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活性化、ヒーローたち、三連勝(6月7日~9日/阪神vs西武○○○)


6月7日 阪神vs西武(甲子園球場) 5-1/○


今日こそ戦力の追加をと思っていた金曜の午後、本日先発の伊藤将司投手とともに、佐藤輝明選手、豊田寛選手が1軍昇格したというニュースが流れた。ここ最近は5連敗、才木投手の完封で1勝、そして3連敗という決して良くない流れなのに、何かが起こる、起こって欲しいという気持ちで、まんまとわくわくしてしまう。

仕事帰りは、いつものようにスマホで試合経過を見守る。

2回裏、先頭の佐藤輝明選手がいきなりのヒットで1塁へ。そして渡邊選手のヒット、坂本捕手のバントと続き1アウト2、3塁となったところで木浪選手の内野ゴロの間に佐藤選手がスライディング帰塁して1点先制。
久しぶりの佐藤輝明選手のヒットと、打線が繋がっての先制が、とても嬉しい。
満員電車の中で、現地観戦中の方があげてくれた佐藤選手の帰塁の動画を繰り返し見ながら帰宅した。

4回裏、坂本捕手のヒット、中野選手が選んだ四球で2アウト1、2塁となったところで前川選手のタイムリーで追加点が入り2-0。
5回表に1点返されまた1点差…と怯んだ6回裏、木浪選手のヒット、伊藤投手のバント、西武側のファンブルもあって中野選手が出塁、続く前川選手も四球を選んで満塁に。そして3番、森下選手の内野ゴロの間に1点を返し、4番近本選手のタイムリーでさらに2点が入り5-1。
久しぶりの点差に「今日こそは」と思う。
そして8、9回を桐敷投手、漆原投手が抑えて5-1で勝利した。

このところ試行錯誤していた打線も、6月5日から続く1番:中野、2番:前川、3番:森下、4番:近本の流れに5番佐藤輝明選手が加わって活性化してきたような気がした。
そしてこの日は近本選手の4番としての初打点を記録した日でもあった。
近本さんの本来の持ち味はやはり1番でこそ発揮されるのだと思うけれど、それでも置かれた場所でチームを支えてくれるのがさすがだなと思う。

久しぶりの甲子園でのヒーローインタビューのあと「よかった~、よかったよ…」と噛み締めている背中が印象的だった。

阪神:伊藤将/桐敷、漆原-坂本
西武:與座/中村、田村、豆田、上田-古賀、炭谷



6月8日 阪神vs西武(甲子園球場) 4-1/○


午前中に歯医者の定期検診に行き、帰宅して家事を片付けながら野球中継をつける。こんなふうにデーゲームに合わせて行動することがそろそろ「初夏ならでは」になっていく予感がする。

ビーズリー投手は今日も好調な滑り出し。

3回裏、梅野捕手と木浪選手の連続ヒットから、中野選手で1点、森下選手でさらに2点追加して3-0。
5回裏、森下選手ふたたびのタイムリーで4-0と、リードを保って試合が進む。
長らく1点差の試合に追い詰められたような気持ちでいたので、2日連続の打線のつながりに、深呼吸ができたような気分になる。

6月1日マリンスタジアムでのビーズリー投手

8回までに96球を投げていたビーズリー投手が、9回のマウンドに向かう。
先頭の源田選手のヒットからじりじりと迫られ1点を返されるも、最後は2アウト3塁の状況でレフトフライに打ち取り、完投勝利をあげた。

勝利の舞台裏動画では、完封できずに悔しがっているビーズリーさんのガッツが素敵だった。
なんと自身初の完投勝利とのこと。すっかり頼もしい先発の1人としてローテーションに加わっているのが嬉しい。

夜は友人とご飯だったのだけど、久しぶりの連勝のおかげで晴れやかな気持ちで向かうことができた。
友人とはお互いのハマっているスポーツやアイドルの話をして楽しく過ごした。

阪神:ビーズリー-梅野
西武:高橋光成/豆田、ヤン、平井-炭谷、柘植



6月9日 阪神vs西武(甲子園球場) 3-0/○


毎週日曜日にはヒーローがやってくる。
そんな気持ちで野球中継を開く。
今日は用事があって出かけていたのだけど、出先で試合状況を確認しながら幾度も声がでそうになった。
6回までは「とにかく点を取ってくれ」と思っていたし、7回裏に一気に3得点した場面では画面に向かって手を叩いた。

なぜなら先発才木浩人投手が、7回までノーヒットノーランを継続していたからだ。つい先週完封勝利をあげたばかりだというのに、なんて力強いんだろうと思う。

結果から言えば、ノーノーは達成されなかった。
8回の表、先頭の源田選手の打席で才木投手の足がつり、治療後にでてきたものの、2人目にヒットを打たれてしまった。しかし2アウト1、3塁まで詰め寄られたものの失点はせずにマウンドを降りた。
9回は岩崎投手が、かつての同期、陽川選手にヒットをうたれるも無失点で抑え、3-0で試合終了。

試合の後、7勝目をあげた才木投手から真っ先にでてきたのは「悔しい」という言葉だった。
2023年3月、侍ジャパンの強化試合で大谷翔平選手と対戦し、1打席目を三振にうちとったものの、2打席目でホームランを打たれ、そのことをずっと悔しいと言い続けてきた才木投手らしい一面だったし、
この悔しさを糧に強くなってきた才木投手ならば、今日届かなかった場所にもきっといつか立っているのだと思う。

試合は帰宅して1回からすべて見返したのだけど、舞台の上で余裕たっぷりにゲームを楽しんでいる集中しきっている表情が頼もしかった。
ノーノー達成できなかったのはみている方も悔しい。けれどそれ以上に、球場は日曜日のヒーローへの感謝に溢れていたと思う。
才木投手の快進撃をこれからも楽しみにしています。

(試合を見返して、渡邉選手が記者席に落ちた場面を知ったのだけど、その後の報道で大事はないとのことでホッとしました)

阪神:才木/岩崎-梅野
西武:渡邉/ヤン、上田-古賀、柘植

岩崎投手は通算75セーブ目。


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