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甲子園開幕戦(4月9日〜11日:阪神vs広島○●●)


4月9日 阪神vs広島(甲子園球場) 1-0/○

仕事を終えてSNSを開いた途端、本日解禁となった大山悠輔選手専用のチャンステーマが球場に流れていることを知る。
これまでのヒッティングマーチに前奏とBメロが加わったようなイメージの曲で、4番バッターへの期待と尊敬を感じる歌詞にぐっとくる。SNSに流れてきた球場の動画を見ると、まだファンもうろ覚え、といった雰囲気だったけれど、今年1年をかけてこのチャンステーマが仕上がって行くのが楽しみだ。

5回の裏。木浪選手の出塁、村上選手の送りバント、そして近本選手がタイムリーで返すという、昨年の黄金パターンで先制。
近本選手は初回、野間選手のセンターフライを3回転しつつも補球という見事なプレーがあったのだけど、怪我などがなくて本当によかった。
このプレーについては試合後のインタビューでも監督が「近本のプレーは本当に大きかった」と語っていた。

今日の先発は昨年セ・リーグMVPと新人王をW受賞した村上頌樹投手。
先週のホームゲーム開幕戦では3回で降板という結果だったので、きっとこの1週間はいろいろ思うことがあっただろう。
序盤は見れていないのだけど、私が帰宅したあたりからは落ち着いた、村上投手らしいピッチングだったように思う。こうやって反省を次に活かすことができるということを本当に尊敬します。
印象に残っているのは打者の虚をつくようなスローカーブ。坂本捕手との綿密なコミュニケーションの上に成り立っているのであろう、緩急を使い分けた配球で7回無失点に抑えた。

この日は5回以降追加点はでなかったものの、8回はゲラ投手、9回は岩崎投手が0に抑え、1-0で勝利した。

ゲラが「たくさんの声援が聞こえるのは力になりますし、また応援してもらえるように頑張っていきたい」と目を輝かせれば、岩崎は「いい意味でいつもの甲子園でした」と振り返った。

リリーフカーが故障し走ってマウンドへ 阪神が新助っ人のゲラ&岩崎優で鉄壁リレー 甲子園開幕戦で完封リレー完成!

個人的には、岩崎投手の牽制の鮮やかさが印象に残っています(ファンなので)。
W守護神の活躍については監督も「あの2人がずっといいので」と信頼感を口にしていた。

ヒーローインタビューは近本&村上の淡路島コンビ。

投手:村上/ゲラ、岩崎vs床田/蟹江


4月10日 阪神vs広島(甲子園球場) 2-6/●

休みをとってマンションの用事を片付けた後、買い物に出て1回の裏あたりに帰宅。既に1点先制されていたけれど、先発は伊藤将司投手だったのでほとんど安心して夕食を作り始めていた。
しかし2回の表、不運も重なって一気に5失点。

昨年おそらく最も安定していた先発投手だったので意外だったのだけれど、後に知ったところによるとこれが自己ワーストの失点だったとのこと。

スポーツ全般に共通したことかもしれないけれど、コンディションを保つ、シーズンに合わせて仕上げる、ということが何より難しいんだろうな。

よかったところは、ここからの継投を、漆原投手が3イニング、浜地投手、島本投手、岡留投手が2イニング継投し、0に抑えたこと。
そして甲子園100周年という記念イヤーの第1号ホームランを森下翔太選手が打ったこと。

打線がなかなかつながらないことが心配ですが、6回の裏に中野選手出塁、佐藤輝明選手が返すという展開があったのもよかった。

夕食は中華スープと粉吹き芋(からすみパウダー和え)、豚バラ大根でした。

投手:伊藤将/漆原(3)、浜地、島本、岡留(2)vsアドゥワ/益田、蟹江、島内、矢崎


4月11日 阪神vs広島(甲子園球場) 0-1/●

先発は阪神 西勇輝投手、広島 大瀬良投手で8回まで0が並ぶ見事な投手戦だった。

打線にも再三のチャンスはあったと思う。
ただ、レフト秋山選手をはじめ、センターの久保選手、途中出場のセンター上本選手と、広島の外野手のファインプレーが連続したことで、掴みきれなかったチャンスが、より遠ざかってしまったような感覚があった。
思えば昨日も、前川選手のあわやホームランという打球をレフト秋山選手が見事にキャッチする場面があった。

野球を見ているとよく「流れ」があるのを感じるけれど、チャンスを作って流れを引き寄せても、掴みきれないとチャンスがより一層遠ざかってしまうような感覚がある。こういう感覚がどこまで「雰囲気」なのかわからないけれど、監督や選手も「流れ」に言及することが多いことからも、試合に影響する要素の一つではあるのだろう。

こういったことを研究している人はいるのだろうか、と検索してみつけた記事にはこうあった。

(鹿児島大法文学部准教授の榊原良太さんは)「もちろん、主観的に感じることはありますよ」と頭をかいた。ただ、社会心理学者としては「『流れ』の存在を証明できていない」のがつらいところ」

野球の試合「流れ」は本当にあるのか…ファンの「猛反論」にめげず、研究者はデータを見つめる


西勇投手が120球で降板し、9回はゲラ投手。
一番手小園選手が出塁、二番手送りバント、代打の松山選手をどうにか凌いだものの、続く田村選手のタイムリーで、来日からここまで無失点に抑えてきたゲラ投手ががついに1点を失った。
9回の裏にも反撃しきれず、甲子園開幕カードは負け越しとなった。

投手戦は広島の粘り勝ちという印象でした。こういう負け方はかなり悔しい。
よかったことは西勇さんの調子が良さそうなこと。
あと今日LINEしてた友だちが虎テレに入ってくれたことです。

投手:西勇/ゲラvs大瀬良/島内、栗林

それからこの日の昼にドラフト1位で入団した下村選手がTJ手術を受けたニュースが舞い込んできた。
焦る気持ちもあるかもしれないけれど、万全の体制で復帰できるよう治療に専念してほしい。


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