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【国会の楽しみ方②】選手(国会議員)のキャラを知ろう!

国会の楽しみ方①で、国会はスポーツ観戦と同じというお話をしました。

野球でもラグビーでもサッカーでも、そのスポーツにハマるきっかけって、試合の内容だけでなく、選手のキャラやスペックを知ることで、ファンになったりしてよりズブズブと夢中になったりしますよね。

国会というスポーツも同じで、選手(国会議員)のキャラクターを知ることで、より面白く観戦できるようになると思います。

では、どうやったらその選手の人となりや得意技、強さ、などを知ることが出来るか。

いい選手年鑑があるんです!
その名は「政官要覧」!

政官要覧は市販されており、私たち霞ヶ関の人も1つの課にいくつかあり、国会議員レクに行くときには必ず読んで行きます。
(※レクとは説明会みたいなもの。詳しくはブログ参照 【霞ヶ関用語】レク・・・っていっても楽しいイベントじゃない)https://note.com/ichika_maikka/n/n5646b26ed913 

政官要覧

政官表紙

【本の解説 抜粋】
衆参国会議員722名の政治家人物像や官庁幹部職員 約5,600名の人事データなど、政界・官界人事情報をまとめた1冊です。
国会議員の紹介ページでは、出身地や経歴、当選回数などの基本情報はもちろん、最近の選挙の状況や政治信条、さらには座右の銘、趣味などの「プロフィール」も記載。議員の人となりを見ることができます。
このほか、独立行政法人や政府関係機関(特殊法人)、都道府県、政令指定都市の幹部職員録を掲載。

ということで、これ1冊で政治家も官僚の幹部もどういうキャラの人がいるかわかります。(※官僚については経歴や趣味などは載っていません)

これが出版社に掲載されている参考ページです。

政管要覧3

まず注目すべきは政党。与党なのか野党なのか。与党だと国会の質問は仲間内になるので、基本的に褒め路線、野党だと政府が敵になるので、質問は攻撃的・批判的なものになりがちです。
当選回数は、議員の中での地位というか強さに繋がります。
経歴は、世襲議員なのかとか、官僚出身なのか、どんな経験してきたのかがわかります。
趣味や家族構成、座右の銘も書かれていたりして、キャラクターが垣間見られます。
そして、これは完全に偏見ですが、秘書欄が空欄だとしょっちゅう秘書が辞める=ブラック事務所なのかな、と思ってしまいます。

これで、基本的な情報を把握して、次にその人が今どんなのことに興味を持っているのか、そういう思想、主義主張なのか知るために、選手のホームページやツイッターを見ます。
ここで、かなりキャラクターがわかります。

そして裏ワザ!?として、googleとかで検索するときに、
議員の名前 スペースを押すと、連動して下に検索候補が出ます。
例えば、「小泉進次郎スペース」とすると、「名言」「ブログ」「ステーキ」「ポエム」などが出てきます。
人によっては、「セクハラ」「パワハラ」とかも出てきたりして、過去の不祥事がわかったりします…「パワハラ」「セクハラ」と出た人にレクに行くときは、少し緊張します…

選手(国会議員)は、応援してくれる地元を大事にしているので、議員会館の事務所の中も地元のグッズやポスターがいっぱいあるところもあり、面白いです。(たまに自分の選挙ポスターばかりはっている自分好きそうな人もいますが)

色々調べて、実際の国会質疑を見ることで、自分の押し選手(国会議員)ができると面白いですね!

ちなみに私はレクとかで話をして、「めっちゃ冷静で頭いい!」とか「丁寧に話をしてくれて、偉そうにしない」人にグッときますね~。直接に選手と話ができるのは、役人やっていて面白いところかもしれません。
でも圧が強い人と会うと、後でぐったりと疲労感がきますけどね…