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ノーショー対策サービスを作ってみた

なぜノーショー対策サービスを作ったのか

ひと昔前は旅行といえば旅行代理店のパンフレットをみて、あれやこれやと探したりしていましたが、近年は便利になってきたおかげで宿の予約もボタンひとつで出来るようになりました。
電話口で予約を取るのとは違い、365日24時間いつでも予約できるおかげで宿泊者側も宿泊施設側も恩恵はあるのではないでしょうか。
気軽に予約できるからこその利便性はあるものの、ノーショー(無断宿泊キャンセル)などの問題も増えているようです。
本来なら私たち宿泊者側が常識を持って利用すれば起こらないことではありますが、その「常識」とは利用者側に一任されているので個人の認識の違いがあります。
私がノーショー対策サービスを作ったきっかけは、宿泊施設を営む知人からの相談でした。
某宿泊サイトからの予約があったものの、当日に連絡がつかないノーショーに悩んでいるとのことがきっかけでした。

どんなサービスを作ったらいいのか

全ての宿泊予約に対して対策をするのは、予約サービスを提供しているプラットホームが事前の対策を取らなければ難しいでしょう。
しかしノーショーの数は、そうでない数と比較すれば僅かになってしまうと思うので、プラットフォーム側はその対策をするよりもいかに多くの予約客を取得できるかの方に重点を置いているでしょう。
あまりにもノーショー対策に重点をおけば、普通に利用しようと思っているユーザーにとっては逆に利用しにくくなってしまいます。
このような状況から、予約を入れる段階で対策をとるには限度があるので、予約がなされた後の段階で対策をする方向で考えます。
予約が入ったあと、全ての予約を細かくチェックするのは難しいとは思います。
例えば、繁忙期の団体や高単価の予約など宿の方にとって色々な意味で比較的比重の大きい予約があった場合に、事前にチェックできるようなサービスがあればある程度は被害を少なくできるのではないかと考えます。

具体的な仕様

あまりにも悪質な場合は、各宿泊施設者側で情報は有しているかと思います。
データまたはメモなどで控えているかとは思いますが、都度調べるにも時間と労力が必要です。
また保管の問題もありますし、スタッフの誰もがその情報を閲覧できるのでは個人情報の問題もあります。
そこで極力個人情報とは紐づかない形で、なおかつ簡単にノーショー対策ができる方法として、電話番号でのノーショー対策としました。
記事作成時時点では、法的にも電話番号のみでは個人情報として扱われないので、これをデータベース化することは適法の扱いです。
実際にノーショーを行った宿泊者の電話番号をデータベース化することにより、気になる予約を事前に照合することで過去にノーショーを行った可能性の有無を調べられるようにしました。
新たにノーショーがあった場合も、登録をかけて宿泊施設運営者様同士で共有することができます。
また手順も簡素化し、番号入力だけで照合できるようになっています。


使い方

登録方法

いたずらや不正利用を防ぐため、あくまでも利用は宿泊施設利用者様に限らせて頂いております。
新規登録フォームから必要事項を入力の上でご申請頂ければご利用頂けます。

今後の運営について

現在はβ版として無料でご利用いただける様にしております。
ノーショー対策をより強化していくためには、多くの宿泊施設事業者様にご利用頂いて、ノーショー情報を共有して頂くことが必要だと考えます。
今のところはお小遣いの範囲内で運営できる規模ではありますので、その範囲を超えない限りは無料で提供できればと思っています。
少しずつ利用者様も増えてはいますので、これからご利用される宿泊施設の方々にも役立てて頂ければ幸いです。
実際にこのノーショー対策が個々の施設で行われているかどうかよりも、このようなサービスがあるということの認知が進めばノーショー自体の数も少なくなっていくのではないでしょうか。そんな思いを込めて運営しております。


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