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待ってたホームラン(4月5日〜7日:ヤクルトvs阪神○○●)


4月5日 ヤクルトvs阪神(神宮球場) 6-7/○


点を取り合うシーソーゲームの末に抑え勝負の構図になった日。
仕事を終えて2回表、ノイジー選手の2ランホームランを確認した後、細々した用事を済ませて帰宅したのが7回のあたりだったのだけど、そこからの展開ですら、とってとられての、どちらが勝つのかギリギリまでわからない試合だった。

9回の表、阪神は四球を選んでの押し出しも含めて2点を追加し、6-6の同点に追いついた。
現在ヤクルトは抑えの田口選手が調整中のようで、この回は星投手と大西投手が継投をしていたのだけれど、画面越しにみていてもその重圧を感じる回だった。

そして、いつの間にか降り始めた雨の中、9回の裏を岩崎投手が抑えて10回の表。

どんな1点も1点は1点なのだけど、それでも、やはり特別に印象的な1点というのはある。
今日の佐藤輝明選手の勝ち越しホームランもそうだった。
放物線を描く白球、みんなが息を呑んでその行方を追い、歓声が弾ける。レフトスタンドの前を噛み締めるような表情でゆったりと駆けていく。
ここまでの2カードは決して好調とは言えない阪神タイガースだったけれど、未来は開けた。そんな気持ちにさせてくれるホームランだった。

最後は今期岩崎投手と共にW守護神を務めるゲラ投手が締めて試合終了。ゲラ投手には初セーブがつき、岩崎選手は勝利投手となりました。
W守護神体制を最初に聞いたときはどっちつかずな気もしたのだけど、いざ稼働してみると、2人が技巧派/速球派と全く違うタイプなのも魅力的でわくわくしています。

「ゲーム展開上、そう(来日初セーブ)なったが、ブルペンみんなで粘ってゲームを作れました。いい試合で、勝てたことがなによりうれしい」

https://www.sanspo.com/article/20240406-6WPTQ6DA6VM4JHSACF2JTDEXN4/?outputType=theme_tigers

ゲラ投手のこの言葉からも、昨年に引き続き、ブルペン陣が支え合ういい雰囲気ができていることが伝わってくる。

投手:サイスニード/石山、山本、星、大西、木澤vs青柳/桐敷、浜地、岩崎、ゲラ


4月6日 ヤクルトvs阪神(神宮球場) 3-4/○(現地)


昨夜の勝利を思い返しつつ、W守護神のイメージソングを聴きながら神宮へ向かう。
神宮は昨年の雨の最終戦以来だ。あの日も先発は大竹投手だった。

3回に2点を先制されるも、続く4回に近本選手のソロ、大山選手のタイムリーですぐさま同点に追いつく。大竹投手も立て直し、6回までを2失点のまま好投した。

そして7回、昨日のヒーローインタビューで「明日も打ちます!」と宣言したその言葉通り、佐藤輝明選手の2ランホームランが飛び出して勝ち越し2-4となる。
7回に1点を返されるも、島本投手が鮮やかに火消し、W守護神は昨夜とは逆に8回ゲラ投手、9回岩崎投手と繋いでリードを保って勝利した。

9回の岩崎投手

つまり、先発の大竹投手に勝ちがつき、岩崎選手にセーブがついた試合となったことで、ようやく昨年の最終戦を上書きできたような気がしたのも嬉しかった。

今日は友人2人と一緒に観戦をしたのだけど、試合展開も見応えがあった上に、私が特に好きなリリーフ陣の活躍もあり(そのことについてあれこれ説明し)、楽しかったと言ってもらえて嬉しかった。
うち1人は、関西出身だが特に野球を熱心に見たことはないとのことだったのだけど、それでも六甲おろしは歌えると言っていて面白かった。

関東出身の私が阪神ファンになったのは配信の時代だからこそなのかなと思うけれど、それでも時々、関西に生まれ育っていたらもっと違う見方ができたのかななどと考える。
そんな自分も、勝った日はアレクサに六甲おろしをかけてもらいます。

投手:吉村/山本、エスパーダ、宮川vs大竹/岡留、島本、ゲラ、岩崎



4月7日 ヤクルトvs阪神(神宮球場) 3-1/●(現地)


昨日の快勝の余韻を引き摺りながら球場へ向かう。
シーズン中の、野球があるから平日を乗り切れる感覚は心強いものだけど、一方土日両方球場に行くと家のことが全くできないわけで悩ましい。

神宮に着く頃には昨日とはうってかわっての晴天で、試合開始前のビールはあっという間に飲み干した。

今日の先発は才木投手。
1回の裏にオスナ選手の2ランホームランで先制され、3回にも四球が2回あったものの、しっかりと立て直して6回2失点に抑えた。隣の阪神ファンのおじいさんが「才木は自分でピンチを作っても自分で火消しをするのがえらい!」と褒めちぎっていた。

才木投手の熱投

一方、打撃については3回表に木浪選手のヒット、才木投手の送りバント、からの近本選手タイムリーという、昨年の「木浪が出塁し近本が帰す」という黄金パターンの得点があったものの、以降はなかなか打線がつながらず。
8回裏にサードのエラーが絡んで3-1となったあたりで流れを渡してしまった感触があった。

印象に残ったのは9回の表。2アウトの段階で本日ベンチだった森下選手が起用された場面だった。
ここでホームランを打っても逆転はできないタイミングで、森下選手は二塁打で出塁した。

結果的に追加点にはつながらなかったのだけど、この、最後まで手を尽くして希望を繋いだ二塁打のおかげで、悔しさはあれど後味は悪くなかった。

この日はブルペンに近い席だったのだけど、試合展開にあわせて刻一刻と準備体制を変えて行く様子がよくわかって興味深かった。
この日一番肩を作っていたのは登板のなかった島本投手。監督が頼りにしていることがよくわかる。

投手:ヤフーレ/石山、大西、清水vs才木/桐敷、加治屋

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