあるとはいえ、だいぶ偏ってましたね。

価値観をぶっ壊してくれたある作品

そんな私の価値観がガラっと変わる明確なきっかけがありました。

それがこちら。

はあちゅうさんが描かれている、イラストブログです。

ちょっとこちらの記事とか読んでみてください。

わかりますか。

文なんです。

普通に、文。
今まで文章を書いてこられたはあちゅうさんの「あたらしい表現」っていうよりは、はあちゅうさんの「伝えたい文章」をより伝わりやすくするために、横に顔をつけた(それにあわせて文章も最適化した)という感じ。

これ、めちゃくちゃ衝撃だったんです。

文章は、顔の隣に書くだけで、「セリフ」になるのか!!!
そして、「セリフ」になるだけで、こんなにもサクサクと読めてしまうのか!!!
「文章」は読まないけど、「セリフ」なら読む層がいる!!!
顔をつけるだけで、その層へも届く!!!
え、すごすぎない?!?!?!

ってなりました。

私のツイートを使って、実際にやってみたいと思います。

自分で自分にかけていた「技術が高くなければ勝負できない」という呪いが、実は「商売をすることからの逃げ」として作用していることに気づいたある時。あ、商売する(誰かに価値を提供する)ということに向き合わなければ、と思った時から、すべてが動き始めたのだと思う。
https://twitter.com/rrisa_wp/status/1112366905195556864

どうでしょうか。

文章の方が読みやすい人も当然いると思いますが、同じ内容でも、入って来かたの違いと、「伝える」手段としての「可能性」を感じてもらえるのではないでしょうか。

自分の目的がはっきりと見えた

「下手なのに描くのは恥ずかしい」

という思いがずっとありました。
「うまく描かなければいけない」というのが自分自身のよくわからない思い込みであること、その正体はおそらく、ただの見栄であることに気づきました。

はあちゅうさんのイラストは、決して上手じゃありません。
でも、「伝えたいことを、より伝わりやすくする」という目的、役割をじゅうぶんに果たしています。

へただから描けない、という今までの概念が爆発して遥か大気圏へ吹っ飛ぶとともに、自分の目的がはっきりと見えました。
私はステキな絵を描いて褒められたいわけじゃなくて、「伝わりやすくする」ツールとして、イラストを使えるようになりたい。
自分の思いや考えを、より伝わりやすくするために、描いてみよう!
はあちゅうさんより描けるところからスタートだぞ!すごいぞ私!という気分。

ツイートをイラストにする

さっそく描いてみたのがこちらです。

めちゃくちゃへたなうえに、四コマのつもりで描き始めて三コマで終わるというおそるべし無計画さなんですけど、全然かまいません。
だって、「イラストを添えることでたった1%でも伝わりやすくなるなら大成功!!」なので。
ちょうど100いいね、いただいてますね。
これ、文字だけだったら絶対こんなにいかない。
なんだかよくわからないイラストがついたことで「フフ」っとしてもらえたのだと思います。たぶん。

1%で大成功というハードルの低さとはすごいもので、その後サクサクと気軽に描けるようになりました。

地味に続けること、3ヶ月。
昨日たくさん見てもらえたイラストツイートがこちらです。

こちらは、「伝わりやすく」からさらにもう一歩先、「イラストにすることで新たな層へ届いている」という手ごたえを確かに感じることができました。とても嬉しいです。
そしてえらいもんで、ちょっとうまくなってます。

何を使ってどう描いているか、辺りはまた別の記事にしますね。

私に起こった価値観チェーンジとはつまり、「イラストに対する思い込みが爆発し、目的が明確になった」こと。

1%で大成功!!!

以上『価値観が変わったら突然イラストが描けるようになった話』でした。

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