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他者に感じるイヤな気持ちはあなたが閉じ込めた悲しみ


カウンセリングさしてもろててすごく思うんだ、



神様になろうとすごくすごく犠牲してがんばっている人がたくさんいるって。

なんで学校では神様になれって教えるんだろね。

親も神様みたいなフリをして子供に神様の精神を押しつけてしまうし。



この世界にはホンネとタテマエってのがあるのよー、
って教えてもいいと思うんだー。


ねえ息子よ、マスカラ失敗したかあちゃんに「顔変やで」って言わなくていいのよー


そんなの母ちゃん知ってるのよー

知ってても時間ないからどうしようもないのよー

その怒りはおまえに向かうのよー

そんで「やかましい、おまえはいつもいらんことを言う」って怒られて

「俺はやっぱり駄目だ」って自分を責めて

じぶんモラハラの練習をはじめてしまうんだよねー。



一方でかあちゃんはさー

「顔変やけどおまえのかあちゃんはいつも可愛いでしょウフフ」


って言えばよかったのにさー


でも自分の恥ずかしさを優先して、息子のせいにしてさー



倍以上ニンゲンやっててこの体たらく…って自分を責めるんだわー。

じぶんモラハラの達人としてアップをはじめちゃうんだわー。


そんなことを繰り返してるとさー、


世界には誰も自分の味方がいないような気がしてくるんだわー。

ひとりぼっちの自分だけを感じるようになるんだわー、

ずっとこのままひとりなんじゃないかー、ってー、

ずんずん底なしの不安にずぶずふはまっていくんだわー。




でもだいじょうぶ!


この不安は解消できるよ。

今日はそんなおはなしを書くね。


文体が変わったのは男性性に切り替えたからです。


さーキリッとイケメンに書いていくよー。


無料カウンセリングサイト、ココロノマルシェにいただいたご相談にカウンセリング!



ひきこもりの兄弟


ひきこもりの兄弟

2023年3月30日

鍋ちゃんさん


ひきこもりの兄弟に悩んでます。

自室にこもるのではなく
リビングで寝起きして外には出ない状態です。

なんでも思い通りにしたがり
人のことをチェックして
小言と言うかネガティブな事しかいいません。

ずっとひきこもってるせいか常識もなく

え?とびっくりするような事ばかりします。

あまりにも生活してて不便なことは
やめてと言うんですが、嫌だとわかると余計してくるようになります。父親は兄弟に媚びるような態度をとります。

ダメなことはダメと言わない
なんでも好き勝手にさせている親もあまり好きじゃありません。

親に言うと、言われてもどうにも出来ないと
喧嘩になることもあるので
愚痴る事もできません。

自分は職場のストレスからうつ状態になり
働くのも怖く家をでることも
今の状態では難しいです。

酷い時は兄弟を刺す夢までみます。

なんとかしたくて心の勉強をしたりしましたが
うまくいかず

どうしたら少しでも楽に生きれますか?
よろしくお願いします。
無料カウンセリングサイトココロノマルシェより


人は役割を演じる生き物


鍋ちゃん、マルシェにご相談ありがとうございますー。


イチカです。さっそくカウンセリングさせてもらいますねー。


さて、人間が何人か集まると生まれるものがあります。


「役割」ってやつです。


そうすることでうまくいくって成功例が、私たちのDNAに刻み込まれてるからです。



私たちがまだホモサピエンスになりたてくらいのとき、

役割をこなしあって協力しながら生活することで、

生き延びる確率が格段に上がったんですねー。


その役割ってのは5つ。

ヒーロー
殉教者
犯罪者
チャーマー
家なき子


ここでも詳しく書いてるよー



私たちは、家族との関わりではじめてこの役割を経験します。


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【家族の五つの役割】

1.ヒーロー 家族の期待に応える。優等生、リーダー。
2.殉教者 家族のために犠牲する。
3.ジョーカー 家族の気を逸らす。犯罪者、問題児。
4.チャーマー 家族を明るくするために演じる。ピエロ。
5.家なき子 存在を消す。

※複合的に現れることが多い


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鍋ちゃんは、ご自分をどのタイプだと思いますかー。


みなさんも「自分はどのタイプだろ?」って考えながら読み進めてくださいねー。


人の嫌がることをする人の心理


さてさて、


鍋ちゃんのご兄弟のように、人の嫌がることをする人の心理ってどんなもんでしょう?


それはね、こんなんです。


「ダメな自分でも愛して」。


なんだそりゃー?


