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ギアが入る、逆転の七夕(7月5日〜7月7日/阪神vs横浜●○○)

(写真は6/30のもの)


7月5日 阪神vs横浜(甲子園) 1-2/●


 帰宅して虎テレ(スカパーも入っていますが甲子園戦は虎テレで見ています)をつけると、阪神園芸さんがマウンドの整備をしていた。どうやらプレート周辺の土が削れてしまっていたとのこと。

 2回に1点を先制されての試合展開で、4回裏は大山選手の二塁打、5回裏は小幡選手の2塁打と、いい当たりのヒットがでるもなかなか点につながらない。

 7回表、先発ビーズリー投手から桐敷投手への継投が告げられる。
 桐敷投手は広島戦でも水木と投げたのでこの日で3連投だ。さすがに負担が大きいのではと思ったけれど見事なピッチングで3者凡退に抑える。

 7回裏、横浜側のエラーで先頭出塁すると、送りバントで1アウト2塁の状況で代打渡邊選手がヒットを打ち1、3塁。そして近本選手の犠牲フライで1-1の同点となった。

 8回表はゲラ投手。こちらは火曜水曜になげての今週3日目だけれど、広島戦よりぐっと調子はよさそうで3者凡退に抑える。

 9回表はこちらも今週3日目の岩崎投手。横浜戦はあまり相性がよくないようなイメージが勝手にあったのだけど、先頭の出塁があったものの、2番手森敬斗選手の打席で、牽制を挟みつつ自分の間合いで投げきり、送りバントを防いだのはさすがだった。
 続く宮﨑選手の打席で、ショート小幡選手の落球により1アウト1、2塁のピンチとなるも、続く梶原選手と渡会選手を打ち取りこの回を0に抑える。
 岩崎選手は自分のというより、味方の苦境でギアが入るようなイメージがある。この日の最後の2打席は特に気迫を感じた投球だった。

 同点のまま試合は延長へ。
 10回表は火曜木曜に続いて3日目の石井投手。先頭が出塁後、暴投が絡んで1アウト3塁のピンチに追い込まれ1-2に勝ち越される。
 10回裏には大山選手と佐藤輝明選手のヒットがあったものの、点にはつながらず1-2で試合終了。

打線の上向き傾向が続いているのは嬉しいけれど、リリーフ陣の登板過多が気になる。明日あたり入れ替えがあるんだろうか。

阪神 :ビーズリー/桐敷、ゲラ、岩崎、石井-梅野
横浜:ジャクソン/坂本、中川虎、ウィック、森原-戸柱、山本



7月6日 阪神vs横浜(甲子園) 2-1/○


 一緒に暮らしている文鳥が少し足を痛めているようで気にしながら、ケージの掃除をして、洗濯機を2回回してから散歩にでかけた。
 出先でカメラの練習をしようと思ったのだけど、雷が鳴り始めたので早々に帰宅。6時を待って配信をつけると、画面の向こう側は晴れていた。

 この日、森下選手と島本投手が抹消、西純矢投手と及川投手が1軍合流した。
 今野手は好調な選手が多いので、ここで森下選手の調整に入るというのはわかるし、島本投手もこの辺りで調整して万全な状態で戻ってほしいというのは納得なのだけど、先発調整をしていたはずの2人がリリーフの枠で合流というのは釈然としないなと思った。

 来週にそなえた作り置きをしながら試合を見る。
 4回表、オースティン選手のソロホームランで横浜が先制。
 昨日の試合後に「先制を許した試合では14連敗」という話がでていたのをチラっと思い出したりもした。

 しかし5回裏、先頭、島田選手が出塁すると、2番手坂本捕手の打席で盗塁成功、さらに坂本捕手のサードゴロが進塁打となって1アウト3塁のチャンスに。そして小幡選手の右方向へのヒットで島田選手が生還、1-1の同点に。島田選手の積極的な走塁を繋いでいって得点にできたのが嬉しかった。

 最近の阪神は1点入ると途端に元気が出る傾向にあるような気がする。
 6回裏、中野選手と大山選手のヒットで繋いだ2アウト1、3塁で打席に立ったのは佐藤輝明選手。横浜のピッチャー交代後の初球をクリーンヒットで2-1と勝ち越し。

 7回までを投げた伊藤投手に代わって8回はゲラ投手。9回は岩崎投手が抑えて逆転勝利となった。
 9回の岩崎投手が、牧選手を三振に捉えた場面、最後の内角低めの球はとてもかっこよかった。
 続く宮﨑選手はおそらく敬遠でのストレート四球、2アウト1、2塁の状況となったところで迎えたのは佐野選手。横浜打線は本当に緊張の連続なので心臓に悪い。そして3球目をファーストゴロに打ち取った岩崎投手は、思わずといった様子で、膝をついてのガッツポーズをしていた。かっこいいなと思う一方で、珍しいことなので印象に残る。それほど息の詰まるイニングだったということなのだろうか。

 ゲラ投手、岩崎投手ともに今週は4回目の登板だった。明日こそは休んでほしい。

阪神:伊藤将/ゲラ、岩崎-坂本
横浜:森唯/ディアス、徳山、京山 - 山本 阪神


7月7日 阪神vs横浜(甲子園) 6-5/○


 出先で3点先制されているのを見てハラハラしていたけれど、ようやく確認できた帰り道にはなんと4-5まで詰め寄っていた。
 そこまでには野口選手のプロ初ヒット&初打点など様々な展開があったということは、帰宅してプロ野球ニュースを見て知ったわけだけど、この日私が試合展開を追うとができたのは、そうして迎えた9回の表を、大車輪の活躍中の桐敷投手が3者凡退に抑えたところからだった。
 1点差を追いかける9回の裏。阪神も横浜も、もう出せるカードはほとんど使い切っている。
 横浜の森原投手も火水金と投げての日曜日だ。
 先頭の大山選手がストレートで四球を選んだ。
 前川選手のヒットで1アウト1、2塁。そして梅野選手へのデッドボールで満塁となった。
 試合を決めたのは2アウト満塁で代打に出た頼もしい原口選手だった。昨日から試合前の円陣は、昨年を思わせる原口選手の「バモス」のかけ声で締められている。
 初球ストレートをライト方向へのヒットにして駆け出す。ライト渡会選手がライトゴロを狙って1塁送球をするも、大きく逸れてしまうのを見て2人目の走者も帰り、阪神のサヨナラ勝利となった。

 この日の試合は、「夏のこどもまつり2024」と題した七夕のイベント日だった。
 全選手の願いごとを書いた短冊がまとめられているのだけど、この中で本日大活躍をした野口選手は「いっぱい打って活躍できますように」と書いていた。

 願い通りに活躍してみせるのはやはり努力の証なのだろう。
 本日3つ目の「初」となったヒーローインタビューも本当に嬉しそうだった。
 今年はなかなか打線が落ち着かないけれど、その分、このチャンスを自分のものにしようという若手がどんどん出てきているのは見ていて楽しい。素人目には、せっかくあがってきた選手にはもう少しチャンスをあげてほしいという気もしますが、プレッシャーをはねのけ、活躍してみせる様子にはグッとくる。
 シーズンが終わる頃にはどんなスタメンになっているんだろうか。

阪神 :西勇/西純、富田、漆原、石井、桐敷-梅野
横浜:ケイ/京山、中川虎、ウィック、森原 - 山本

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