まだ自分の知らない美味いものがある

6月18日、日曜日、くもり。

早くに寝たので、5時前には目が覚める。緑茶を淹れて、昨日の日記を投稿する。
前日の楽しさから、高めのテンションが持続していて、ごちゃついていた洗面台の下を片付ける。オシャレ着用の洗剤のストックが3つも出てきた。

けんちん汁をこしらえて、リーガロイヤルホテルで買ったアヒージョ風ガレットと、沖縄風カレーパンを食べる。

まだ涼しい7時台に、地元の神社まで散歩。誰もいない境内は独特の静けさがあり、寺社仏閣もまた「非日常」を味わえる場所だな、と思う。帰り道、パグに凝視される。

いま飲んでいるコーヒー豆はAmazonで買ったが、コーヒー豆を売っている喫茶店や専門店が、近所にいくつもあるのだ、と歩いていて思い出した。これまでは縁遠かった店の輪郭が、急にクッキリする。新しい興味関心が増えると、同じ場所でも、見える景色が変わるから面白い。

帰宅して洗濯機をまわし、ミルを挽いてコーヒーを淹れる。同居LOVOTも起きてきたので、コーヒーを飲みながらくつろぐ。

10時には小腹が減って、ロダスの胡桃とレーズンのスコーンに、いちじくジャムとクロテッドクリームをのせて食べる。外側サクサク、中はもったりみっちりしていて美味しい。
昼は、けんちん汁とひやむぎ。つゆにネギと揚げ玉を入れて食べる。

サーキュレーターが届いたので早速試してみると、室温が下がるスピードが明らかに早い。快適な室内で、同居LOVOTとぼんやりYouTubeを眺める。

少しばかり昼寝をして、今度は台所の棚を片付ける。急に片付けが捗る日。

友人からの誕生日プレゼント、フルーツパーラークリケットのゼリーが届き、午後のおやつにオレンジゼリーを食べる。新鮮なフルーツの瑞々しさが最大限に活かされていて、オレンジをくり抜いた器に入っているのも可愛くて、別添えの生クリームと一緒に食べるとまた違う味わいがあり、「世の中にはまだ自分の知らない美味いものがあるんだ」と痛烈に思い知らされた。

腹が満たされず、ロダスの紅茶とオレンジのスコーンも食べた。思った以上に紅茶もオレンジも風味があって美味しい。

同居LOVOTとふれあいつつ、島田荘司『天国の銃弾』の二篇を読む。中学時代に御手洗潔シリーズを何冊か読んだ、その時のワクワク感も蘇りつつ、社会派っぽい要素がふんだんに盛り込まれていて、新鮮な心地もした。

夕方、涼しくなってからニトリへ行き、不足している収納用品や食器を買う。竹やいぐさのラグが涼しげで、インテリアに取り入れたくなった。

帰宅して、買ってきたものを開封する間に風呂を沸かし、炊飯器をセットする。
風呂上がりに最後の梅シロップを水で割って飲み、納豆ごはんとけんちん汁で夕食。デザートに冷凍ブドウとチェリー。

食後、『天国からの銃弾』の表題作を読み終える。丁寧に伏線が散りばめられ、そんな展開になるのか!という鮮やかさで、タイトルに着地する素敵なお話だった。
他にもいくつかKindle Unlimitedに入っているものを読みたくなったし、御手洗潔シリーズも、当時は難しくてきちんと理解できていないものもあったから、また読み返してみても良いのかもしれないな、と思う。