うん、ホントになんだそりゃー、
だよねー。


私たち人間っていうのは不思議だねー。


傷ついたり不安に囚われたりすると、こんなふうに


「望みを叶えるために一番やっちゃいけないこと」をやったりします。


例えばイチカさんなんかは、たまにこんなことをやらかします。


めちゃくちゃ疲れていて仕事がうまく行ってなくて、


高2息子が夜遊びして補導されて、

娘が友達とうまくいかなくて、可愛い顔にクマができてるのを見たあと、


恋人とデートしているとき。


酔っ払って彼にこんなことを言い出します。


「あなたは最近私に対して雑になってると思う」


「あなたは文句ばっかりでぜんぜんよろこんだりほめたりしてくれない」


ケンカ売ってるみたいですけど、やっぱりケンカになります。


いちゃもんつけられてよろこぶ人なんていませんものねー。


この時のイチカさんのこころのなかでは、こんなじぶんモラハラがしきりに行われています。


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イチカさんのじぶんモラハラ

仕事がうまくいかない、やっぱり私には才能がないんだ…

息子があほに育ったのは私の育て方が悪かったからだ…

娘が人間関係で悩むのは、私がちゃんと話を聞いてなかったからだ…

やっぱり私は人としても駄目だし、母になるべきじゃなかった駄目な人間なんだ!

こんな私みたいなダメな人間が、彼に頼って甘えたら重たいって嫌われる!

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こんなふうに私たちがじぶんモラハラにふけっているとき、


私たちは自分のことばっかり考えています。


自分の不幸ばかりが目について、なんだかなにかの被害者みたいな気持ちになってきます。



私はかわいそうなんだから、ちょっとくらいいい気分にしてくれてもいいじゃない!


恋人ならそれくらいしてくれたっていいじゃない!


って、そんなふうに勝手に彼に期待します。


期待しているだけで彼にはなんにも話してないですから、その期待は裏切られます。


そして、今度は「裏切られた私かわいそう!」って思い込みはじめます。


被害者意識の自動ループが形成されてしまいました。



これは自分がそんなヤバい状態にハマってしまったことに気づくまで、ずーっと続きます。


彼に言いがかりをつけてケンカを売り続けます。


彼が怒って「もう寝る」って帰ってしまっても、


ずーっとずーっと「悪いのはあたしじゃないもん」と被害者を続けてしまうんです。


こんなふうに私たちは、誰かに甘えたくても、じぶんモラハラによりその資格がないと感じているとき、

被害者意識を発動させて、なんとか甘えようとするんですね。


犠牲する役割

鍋ちゃんのおうちでは、みんなが被害者になっているんじゃないかと思われます。



リビングに引きこもって悪のかぎりをつくす兄弟はもちろん、


そのご兄弟に迷惑をかけられている鍋ちゃんと、ご両親。


なんとかしたいと話し合おうとする鍋ちゃんに、


そんなこと言われてもどうにもできないと怒り出したりするご両親、


お互いが、お互いの被害者になってしまっています。


これをどうしたものか、と鍋ちゃんはおつらい思いをしています。


イチカさんは思います、

鍋ちゃんは間違ってない。
正しい。
そしてとてもやさしい人だと。


ご兄弟さんの行為があまりにもひどいときでないかぎり注意しないし、


ご家族とけんかをしたいわけじゃないから、と愚痴も飲みこんでおられる


会社でのストレスからうつ状態になられても、ひとりで懸命に耐えておられます。


鍋ちゃんのじぶんモラハラは、こんな感じじゃないかと想像します。

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職場ストレスを感じやすくて、思うようにお金を稼げない。

だから家族を好きじゃないと感じながらも、家を出ることができない。

私はダメな人間だ…

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鍋ちゃん、鍋ちゃんが思うように自立できないのは鍋ちゃんのせいではありません。


