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パパおかえり、と抱きつく夢を見た

昨日の夢に、死んだ父親が出てきた。

夢に出てきたことは何回かある。

でも大概、夢の世界の父親は死んだことにはなってなくて、普通に、当たり前のように日常に出てくるのだけど、昨日の夢は違った。

昨日の夢の中でも父親は6年前に死んでいた。現実世界と同じで、私と母は二人暮らしをしていた。

「ただいま〜。」

父親が突然帰ってきた。


死んだはずの父親が帰ってきた。


一瞬何が起きたかわからなかった。でもドアを開けて父親が入ってきた瞬間、私はウワーンと大声を出して泣いた。

「なんでいるの?パパ死んだんじゃなかったんー。なんでよー。なんでずっといなかったんよー。ずっと会いたかったよー。パパずっと会いたかったよー」

子供のように泣く私を、子供のように抱きしめてくれた。

「ごめんなあ。死んだと思ってたけど、死んでなかってん。焼かれる前に、目が覚めてん。だから急いで脱出してんけどな、ちょっとだけ焦げちゃったからそれを治療しててん。やっと帰ってこれたわー」

そんな事を言っていた。

(焼かれる直前に目覚めるの怖かったやろなあ)

父親は私の好きなお菓子とか食べ物とかお土産をいっぱいに帰ってきた。

「おかえりパパ」

夢の中で父親に抱きついた。とても幸せだった。


そしてその後、一緒にお兄ちゃん家族の家にも遊びに行った。

父親が亡くなってから産まれた姪っ子にも会った。

「会いたかったよ〜」

父親が1歳の姪っ子を抱き上げていた。

やっと会えてよかったね。



ただの夢の話でした。




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