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前半戦終了(7月19日〜21日/阪神vs広島●●○)

(写真は昨年9/2のもの)


7月19日 阪神vs広島(甲子園) 0-1/●


 木浪選手と森下選手が合流した金曜日。
 抹消されたのは先日負傷した小幡選手と、捕手の藤田選手だった。藤田選手に関してはまだ一度も試合に出ていない状態での抹消なのが残念だ。またチャンスがありますように。そして小幡選手も1日も早く戻ってきてくれますように。
 それから、しばらく梅野捕手が担当のような形になっていた村上投手が、この日からは昨年同様、坂本捕手とのバッテリーに戻っていた。

 この日は年に1度の経過観察通院で午前休をとっていたため、そういったニュースを病院の待合室でじっくりと読むことができた。野球を見始めた年にこの病院に生まれて初めての入院をしたのだけど、あれから2年、楽しく応援ができているのは嬉しいことだなと思う。
 昼前に職場に戻り、例によって定時で急いで退勤。

 1回の裏、近本選手出塁からの中野選手のセーフティバントでノーアウト1、2塁になった瞬間、昨年の調子のよい時の打線を思いだし、今日はいけるんじゃないかと思った。5回表に1点先制されてしまうも7回の裏、先頭、佐藤輝明選手から大山選手、野口選手と繋いでノーアウト満塁となった場面では、まだ逆転ができると信じていた。
 しかしそのノーアウト満塁のチャンスが、ダブルプレーからのフライアウトによって掻き消えてしまったところで、雲行きが怪しくなったように感じた。
 こういう「感じ」はあくまでも雰囲気に過ぎない。ただ、広島の守備と継投に抑えられ0-1の黒星となった瞬間、この雰囲気を拭えないことには、快勝はやってこない気がした。

 8回1失点の好投を見せていた村上投手に勝ちがつかなかったのは、本人もチームも悔しいだろう。今年は本当にこういう試合が多い。
 ただ、近本選手が2ヒットで復調の兆しを感じるところ、桐敷投手が(登板過多であることは気になるものの)好調をキープしている点は、ポジティブな要素だと思って明日も応援したいと思います。

阪神:村上/桐敷-坂本
広島:床田/ハーン、栗林-坂倉



7月20日 阪神vs広島(甲子園) 0-1/●


 今日の先発は今年2戦目の及川投手。
前回の登板のときは好投を見せるも、指のマメがつぶれて5回に降板。

 今日こそはという期待もあったので、文鳥の健康診断にでかけたりとばたばたしつつも18時には夕食の準備も全て終え、準備万端で配信を見る。

 及川投手は、1回の表の2アウト1、3塁のピンチを無失点で切り抜けて以降、テンポのよい投球で6回を1失点に抑えた。

 そんな及川投手の好投に報いたいという思いもあってか、6回裏、及川投手の代打ででた野口選手がヒットで出塁、その後、相手のエラーもあって1アウト1、2塁のチャンスを作るも得点はならず。
 0-0で延長戦に突入して、11回の表、富田投手がノーアウト満塁のピンチで1失点、11回の裏、広島は栗林投手を出して抑え、昨夜に続いての0-1の敗戦となった。

 この日、阪神は9回までにいわゆる「勝ちパターン」の投手をつぎ込んでいたので、最終的に継投勝負に負けたような印象もある試合だった。

 よかったことはもちろん及川投手の好投。

 それから、今日は夕方に高橋遥人投手、佐藤蓮投手、川原陸投手の支配下選手契約の発表もあった。

個人的にも好きな選手たちなのでとても嬉しい。
今年は特に投手に負担のかかる場面が多いので、後半戦での力になってくれますように。

阪神:及川/石井、桐敷、岩崎、ゲラ、富田、加治屋-梅野
広島:大瀬良/塹江、ハーン、森浦、栗林-會澤



7月21日 阪神vs広島(甲子園) 12-3/○


 昼間は日比谷に映画「ホールドオーバーズ」を見に行き、試合に合わせて帰宅。こういった野球中心の生活も、今年はもう半分以上終わってしまったのだなというのが急に寂しく思えてくる。

 この日はオールスター前の最後の試合。なんとしても3連敗は避けたいという気持ちで試合開始を見守る。
 2回表、この3日間守備で大活躍している広島:矢野選手のタイムリーで1点先制されてしまい、なんとかこの重苦しい雰囲気を切り抜けてほしいなと思いながら見ていた。

 3回表、昨日「捕手としての出場1000試合」を達成した梅野選手が先頭2塁打で出塁、なんとかこれを繋げてほしいという気持ちで見ていた。
 近本選手がこの日2回目の四球を選ぶ。続く中野選手がタイムリーで同点。これがなんと27イニングぶりの得点だ。
 続く森下選手の打席でサードゴロ、1アウトを取られるも2塁の近本選手が進塁し2アウト1、3塁に。
 そして4番、佐藤選手が初球打ちのタイムリーで2-1に勝ち越し、大山選手のタイムリーで3-1、前川選手も続いて4-1、木浪選手も続いて5-1、梅野捕手まで打順は戻りまたしてもタイムリー、走塁アウトとなるも1点は追加しこの回なんと6得点というビッグイニングになった。

 久しぶりの大量得点になんだかふわふわとした気持ちになる。

 5回表、1点を返され、2アウト1、3塁のピンチを招くもどうにか凌いで6回の裏。先頭、木浪選手がデッドボールを受け、ヒヤッとする。おそらく肩甲骨のけがは完治はしていないのだろうし、小幡選手が離脱中の今、木浪選手まで抜けたら大打撃だ。
 続く梅野捕手がヒットで1、2塁に。西勇投手の代打ででた野口選手の打席で進塁があり1アウト1、3塁。そして本日全打席出塁中の近本選手のタイムリーで7-2。
 中野選手のヒットで満塁、そして森下選手のタイムリーで9-2、これで今日の先発野手全員にヒット、打点がつくこととなった。
 さらに佐藤輝明選手の犠牲フライで10-2。
 こんなお祭りみたいな展開……と思っていたところにとどめのような大山選手のホームランまで舞い込んできた。なんと12-2。

 これまでの0封されてきた試合にこの得点を分けられたらと思うけれども、まあこういった日毎の全く異なる展開が野球の面白さでもあるのだろう。

 8回表、加治屋投手が2アウトを取ったところで投手交代。
 ここで、おそらく「まずは楽なところから」という方針で昇格後ここまで出番のなかった、ルーキー石黒投手の名前が呼ばれた。
 緊張している石黒投手を囲む、先輩たちの表情が優しい。

 
 9回表は岡留投手。1点を返されるも、1アウト満塁のピンチをダブルプレーで切り抜け試合終了。

 結果、昨日一昨日の重苦しさをさっぱり忘れてしまうような快勝だった。
 いろいろと課題はあると思うのですが、今日は全員活躍したこと、何はともあれ前半戦を勝利で締めくくることができたということは「良かった」と言えるだろう。

 来週はオールスター。第二戦は観戦にも行けるので楽しみです。

阪神:西勇/富田、加治屋(0.5)、石黒(0.5)、岡留-梅野
広島:九里/河野、コルニエル、矢崎、長谷部、黒原-石原


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