COVID-19大阪府の死亡率と高齢者率から見る感染状況の分析
大阪府の新型コロナ(COVID-19)の死亡者率と高齢者率から見る感染状況を分析した。第1波については、コロナ感染に対するノウハウの不足から防止方法、感染者の隔離方法、治療方法が解らなく、死亡者が多くなった。第2波においては、新型コロナ対応のノウハウもある程度、理解し高齢者率が第1波より死亡者率を低く抑えられた。第3波については、11月~12月(初期)、1月(中期)、2月(終期)で分析した。結果、第3波全体では高齢者率が高く(高齢者数の増)、死亡者率が2.5%程度であった。第3波では、高齢者数が初期に高く、徐々に減少したが高齢者率は逆に後半に高くなった。高齢者に対する感染対策が充分でなかった(昼カラ、施設の対策等)ことと推測する。感染初期においては若い年齢層の感染拡大が起こり、徐々に高齢層に拡大することが分析できる。感染対策は初期は若者層の感染対策を実施し、拡大とともに高齢者層の対策を強化する必要がある。今後、東京都との感染状況比較分析により、医療(治療)の違い、検査対象の違い(若者層と高齢者層)について分析する予定でる。
参考までに、大阪府と東京都の70歳以上高齢者数と死亡者数の推移と死亡率(死亡者数/高齢者数)の推移を示した。
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