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猫を飼うまでの日々。初お見合い。

10月。ネコ活本格始動。

まずは、運命のネコ候補①の不動産屋さんから紹介されたにゃんこはどうしているのか、連絡をとってみました。
「元気にしてますか?」とメールしたところ、
「実は、スタッフが引き取り幸せに暮らしています。きにかけてくれてありがとうございます。」
とのお返事が。やっぱり、一緒に過ごしている人がそのまま家族になるのが一番良いよな、と納得のお返事でした。幸せになれよ!!

次に運命のネコ候補②のショーウィンドウ自らアピール猫にトライ。勇気を振り絞り、里親募集のポスターを貼ってあるお店のドアをガラガラ…

玄関でステテコ姿で書き物をしているおじいさんが、なんや⁉︎と怪訝そうに見てきました。
「あのーーショーウィンドウで寝てる猫を見たんですが…里親募集と書いてあって… 」
とおずおずと尋ねると
「あれはうちの子やw あのチラシはな、知らん女の人が貼らしてくれ言ってきたからはらしたったんや。たしかに模様似てるな!でもうちの子は募集しとらんw ようわからんからチラシのところの電話にかけてくれ」
とのこと。勇気を振り絞ったけど、人違い…いや猫違いなんかーーーい、ということでした。
どうりで、チラシの人見知りと書いてるのとキャラが違うはず。振り出しに戻るです。
でも、猫違いだけどこれも縁かもしれん… 連絡をしないことで後悔したくない、いっぺんは会ってみたい!と思い直し、数日悩んだ末、もう一度勇気を出してチラシに書いてある電話番号にかけてみました。

そうしたら、
「近くやから良かったら一回会いに行くだけでも会いにきたって!」とフレンドリーな回答。
ひぃー!ついに!初お見合い!と緊張の中、あれやあれよとお見合いの日取りが決まったのでした。

電話をかけてから初めての週末。ついにお見合いです。チラシを貼った人と待ち合わせ、保護猫活動について伺いながらニャンコのいるお家へ。
どうやら保護猫活動は色々あって、NPOなど作って組織的にやっている所もあるけれど、その人は地元の人で、地元コミュニティの中でニャンコネットワークがなんとなくあり、その中でニャンコのやりとりがあるらしい。
「歩いてたら子猫をよく見つけるから拾ってネコを預かってTNR(去勢、不妊手術をすること)して誰かネコがかえるお家にお願いするねん。そこからまたずっと飼ってくれる人を探していくねん。猫飼ってる同士はなんとなく繋がってるからたまに連絡取り合ったりお茶したりしてるねん」とのこと。

歩いてたら子猫を見つける…!?私は人生で見つけたのは一回きりだけど、歩いてたら見つけるってどゆこと?

なんとなくのニャンコネットワークって、地元の秘密結社みたいだ!地域で猫飼っている近所のお家やお店めっちゃ把握してるし、スゴイ…

と未知な世界が急に現れました。

ポスターのネコは、ポスターを貼った人のおうちではなく、その人のたまたま散歩で出会った地元の人が飼えるスペースあるから預かってくれてるとのこと。なんて懐の広いコミュニティなんだ…

謎が謎を呼ぶ話に興味津々。

肝心のニャンコは、まだまだ人見知りらしく、じっと遠くから見つめてる子と、撫でさせてくれるけど、まだ心を開いていない1歳の姉妹猫。
かわいいんだけど、その場で飼いたいと即答できず…一旦保留。

色々と保護猫の婚活事情も教えてもらい、子猫が人気で、なかなか大人になった猫は貰い手が見つかりにくいらしい。
「人間と同じで、みんな若い子嗜好なんよ…。この子らは1歳になったから行き遅れ…」
保護猫の世界も世知辛い…
しかし、子猫は人間の子供と同じで手がかかり、日中仕事に行っていると気が気でないかもしれない。子猫同士の中で社会性が育つので、あまりに小さいうちに1匹になると、どれくらい噛んでも大丈夫かなどの加減が学べなくて後々大変になることもあるとのこと。

改めて、自分は若いピチピチした子がいいのか、落ち着いた自立した大人がいいのか、考える機会になりました。

初のお見合いは、新しいニャンコネットワークとの出会いでもあったのでした。