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「手術することになった」

「病気になった」
「入院します」

タイトルで悩む。

病気、手術、入院。
このみっつのキーワードを説明するタイトルの言い回し、え、意外とむずかしい。

伝えたいのは「病気になったので手術をうけるために入院します」ってことなんだけど、このままだとだらだら説明しているだけでリズムも悪い。「病気」いらなくない?でも怪我で手術することもあるしなぁ。いらないのは「入院」かな。いや日帰り手術もある。じゃあ「手術」を取っちゃうか。検査入院だと思われない?困ったぞ。

手術することになった。
病気になった。
入院します。

事実の目方(めかた)に一番近い伝わり方をするのはどれかな。

病気になった、はちょっと重い。
入院します、はちょっと軽い。

というわけで、「手術することになった」を採用しました。

タイトルが決まってよかったよかった。
ホッとしましたね。タイトル、むずかしいよね。読んでみて「思ってたのと違う」ってなるのはタイトルの付け方に失敗している場合がほとんどだよね。文章を書く以上タイトルには誠実でいたいもの。タイトル上手になりたいよね。
って

タイトルの話はもういいですか。(気づいた)


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子宮頸がん検診を受けたところ、がんの一歩手前まで進んでいる『高度異形成』が見つかりました。

子宮頸部異形成とは 子宮頸部異形成は、子宮頸がんの前段階(前がん病変)です。 別名で子宮頸部上皮内腫瘍(Cervical Intraepithelial Neoplasia:略してCIN)とも呼ばれます。 ... 子宮頸部異形成は自覚症状を示さないことが多く、子宮頸がん検診(細胞診)を契機に発見されることが多い病気です。
子宮頸部異形成について|東邦大学医療センター大橋病院 婦人科

https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/ohashi/gyne/patient/detail/cin.html

・・・マジシャン?
(わが家では「マジ?」のことを「マジシャン?」と言うスーパーしょうもない身内文化があります)

流れとしては、

子宮がん検診→結果→精密検査(コルポ診)→結果→治療と検査を兼ねた切除手術(次ココ)→結果→治療の次の段階へ進むか、経過観察かどちらか

こんな感じ。

今回の手術で悪いところすべて取り切れることもあれば、実はもっと広がっていることが発覚して一段階大きな手術へ進むこともあるそう。そういう意味で、治療兼検査だと説明を受けました。

手術自体は(お医者さんからしたら)ごく簡単なもので、この手術に失敗、成功、というのはほとんどないみたいです。

ただ、術後が結構大変で、突然の大量出血などが起こりうるため3週間自転車禁止、1ヶ月遠出禁止など、丸1ヶ月は不自由な回復期間として見ておいた方がいいそう。
マジシャン・・・。

明るい話題じゃないし、過度に心配をかけてしまうのも嫌だし、書かずにシレっとしていようかとも思ったのですが、

・予定の調整をお願いすることがあるかもしれない(現段階で調整が必要な件すべて連絡済です)(連絡していない件は普通に参加するつもりでいます!仕事もします!)
・今後も病気との付き合いが長くなる可能性がある
・不安な気持ちもツイートしたい

などの理由から、もう最初からオープンに書いておこうと思いました。


心境としてはわりと落ち着いています。もうなるようにしかならいないしなー。もっと早く検査を受けていれば・・・とか、過ぎたことを悔やんでも仕方ない。その辺サッパリと受け入れる性格。

ワンチャン手術で取ってしまえるならありがて~という感じで、淡々と進めておりました。

ただ、入院手続きの書類で『入院中の急変や退院後の搬送などの緊急連絡先』という項目に記入させてもらうために元夫に事情を連絡した際、「もしなにかあったら、娘たちをよろしくお願いします」という文字をLINEで入力した瞬間に、現実が突然目の前に立ちはだかり、病院の待合椅子で号泣しました。

こんなドラマみたいなセリフをガチで使う日が来るとはなぁ。
どうせ現実離れしたセリフなら、「全財産を私に?!」とかがよかったなぁ。

私は両親ともにすでに他界しており、頼れる血縁者は妹しかいません。

隠さずにありのままの状況をそのまま書いていこうと思った一番の理由が実はこれです。私に頼れる人が少なすぎる問題。

もし私が友人の立場なら、困ったことになってから「手を貸してほしい。実は・・・」と説明されるよりも、あらかじめ話してくれていた方が事情が把握できていて動きやすいかな、と思ったので、もしかしたら同じように思ってくれる人もいるかな、と書いていくことにしました。

私の友人、知人のみなさま、もし私になにかあったら、困るときが来たら、手を貸していただけたら、ありがたいです。

いや、死にゃしないんだけどね!!たぶん。しばらくはね!!

ちょっと大げさですね、ごめんなさい。


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私は、母を急死で亡くしています。
生まれつき脚が悪くて、身体障碍者手帳を持っていました。ろくでもない父と結婚してしまったことで母の人生は苦労ばかりで、離婚してからは、年々悪くなる脚を引きずって働きに出て、私と妹の面倒を見てくれました。

50歳を過ぎてから、「もう年齢的に、今から受けることは推奨していない」と医者に言われた脚の大きな手術を「この脚じゃ、孫も抱っこできひんからな」と一大決心で受け、大変な思いをしてリハビリに励んで、さぁ、第二の人生はこれからだというときにくも膜下出血で倒れ、そのまま死んでしまった母。
「神様はいない。奇跡はない。この人がむくわれないなら、私みたいな人間の元に奇跡が起きることはない」と思うには十分な出来事でした。

今回も、本来の性格である「まぁなんとかなるだろう」という楽観的な気持ちと、「母でアレなら私はもっと悪いことが起こって当然」という気持ちとが、複雑にまじりあっています。

なにがあるかはわからないですからね。
サッパリ取り切れるかもしれないし、はたまた治療が長引くかもしれないし、大量出血で搬送されるかもしれないし、別の病気が見つかる可能性だってあるし。

どうか、いざというときは、よろしくお願いします。


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「りささん最近、勢いがないな?」

と思っていた方、するどいです。

「ダイエットのツイートが少ない」

ごめんよ。ほんと。

こういう理由で、エネルギーに満ち溢れた毎日は送っていません。
大事なこと以外、もうほとんどのことがどうでもいいです。
ダイエットも無期限休止。
60kgになろうが80kgになろうがどうでもいい。こんなときぐらいチョコ食べてゴロゴロする。

なのでフォロー外してもらってぜんぜん構わないので、ね。
またどこかで出会えたら、よろしくね。

ただ、最後に、全員に、これだけは伝えさせてください。

マジシャン。

じゃなくて、

保険に、入れよ!!!!!

検査を、受ける、前に!!!!!

以上。


手術は来週です。

がんばってくるねー!

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