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自分が納得できる暮らしに、必要なだけの収入があればいい

かつて「30代で年収240万円」で働いていました。

田舎の会社で正社員だったんですが、年齢のわりに年収が低いことに後ろめたさや不満があり、のちに転職。

札幌の成長企業でWEBマーケティング職に転職できて、年収が一気に上がりました。

でもそこで待ってたのは、息つくヒマもなく働く、激務の日々。

目の前の業務で目が回りそうななか、ドカドカ容赦なく、いろんな案件が飛びこんでくる。
そんな多忙の毎日は刺激的で学ぶものが多いと同時に、精神的に辛く、つねに期日に追われる不安と憂鬱が頭から離れませんでした。

その会社に転職して約1年が経ったころ、仕事の不安に耐えきれず、「うつ病」と診断。休職して今に至ります。

うつになって気づいたのは、
お金を無闇に追い求めたことで、かえって不幸になっていたんじゃないか」ということ。

「年収が世間的に低すぎるのが不満だから、もっと上げたい」
そうした理由で仕事を変えたけれど、忙しすぎる職場で今度は精神を削ることになり、心の健康を失う。それじゃ本末顛倒。

お金は結局、自分が納得して暮らすために必要なぶんだけあればいいんだと思います。

むかし年収240万円 (手取り15万円) で働いてたとき、給料は低かった。
でも日々倹約してたので貯金もちゃんと増えていて、仕事も忙しすぎず、時間も心も余裕がある状態でおだやかに暮らせていた。

当時の「収入が低くてもおだやかな生活」のほうが、「収入は上がったけど仕事に追われる不安が頭から離れない生活」よりずっと幸せだったなぁと。

だからこそ、これからはお金を無闇に追い求めるんじゃなく、

・自分がどういう暮らしができれば幸せか
・その暮らしに必要な収入はいくらあればいいか

を明確にして生きていきたい。

少なくとも、つねに慌ただしい環境で働くのが苦手な自分にとって、そういう「身の丈に合った生き方」「自分が納得感をもって過ごせる人生」のほうがずっと幸せだと思います。

この競争社会で、生きづらさや不安に悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。


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