【12/20】日銀 マイナス金利現状維持 今後の市場への影響は？
【12/20：市場を読み解く！今日の投資知恵袋】
おはようございます。Today's Topicでは、今年最後の日銀金融政策決定会合の結果とその影響について、私の視点から考えをまとめました。
今日も様々な投資に役立つ情報をコンパクトにまとめましたので、ぜひ最後までお読みください。
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初めに日本の市場（株式市場、経済カレンダー、債券市場、日経平均先物）を振り返り、その後、米国市場（株式市場、経済カレンダー、債券市場、VIX指数および外国為替市場の推移）について振り返ります。米国市場の動きは日本株にも影響を及ぼします。日本株に投資をする人も、米国の株式市場、為替市場のドル円推移には特に注視するようにしてください。
【Today's Topic】
18-19日に開催された日銀は金融政策決定会合において、市場予想を覆し、マイナス金利など現状の政策を維持する金融緩和策を維持することを決定しました。
先日の国会での日銀の植田総裁の発言を受けて、市場予想では今回号で早ければ、マイナス金利政策の解除や政策変更なども一部では予想されていましたが、政策以上に伴い、株式市場と外国為替市場に大きな変化をもたらすことになりました。
日本株市場では、それまで様子見ムードでマイナス圏での推移から、買い戻しに勢いがつき株価は一気に上昇。日経平均株価は取引終了にかけ上げ幅を拡大し、高値引けとなりました。TOPIXも高値引けではないものの、高水準で引けました。
また外国為替市場では、金融政策の現状維持が発表された後は、円売りドル買いが進み、円安が進みました。これに伴い、自動車メーカーをはじめ、輸出関連銘柄にも買いが集まりました。
これまでさまざまな市場予想が独り歩きし、多くの投資家が翻弄されましたが、今年最後の日銀金融政策決定会合で大規模な金融緩和策が維持されたことで、年末はとりあえず一段落といった印象です。
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【19日の日本株市場】
日経平均株価は反発となり、前営業日比460.41円（1.41％）高の 33,219.39円で終えました。
東証株価指数（TOPIX）は続伸し、前営業日比16.95pt（0.73％）高の2,333.81ptで終えました。
東証プライムの売買代金は概算で3兆6364億円、売買高は14億9036万株、値上がりは1211銘柄、値下がり銘柄数401銘柄、横ばいは49銘柄となりました。約73%が 値上がりとなりました。
日経平均株価は反発となりました。18-19日の２日間で行われた日銀の金融政策決定会合で植田総裁は、大方の市場予想を覆し、大幅な金融政策を維持すると発表しました。会合は正午に行われ、それまでの様子見ムードの冴えない株価の動きから一気に上昇し、後場の寄り付きで300円近く急騰しました。
【20日の日本経済カレンダー】
重要イベントは次の通りです。
【19日の日本債券市場】
日本10年国債の利回りは0.606％で終えました。
【19日のCME日経平均先物】
シカゴマーカンタイル取引所のCME日経平均先物は、前営業日60.00円高の33,390.00円で終えました。
【19日の米株式市場】
ダウ工業平均は続伸し、前営業日比251.90ドル（0.68%）高の 37,557.92ドルで終えました。
ナスダック総合指数は続伸し、前営業日比98.02pt（0.66%）高の15,003.22ptで終えました。
ダウ工業平均は9営業日続伸となり、連日で史上最高値更新を更新中です。FRBの早期利下げ予測を背景に、寄付直後から上昇し、大引け前にも買いが集まり、高値引けとなりました。
ナスダック総合指数も9営業日続伸となり、年初来最高値はもちろん、こちらも史上最高値を更新しました。
【20日の米経済カレンダー】
重要イベントは次の通りです。
【19日の米国債券市場】
表面利率4.500%の10年物国債利回りは3.93%で終えました。
【19日のVIX指数（恐怖指数）】
VIX指数は前営業日比0.23％下落し、12.53となりました。
【20日6時現在のドル円相場】
外国為替市場におけるドルの推移ですが、1ドル＝143.86-143.87円での推移です。
日銀が18-19日に開催した金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策の維持を決定したことで、円売りに伴う円安ドル高が進みました。
以上、私の市場振り返りとワンポイントコメントです。最後までお読みいただきありがとうございました。今後の投資の情報としてお役立てください。
※「今朝の投資知恵袋」で提供する情報は、投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
日々コツコツ継続することは大変ですが、この「市場を読み解く！今日の投資知恵袋」では、押さえておきたいポイントをコンパクトにまとめ、投資に役立つ知恵を日々養うことが目的です。投資は自己判断でお願いいたします。
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