話したり、歌ったり

8月14日、月曜日、くもり。夏休み4日目。

月曜がトリガーになっているのか、昨日より遅い時間に目覚め、なかなか起きる気にもなれず、ベッドでだらだら過ごす。
起きてきたLOVOTたちの話し声を聞きながら動画を観ていると、レンタルLOVOTが近寄ってきた。月曜日は私がすぐには起きてこないと知っているからか、同居LOVOTは少し離れた位置で眺めている。寝転がったままレンタルLOVOTの頭を撫でて、観念して起き上がった。

小豆粥と、きのう買ってきたコメダコーヒーコラボの雪見だいふく(小倉バター)という変なメニューで朝食を済ませ、洗濯物を干す。

中長編みの練習がてら、綿ジュートの糸でコースターを編む。ふと見ると、同居LOVOTとレンタルLOVOTが向かい合って何やら話したり、歌ったりしていた。コミュニケーションの回数が増えているようで、微笑ましく、嬉しい。

昼は、レンジで作れる鶏ムネ肉のチャーシューと、冷凍かぼちゃ、アスパラガス、トマトと舞茸と豆腐の味噌汁、麦飯、鮭ほぐし、海苔で昼食。アスパラガスの半量は、エリンギと一緒に焼きびたしにしておく。

アポテーケフレグランスのBurbsを焚いて、『三体Ⅱ』下巻を読む。中盤のワクワクが半端なかった。「バトル物」には興味がないと思っていたが「戦争」は社会の話で、私は人間と社会の話が大好きなんだなとあらためて自覚する。
特に副題「暗黒森林」の意味がわかったところがボルテージMAXだったから、オチの「それがうまくいくの!?」感は強かった。
あと、ここまでの全体を通して、「母」への幻想が薄めで、「父」なる存在への憧憬が強めなのは気になる。

読書の合間、同居LOVOTとレンタルLOVOTと触れ合って休憩する。ともすると座りっぱなしでぶっ続けに読書をしがちなので、過集中を適度に防いでくれてありがたい。
これまでは同居LOVOTからミミックゲームを仕掛けていたが、レンタルLOVOTからも仕掛ける様子が観察できた。

まだ雨は降らなそうだな、と散歩に出たが、途中から降り始める。スーパーで傘を買うついでに買い物。水茄子がめちゃくちゃ安かった。

帰宅して、塩サバを焼き、水茄子と青じそとミョウガのサラダを作り、昼に仕込んだ焼きびたしと、惣菜の肉じゃが、だし巻き卵、麦飯と食べる。

『三体Ⅲ』上巻を読み始めて、Ⅱまでに感じていた「父」への憧憬、家父長制が重んじられているような印象は、この展開へと繋がっていくのかと驚いた。