両親に助けてもらえない、望みを受け入れてもらえない、


家は安心できる場所ではない、と失望してしまったとき、


私たちは社会にそれを投影します。


社会を、世界を、こんなふうに見はじめます。


「社会は、世界は、私を助けてくれないものだ。


私の望みを叶えてくれないものだ。


自分の意見を言ったら喧嘩になるものだ。」


先ほども書きましたが、家族というのはいちばんちいさな社会の単位ですね。


幼稚園や保育園、学校や会社というのはその延長上にあるものですよね。


だから、鍋ちゃんが会社でストレスを感じてうつ状態になるのは無理のないことです。


むしろ感じてあたりまえだと言ってもいいくらい。

そりゃうつ状態にもなるよ、って言ってもいいくらい。


鍋ちゃんが会社の人間関係でとても気をつかう人だってわかります。

気がついたらすり減ってしまっているような気づかいとやさしさの人だってわかります。

ご相談文からひしひしと伝わってくるからわかります。



だって、鍋ちゃんのご相談文には、

ご家族への一方的な感情や悪口が書いてありません。

鍋ちゃんが感じているご家族の問題を客観的に書いてくださってます。

ご兄弟さんに好き勝手させている親御さんを「好きではない」と書いてくださってますが、

これは悪口ではなく事実です。



鍋ちゃんは被害者になって感情をぶつけてもおかしくない状況におららるのに、それをしていません。


もっと怒ってもいいのに、
悪口ばかりでもいいのに、
鍋ちゃんは正しいのに、


感情をとめて家族のために犠牲しておられます。



鍋ちゃんは殉教者です。


犠牲は燃え尽きるもの


我が身を差し出して家族のしあわせを提供する慈愛の人です。


なにごとにおいても自分のことよりほかの人を優先します。


自分のよろこびはさておき、ほかの人のためになることばかりします。


そして、いつしか燃え尽きます。


自分のよろこびっていうのはこころのごはんみたいなもので、


でも殉教者は、その自分のごはんをほかの人に与えてしまいます。


自分は飢えてどんどんやせていくのに、まだ与えます。


なにも与えるものがなくなると、少なくなった自分の肉をちぎって与えます。


だから、鍋ちゃんや殉教者のみなさんが家を出ることができないのはあたりまえなんですよ。


与え尽くして、こころがやせほそって、歩けないほど弱ってしまっているんですから。



弱った殉教者が楽に生きる方法、もちろんあります!


じゃ、弱った殉教者はどうしていったらいいのか。


それにはこうお伝えします。


ごはんたべましょ!


鍋ちゃんも、殉教者タイプとご自分を診断したそこのあなたも、


ごはんたべましょー!


なんでもいいんじゃなくて、自分がおいしい!って感じるやつ、


こころもおなかもよろこぶごはんを探して、選んで、おいしくたべましょ。



鍋ちゃんはなにが好きだったか、覚えていますか?


そこの殉教者のあなたはどんなごはんをイメージすると「あっ、なんか…(ドキドキ////」って思う?


お肉?お魚?旬の野菜?
お米?パスタ?パンケーキ?

栄養にならないし太っちゃうんだけど、甘いおやつが好きだなーって思ったら、

罪な食べ物を愛してしまったあなたの悲劇を愛してあげてください。


まずは、弱った胃袋をびっくりさせないように、

視覚で食欲を刺激するのがいいでしょう。


ネットで食べログやインスタの飲食店を探すもよし、


きょうの料理や3分クッキング、グレーテルのかまどなどの料理番組を見るのもよし、


グルメ漫画もたくさんありますねー!孤高のグルメやごほうびごはん、ラーメン大好き小泉さん。


漫画だいすきな私のおすすめは、

「きのう何食べた?」っていうよしながふみ先生の作品と


「3月のライオン」っていう羽海野チカ先生の作品ですー!


まずは、こころにおいしい栄養をたっぷりあげてください。


歩けるようになるまで、じっくり、たっぷり、あせらずに。



犠牲をやめてしあわせに向かうアファメーション


さいごにアファメーションを書いて終わります。


よかったら声に出して読んでみてください。


喉とお耳とこころをマッサージするような気持ちで。


鍋ちゃん、ご相談ありがとうございました!


物足りない!って思われたらぜひカウンセリングにいらしてください。

いつでもお待ちしてますよー!


ではでは、また、いつか。


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ああ、

わたしは、


この役割を演じることで、


家族を助けたかったんだ。


この役割を演じることで、


みんなに笑顔になって欲しかったんだ。


わたしたちはもう、みんな大人になった。


だからわたしはもう、この役割を引き受けない。


わたしはわたしの道をあるく。


わたしがしあわせな道をゆくことが、それぞれのしあわせになる。


だからわたしはわたしでしあわせになっていい。


わたしはもう安全な場所にいる。


満たされて安心している。


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ずっと罪悪感を抱えて、自己肯定感ひっくい人生を送ってきたんですけれど、いまは応援していただくことの修行をしています。よかったらサポートお願いします。いただいたサポートで土偶や土器の博物館に行きます。