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花束みたいな恋をした

久しぶりに映画を観ました。ガッツリモッサリネタバレ含みますので、今から見ようと思ってる方はご注意ください。

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そもそも私はいま絶賛傷心(ハートブレイク)中のため、ここ最近は恋愛ドラマや恋愛映画、恋愛漫画に極力触れないように生きてました。しんどくなるので。

「花束みたいな恋をした」も最初は観る気なんて一切ありませんでした。旬な俳優を使った恋愛映画こわ、ぐらいに思ってました。でも菅田将暉はもちろん好きなので、Twitterをフォローしてて、1/29〜公開のツイートがたくさん流れてきて、なんとなーくHPを観に行きました。

そしたら脚本は坂元裕二さんと書いてあるじゃないですか。『カルテット』や『最高の離婚』を手掛けた人なんですね〜。ここでちょっと興味が湧き、薄目で予告編も観てみました。そしたら、アレ?これはただの幸せハッピーエンド恋愛映画とは違って、私のための映画かも知れないなと思いました。

東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った 山音 やまね 麦 むぎ (菅田将暉)と 八谷 はちや 絹 きぬ (有村架純)。好きな音楽や映画が嘘みたいに一緒で、あっという間に恋に落ちた麦と絹は、大学を卒業してフリーターをしながら同棲を始める。近所にお気に入りのパン屋を見つけて、拾った猫に二人で名前をつけて、渋谷パルコが閉店しても、スマスマが最終回を迎えても、日々の現状維持を目標に二人は就職活動を続けるが…。まばゆいほどの煌めきと、胸を締め付ける切なさに包まれた〈恋する月日のすべて〉を、唯一無二の言葉で紡ぐ忘れられない5年間。最高峰のスタッフとキャストが贈る、不滅のラブストーリー誕生!
──これはきっと、私たちの物語。

↑公式サイトから拝借しました。

いやまだこわい!と思いましたけども。でも、映画を見て泣きたい気持ちもあったので思い切って観に行ってみました。

↓ここから拙いあらすじと、自分が印象に残ったシーンをダラダラと書いてます。

終電を逃したことで出会う2人は、面白いことに何でも一緒。好きな作家が一緒。好きな映画が一緒。今読んでる本は何?と交換してみたら、チケットの半券をしおりにしてるところも一緒。履いてる靴も一緒(しかもジャックパーセル)。同じ日の天竺鼠のお笑いライブに行く予定だったけど行けずにチケットを無駄にしてしまった、というエピソードも一緒(笑)
ちょっと、、、やりすぎ、、かな、、、?って思ったけども、映画なのでね。突っ込んだら負けですよね。
菅田将暉演じる麦がね、うちくる?って誘うのよね。はぁ〜。菅田将暉にうちくる?って誘われてぇ〜。歩いて家まで帰る道で、更に距離が近くなるのよね。こんなマニアックな話もわかってくれるんだ!と嬉しくなってる2人が可愛いのよね。そして途中で雨が降ってきてびしょ濡れになるのよね。そしたら、部屋着いてから麦がドライヤーで髪の毛乾かしてくれるの。カーーーーーーーーーッ!菅田将暉ーーーー!お金払うので私もドライヤーで乾かしてくださいーーー!!!!!!!!あ、そのシーンが一番最高だったので、今回のトップ画にしました。

まあなんやかんやあって3回目のデート、麦がファミレスで告白して2人は付き合うのだけども、付き合いたてホヤホヤの頃の、お互いがお互いを好きでたまらん感じが、、、ハァ。いやほんま、、煌めきが凄かった。。。あの頃の自分に重ねてしまってしんどくはなったけど嫌な感じではなかったのは、菅田将暉と有村架純の演技が凄く自然で良かったからだろうなあ。

絹(有村架純)が就活の面接終わって麦に電話してきた時。何もない素振りをしてたけど、「絹ちゃん、もしかして今泣いてるの?」つって、部屋着とビーサンで走って駆け付けてくれる麦。ああああ〜!最高の菅田将暉!!!そして一緒に住もうって言ってくれる麦。うううううう(泣)最高の菅田将暉!(麦と菅田将暉が混ざりすぎててすみません)

2人ともフリーターやのに引っ越しの金ようあるな。まあまあええ部屋やし。とかついつい思ってしまったけど、2人暮らしの感じもいいんだよね〜。駅前のパン屋でパンを買って2人で食べながら帰るシーンとか良いよね〜。焼きそばパン横から二口食べる麦菅田将暉〜。
普通の日常のシーンもすごい良かったし、クリスマスプレゼント被ってしまう感じはだいぶウッてなった、、、私も去年のクリスマスプレゼント、マフラーが被ったなあ、と思い出してしまい涙。

とにかくずっと仲良しで、お互いのしんどさを一緒に分け合って、2人の生活が続いて欲しかった。それでも時の流れは残酷で、就活してフリーターではなくなって会社で働いて、お互いの生活リズムがだんだん合わなくなってきて。だんだん麦は好きだった絵も描かなくなって趣味からも離れていく。2人で行こうって約束してた舞台も仕事で行けなくなって、その事がきっかけで喧嘩しちゃう。2人で読んでた漫画も麦は途中で読まなくなっちゃう。2人でよく行った駅前のパン屋が閉店する事を絹がLINEしても、麦からの返事は「他のパン屋で買えばいいじゃん。」
だんだん''2人が好きだったもの''がそうじゃなくなっていく感じ、温度差が大きくなっていく感じが、見てて辛かったなあ。
でも変わっていく麦だけが悪いんじゃなくて。麦のしんどさも痛いほど伝わってくるし、それがちゃんと描かれている。絹に息抜きしたらいいじゃんと言われて、「息抜きしたいけど出来ないんだよ。あの頃みたいにハマれない。パズドラしかできない」って言う麦にもすごい共感できたなあ。


麦が絹に告白したあの日のファミレスで別れ話をするんだけども、もうそこで涙腺崩壊。昔の写真を2人でみて楽しかったね、って。うううう。あかん、、、あまりに自分の話すぎてあかん、、、私も付き合った日と同じ場所で別れ話したし、最後は楽しかったね、って思い出話いっぱいした、、、あるあるなんやな、、、
お互い嫌いになったわけじゃないのに、どうしてこういう未来になっちゃうんだろうね。。。全力で愛して、全力で大切にしてたのにね。正直映画に泣いてるのか自分の事で泣いてるのかだんだんわからんくなってきたけど、とにかくファミレスのシーンはめっちゃ泣いた。

ただ!!!!!これだけは言わせてほしい!!
そこに都合よく、近くの席に現れる若いカップル!(清原果耶ちゃん好きです)
ジャックパーセル履いとるねん!本の交換とかしとるねん!しかも同じ日のライブに行けなくてチケットを無駄にした、というエピソードを話しとるねん!
あの頃の自分達のよう、、、、の演出がやりすぎやねんー!!!!!!偶然が過ぎる!涙ひっこむわー!!!!!

って正直思いました。

でもその時の菅田将暉の涙演技がまあ天才的。ほんまに。目線と眉の動かし方、ポロリと落ちる涙、雑に手で拭うところ、何から何まで天才。最高。有村架純の涙も天才。あのシーンは本当に2人が天才すぎて最高でした。

出会った頃のあの時の気持ちを思い出して、2人で泣いて抱き合ってるのを見たら、もしかしたらやっぱり別れないってなるのかも?とちょっとだけ思ったけど、まあやっぱり別れるよね。あの頃の気持ちを思い出したからこそ、もう一緒にはいられないってなったんだろうな。

あの時結婚を受け入れていたらまた全然違う未来があったのだろうけど、2人がお互いに納得して選んだ道だから、これで良かったんだろうなと思った。2人は別の人と結婚するのかもしれないけど、ずっとずっと2人で過ごした日々のこと忘れないでほしいな。最後の後ろ向きでバイバイはいらなかったな。

↓コーヒーを飲んで歩くシーンも最高でした。

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演出がちょっとやりすぎって思うとこも多々あったし、観る人によっては全然響かない内容だろうなとも思う(ただの他人の恋愛を見せられたと感じる気持ちもわかる)けど、個人的には2人の年齢が自分にドンピシャだったこともありめちゃくちゃ心に刺さってきて大変でした。麦と絹と年齢が一緒で、サブカル系のやや拗らせ系なところも一緒で、時折流れる音楽も自分の青春ど真ん中で、完全に自分の年代がターゲットにされてるんだなと思いました。加えて自分が少し前に大好きな彼氏と別れたこともあり、相当クるものがあったけど、観て良かったなぁと思います。

しばらく余韻に浸りそう。ただあくまで映画は映画なので、あまり引きずりすぎないようにしようと思います。



私は私なりに自分の幸せのために頑張るよ。


#花束みたいな恋をした










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